日々是修行也
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登場する人物・団体・店名等はすべて架空のもので、仮に存在していたとしても単なる偶然です。 また、暴力・犯罪・性的描写も個人の思い込みによる勝手な想像です。

2006年05月13日(土) 避妊薬と中絶薬の違い

TBSの”CBSドキュメント”から、、

日本では”モーニングアフターピル”で知られている経口避妊薬がある


アメリカでは”Plan B”(プランビー)として知られていて、レイプ被害や不慮の事故で妊娠の危険にさらされた女性が服用して妊娠を防ぐ薬だ。


しかし、処方薬としての取り扱いなので医師の診断を受けて処方箋を書いてもらわないと購入出来ない。


・・・が、レイプ被害や不慮の中出し(ちょっと不適切だけど、解り易い)といった事故に遭って、72時間以内の服用が必要なクスリを手に入れるのに前出の様な手順を踏んでいては、制限時間内の服用が妨げられる恐れがある。


ということで、医師達が一般薬として街のドラッグストアーで購入出来るようにFDAに働きかけたが・・・政治的な圧力で拒否されてしまった。というストーリー


避妊を認めていない宗教(カソリック)的な考えが阻止したという。


確かに、コンドームの利用を禁止したり・・・とにかく避妊に対して否定的なのがカソリック


中絶手術を行う医師をリストアップして殺害していくといった過激な行動にでる一派がアメリカにいることも報道されている。(小さく、、)



しかしこのクスリ、日本では個人輸入で手に入れることが出来る。(詳細は書けない・・・あんまり詳しく書くと日本の薬事法に引っかかるので、、)




”RU486”というのはフランスで開発された経口中絶薬で、この薬は妊娠維持に必要な黄体ホルモンに作用して、7週間以内であれば流産が可能だ。


しかし、あまりに安易に自然流産が可能な為、当初の発売元だった製薬会社はカトリックや右派の反発を買い、猛烈なボイコットや不買運動を受けて撤退。


現在承認されている国は、フランス、英国、スウェーデン、イスラエル、ロシア、スイス、オランダ、ベルギー、ルクセンブルグ、デンマーク、フィンランド、ギィリシャ、スペインだ。


しかしアメリカでは認可されていない・・・その理由はアメリカがフランスと仲が悪いからというだけでなく、前出の中絶反対派の存在がある。



RU486”ミフェプリストン(Mifepristone)”が受精後の服用で中絶薬であるのに対して、Plan Bは受精を妨げる避妊薬であるという大きな違いがあるんだけど・・・



中絶反対派にしてみれば同じ事らしい、、



しかし、こんな薬一つをとってみても国・政治・宗教や医師・製薬会社・薬局の利権が複雑に絡み合っている。


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弥勒(みろく) [MAIL]

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