井ノ本的
 written by 井ノ本R
 
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2004年09月26日(日) 電車女たち その1

毎日電車に乗って通勤している井ノ本ですこんにちは。
JRと地下鉄を利用しています。

地下鉄ではそれほど見かけませんがJRだとわりと頻繁に見かけるものがあります。
それは電車の中で化粧を始める女性たち。
年代はまちまちですがわたしの通勤時間帯だと10-20代が多いかなあ。

化粧を始めるというのはいわゆるフルメイクを指します。
ちょっと鏡を覗くとかその程度じゃもう化粧とみなせないというか、
それを含めてしまうともっと出現率が上がるというか。
個人的にはいかがなものかと思うのですが、
電車内化粧人すなわち電車内メイキャッパーたち(あえてこう呼ぶ)には逆にわたしがどうして「いかがなものか」と思うのかが理解できないようです。
電車内の話ではないのでちょっと違うかもしれませんが、
とある女性(20代)がわたしとわたしの友人と食事をしたとき、
その女性が突然テーブルの上にポーチを出して食べながら随時リップを塗りなおしたり、
店に入る前に通りかかった化粧品店で試した香水(テスターを手首にがしゅがしゅ吹き付けていた)を嗅ぎまくったりしていたので呆然としたことがあります。
和食店なのに…
しかしそんなことは気にしない。
その女性にとっては「リップが落ちたから直した」にすぎないことであり、「さっき試した香水がどんなふうに匂っているのか気になったから嗅いだ」にすぎないことなのだそうです。
なんていうんだろ、自分しか見えてないってまさにこういうことなんだろうなあ、と思わされました。
目の前に他人がいるということの意味がわからないわけですね。
気にしない人もいるのかもしれませんが、ドン退きする人もいるってことがわからないみたいです。
(ちなみにこの女性、大皿の料理をじか箸で半分くらい一人で平らげたりもしてました。取り皿っていう観点がないんだな…)
勝手な推論ですが、きっとこの女性も電車の中でリップを塗りなおしているんだろうなあ、と思わされます。

なんというか化粧する前の顔って言ってみれば舞台裏だし、裸みたいなものなので、
私自身は人前に素顔を晒すことに対して非常に抵抗があります。
(コンビニに行くのにもフルメイクしてから行っちゃうしな…これもこれで極端なんだけど)
だからかしれませんが、余計電車内化粧に取り掛かろうとしている電車内メイキャッパーズを見ると、
まるで裸を見せ付けられているみたいでどうにもこうにもいたたまれません。
でもって、化粧をしているときの顔ってどーしたってマヌケになります。
マスカラをつけてるときの半開きの口とか、あれをマヌケと言わずして何をマヌケと呼ぶか、という感じ。
裸の人たちが謎の裸踊りパフォーマンスをしているかのようです。
ああいたたまれないいたたまれない。

おまけにあれって実害も多少あるのです。
こないだ隣に座った女性がおしろいとブラシを取り出して
ザバババババァアアっとジョジョのように顔中に塗りたくってました。
もうえらい量。
当然粉飛びがすごいのなんの。
両隣の人すなわちわたくしにも粉飛びが!
しかし女性は気がつきません。
黒いジャケットを着ていたので仕方がなくわたしは粉を軽く払いました。
しかし女性はどこ吹く風で次のメーキャップアイテムを取り出しています。
謝りません。
つうか気がついてません。
謝らないのは悪意があるからではなく気がつかないからなのです。

マナーとかそういう次元じゃないなあ、と思います。
だって気づきがないのだもの。
学習するわけがない。
マナーは学習しなければ身につかんのだからもうどうしようもないわけです。
隣の席に座っているけどこの女性とわたしの間には暗くて深い川があるなあ…
とため息をついたりしていました。

ツッコみたい気持ちはあるのですが気づきのない人にツッコみを入れても逆切れされるだけなのでどーしたもんかなあ、と思ってたのですが、
ここへきて先日の事件→
そういえば他にもあったなあ、電車内の謎の女性。
どんなものかは明日の分に書きます。

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