この日の続き、、


とりあえず裸のまま枕元にある受話器をとりフロントに電話する。



「あの〜、他の部屋で空きあります？」



『他の部屋ですか？？？』



「ええ、部屋替えたいので」



『少々お待ちください・・・』



・・・・・



『あの〜、９８００円の部屋なら空きがありますけど』



「それでいいです」



『少々お待ちください』



「？？？」



『あの〜、部屋を移動される前に前金として1万円をお預かり出来ますか？』



「はい、構いませんけど、、」


”このホテルは入室時に自動精算機で支払うのに、何で部屋を移動する前から現金を要求するんだぁ？？”



５分ほどして部屋のチャイムが鳴った。



服を着た状態でドアを開けると、４０ぐらいのオバチャンが立っていた。



オバチャンに現金1万円札を渡すと引き換えに”預り証”を渡してくれた。



同時に『お部屋は最上階の○○○になり、直ぐに入れます。』とオバチャン


「じゃ、直ぐ移動します」


一旦ドアを閉め、身支度を整えた彼女を連れて”狭い部屋”を出た。



そしてエレベーターで最上階に向かう。



指示された最上階は”狭い部屋”の３倍ぐらいの広さがあった。



つづく、