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 written by 井ノ本R
 
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2004年10月28日(木) 松木安太郎のブランド価値

ペルー戦のロスタイム劇場に5月8日味の素スタジアムのロスタイム劇場を思い出しブルーになった井ノ本ですこんにちは。
FCトキオだいじょうぶじゃろか石川がいらいらしてるからダメそうだけど

ペルー戦じゃなくて今日はその後の話。
ペルー戦終了後のアレ見ましたか?
そうアレとはソニー生命のCM。

ソニー生命はライフプランナーとかいってまあ簡単に言えばその人のライフステージに合わせた保険を提案する人みたいなのが売りのようです。
なんか今までのCMを見た感じではマスターカードの言葉の通じない国で出会った何かPricelessなみのうさんくささだなーとか思ってたんですが(ごめんなさい)、
このCMはヤバかった。
だってだって
出演が

松木安太郎なんだもん。

松木安太郎といえばサッカー中継をご覧になる多くの方にとっていろんな意味でキャラの立ったいや立ちすぎた人として想起されることと思います。
あのウザいことこの上ないもはや解説の体をなしていない暑苦しい解説。
セルジオ越後との全く成立していない会話。
テカった額。
もうすべてが
ウザい。
うるさい。
黙れ!
って感じでした。

それが去年のアジアカップ忘れもしないヨルダン戦のPKあたりからなんか微妙に人気者。
わたしはNHK-BSを見ていたのでリアルタイムでは見ておらず後で見せてもらって知ったんですが、
あのPK戦のときばかりはあの「あきらめちゃいかん!」という一見かっこいいけど実はとってもテキトーな言葉がすごく感動的に聞こえました。
いやーあのときばかりは松木の言葉が泣けた。
おかしい松木で泣けるなんて変だ
とサッカーファンはみな思ったことでしょう。
そしてペルー戦。
あのアジアカップを乗り越えたはずのジーコジャパンのふがいない試合っぷりにみな落胆したことでしょう。
川口…!!
とかなんとかサッカーファンが思ってるところにソニー生命のCM。

どういうCMかというと松木は父親役でして。
子供がサッカーをするのを見守り応援している(もちろんあのウザさ全開で)父親。
そして傍らにはライフプランナー。
試合中には熱く(ウザくなる)父。
「走れー!」
月日は流れ息子は大人になりそしてプロに。
ふと父の声を聞いた気がして振り返る息子。
そこには父に代わって「走れー!」と声を送るライフプランナー。
しかもBGMはショパン「別れの曲」。

えっ
松木
死んじゃったの・・・!?

ワーン
って
エーッわたし今ワーンとかいってる!
あんなにウザい松木とか思ってたのにワーンとか言ってる!
なんということだー
気がつけば松木はウザいけどいないとさみしい存在にー
最近のCMはダメだなーとか思ってたんですがひさびさにしてやられた気分。

やっぱり存在感あってなんぼなんだなあと思います。
どういうベクトルであれ、その存在を感じさせなきゃいかんのですね。
ウザかろーと熱かろーと覚えられてるうちが花というか。
こないだのゾノさんのさみしい引退報道を思い出すとまさにそうだなあと。
松木は今ある種自分をブランド化できたといえなくもないですね。

井ノ本的は松木安太郎のことが案外嫌いではない様子

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動画が見つかりませんでしたがニュースリリースは見つかりました
http://www.sonylife.co.jp/corp/news/nrpdf/050520cm.pdf

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