日々是修行也
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登場する人物・団体・店名等はすべて架空のもので、仮に存在していたとしても単なる偶然です。 また、暴力・犯罪・性的描写も個人の思い込みによる勝手な想像です。

2005年04月18日(月) お手紙ありがとうございます

4月18日の日記は音楽の話題を書く予定にしていたんだけど、ある一通のメールを頂き話題を急遽変更して書くことに。


それは、4月13日付けの(日本レコード協会のくだり)に関して

”異なる立場から思うところがあり”筆を取ったと書き出された、著作権保護がないと食いっぱぐれてしまうという方からのメール。

そのまま”ココ”にコピペしたい程の心情が吐露された中身の濃いメールだったけど、勝手に転用するのは非礼なので以下に要約する。 (勝手に要約してその方の本意とかけ離れてしまうともっと非礼でもあるんだけど・・・汗)


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音楽・映画・出版が僅かばかりの著作権収入で生活している作家やアーティストが多数存在する業界であること。また、それをとりまくレコード会社や出版社も営利目的の企業であり、著作権から派生する仕事を通して生活の糧を得ている社員やその家族が大勢いること。

コンテンツの中身が視聴者にとって「娯楽」であっても、彼らにとっては無くてはならないメシの種であるということ。

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視聴者や読者といったユーザーの著作権を無視した行動(勝手なコピーや流布)はクリエーターの制作意欲をそぐばかりか、それら作品の製作販売に関わるすべての人達の生活をも破壊してしまう脅威だ。


それらの破壊的行為はやがて巡り巡って、楽しいコンテンツを享受できなくなるという、ユーザーに跳ね返ってくる事になる。



簡単にコピー環境を作り出せるデジタル機器を発明・製造・発売し、ハードで売り上げを伸ばしてきた日本の家電メーカーも大きなターニングポイントを迎えている。 人件費が日本の数分の一という安価な労働力と、あっという間のデザイン模倣やチョットした電子部品や機器なら自前で造れる程の技術を身に付け始めた中国の脅威。 著作権とまでは行かなくても、数多くの”ものづくり”ノウハウや技術が中国に流出してしまったのも事実だ。



思うがままにダラダラと書いてしまったが私が言いたかったのは、


「皆で分け合って、美味しいコンテンツをコピーして安く手に入れましょう」というのではなく、


「著作権を持つ”モノ”を誰もが平等に手に入れられる環境とそれらを平等に負担(対価の支払)する義務を負う制度を作らないで、モグラ叩きしててもダメだろう」という事です。



でも、読み返してみれば徴収できるところからお金を取るレコード協会の手段をただ非難しているようにとれる。この点は反省しなければ、、、


払ってくれるところから徴収するといった小手先の手段ではなく、抜本的なルールを創らなければならないだろう。(前出のような記事がマスコミを通じて流れることで、ある程度の抑止力にはなるのかも知れないけど・・・)


それには、”民”の力ではなく”官”(政)主導で推し進めていかなければならない数多くの壁があるんじゃないのかな。


沢山献金してくれる金融や医療業界からの要望や陳情は即座に対応するくせに、自分達の懐が潤わない文化系産業に対して無策な政治家が数多い事が最低なんだけどね・・・。


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弥勒(みろく) [MAIL]

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