井ノ本的
 written by 井ノ本R
 
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2004年11月13日(土) 魂を半分くらい売りました。そのに

(前回のあらすじ)
井ノ本Rは高校時代にジイドの狭き門は変態小説だと思います、という読書感想文を書いて国語教師を涙目にさせた。

で、まあ、ガイジンジョークが大嫌いなくせに外資系企業勤務の井ノ本Rです。
外資系なので外国人がウヨウヨしています。
ウヨめいています。
別にいいのですが日本語ができない人もウヨめいています。
個人的には日本で働くなら最低限日本語できて欲しいなあと思うんだけどやっぱり駄洒落とか言われるとむかつくからまあいいかと思っています
おいといて

外資系企業なのでお社長も外国人ですヨォロップ人です
いわゆるガイジンノリですなんか無駄にテンション高いです
ミーティングのときとか両手を広げて
「カモォン!コミュニケイショオオン!」とか言います
そのたび心の中でわたくしが「ブレイクダウン!」と叫んでいることなどきっと彼奴は知らぬのでしょう
知ってたらニュータイプだな
おかしいなあわたしオールドタイプなのに
おいといて

まあ社長というものは私のようにえらくもない社員からすると普段あまり会話などしないですむ存在なのですが、
珍しくお社長に誰かヨォロップ支社の人を紹介してもらわねばならんことがあり。
しょーがないので昼ごろお社長のところにいってかくかくしかじかまるまるさんかくつきましてはどなたかよさ毛な人を知りませんかー
(以下和訳にてお届けします)
お社長(以下お):うーん心当たりないなあ
井ノ本(以下井):ナヌー
お:いやでも待て待て責任者に直接話してしかるべき人を紹介してもらうよ!ニコッ!
井:(笑顔はいいから紹介してくれや)はあそれはありがとうございますお骨折り恐れ入ります
お:ノープロブレム!ザッツマイジョブ!ニコッ!
井:サンキューベリーマッチ(もう和訳する意味ないなこの会話)
お:じゃあさっそく電話するね!善は急げだよ!
井:(えっヨォロップに電話すんの?)あーいやそんな
お:ノンノンノンキミは僕に任せてくれればオッケーだよーじゃあ電話をするねーピッポッパ
井:(やっぱ肉食文化ってテンション高めるのかなあ)
お:(電話している)(そしてなんかうちひしがれている)
井:(なんとなくオチが読めてきた)
お:なんということだー
井:どうしたんですかー(棒読み)

お: 時 差 が あ る の を 忘 れ て た よ !



0.2秒くらいの間に山のようなツッコミが頭をかけめぐりました
ええそれはもう山のように

しかしわたしはそこで
お社長と一緒に
HA!HA!HA!と笑い
あまつさえ

井:私もよくやります、おんなじですね!HA!HA!HA!

とすら言ってしまったのです…

調子に乗るお社長が
お:まるで24時間寝てない人みたいだね僕!HA!HA!HA!
というどこがどう面白くそしてどこをどう笑ってほしいのか一切分からないことを口走っているのに

井:まったくですね!HA!HA!HA!

とさえ言えてしまったのです……


もしかしてガイジンジョークで笑うというのは疲れてしまってどーでもいい状態の人がとりあえず笑うのと同じなのかもしれないと思いました
と言い訳したってわたしの魂は半分売り渡されたも同然ですけどね!(どす黒い顔で)

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