朝の通勤時間帯の山手線

乗り込んだドアの左手側、座席の白髪老人から酸味を帯びた悪臭が漂ってくる。


ラッシュの時間帯にもかかわらず、ジイサンの周辺にはちょっとした空間が広がっている。


この手の人をジックリを観察するのが大好きなので、８０センチ程の距離を置いてチラ見しづつけた。(^_^;)


ウトウトと眠りながらも時折り目を開けるジイサン、９０％が白髪の髪の毛にはフケもなく、脂ぎってもいない、ドレッドヘアーのように粘液でくっ付いた風でもない、自分で刈ってる様子もなくＱＢ１０あたりでカットしているのか？、仲間がハサミで刈ってくれてるのか！？

全体的に紺色の服とスボンには体液で出来たと思われる白い筋模様が幾つも浮き上がっていた。


カラダ全体から放たれる独特のアンモニア臭・・・


吊革を持つ腕に鼻にぎゅっと押し当てて、悪臭をシャットダウンする。(~_~;)


人間って発酵するとこんなスッパイ臭いがするのかなぁ〜！？


そのジイサンの様子からして、目的地（降りる駅）があるとは思えない・・・まぁ車内に居る限りは暖房も備わっていて凍死することもないだろうし。


もし、俺がン十年先にこんな風だったら・・・どうなんだろ！？　受け入れられるんだろうか、、、　そのジイサンと俺を置換えてみる・・・。


マジメにコツコツと仕事に励もうと思った。


これぞ典型的なルンペン・・・山手線に乗って暖を取るルンペン。


この時の人ほどのインパクトは無かった。(^_^;)