2004年06月10日(木) 群青事変
だっけ?あれ?井ノ本です。 失礼、東京事変ですか(ぐぐってきた)。 でもどっちでもいいような気がしますけどね!笑顔
椎名林檎はどーにも恥ずかしいです。 恥ずかしいっていうか、イタいっていうか。 こないだ書いたUtadaとよく似た恥ずかしさ→■。 Utadaと違うのはより「アーチストっぽいふう」を装っているところでしょうか。 概念としてのアーチストっぽさを必死になって演じてるつーか。 演じることに精いっぱい。 演じることに疲れたみたいきらいになったわけじゃない いやどっちかというときらいなんですけどね椎名林檎
きらいとかいいつつ椎名林檎の1枚目のアルバムは持っています。 これは好き。 イタいんだけどそのイタさがよい。 多くの人が思春期あたりで経験してるであろうありがちな「個性的でありたい!」とか「自分を表現したい!」とか「ワーキャーされたい!」とかいう欲求が前面に出ててよい。 笑っちゃうくらいありがちでこっぱずかしいんだけどそこがよい。 案外こういうのってなかなか作れないと思うのです。 他人から見たらこっぱずかしくなっている状態でないと作れない。 素で「ベンジーあたしを殴って」とか書いちゃってるところがイタくてよい。 なんというか、そういうイタい素というのはある種の共感は呼ぶと思うんですよね、だから売れたってのあるんじゃないかなあ。 でもそこで本人ヘンに知恵ついちゃったんだろうなあ、看護婦の格好とかし始めてどんどんおかしくなってった。 最初は素で笑いを取れてたマルシアがどんどんおもしろくなくなっていったのと似ていると思います。 気づいちゃダメなんだよなあ。 しかも気づき方がヘンだしなあ。 そしてどんどんビジュアルにはお直しが入るし浅くペダンティックになっていくし音はどんどんつまらなくなっていくし知らんうちに結婚とか出産とか離婚とかしてるし なんというかわかりやすすぎる迷走っぷりが泣けます。 1枚目出したころの「ワーキャーされたい!」っていう願望が叶っちゃったからどうしたらいいかわかんないんだろうなーとは思うんですが。 東大に入る!とかどこそこの企業に入る!っていうのが目的で入学/入社後のこと考えてない子のようで。 こないだ出してたカルキがどーのとかいうやつどーしようもなかったもんなあ。 自分で自分を演じすぎてエスカレートしてどんづまってるつうの? ダメスパイラルに入ってる感じ。 とかいってたら椎名林檎をやめますとかなんとかいってて、へーどうせ半年もしたらまた名前変えて戻ってくるんだろうなーと思ってたら東京事変ですよ。 ただバンドになっただけって… いやいいよ百歩譲ってバンドになってもいい でも「ソロでやることはやりつくした」っていうんだったら昔の曲となんら変わりばえしない曲出すなよ… なんら変わりばえしない公式サイトつくるなよ… つうかライブでソロの歌歌ったりソロのころのビジュアル使ったグッズで小金稼いだりするなよ… なんか情けなくなってくるよもう! なにがしたいんだよお前は! とここでさっき書いたUtadaの話と同じだなーと思うわけです。 Utadaはいわゆる歌謡曲な分まだ聞き流せるんですけどハンパに我の強い東京事変の音は耳障りです。
とここまで考えて改めてラ・ムーは偉大だったなあと思う今日この頃
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