2004年02月20日(金) ギルガメッシュといわれて思い出すのは
当然飯島愛なんですが。 そういえば飯島メメって何してるんだろうおっといけない井ノ本ですこんにちは。
こないだ「ギルガメッシュ」を初めて見ました。 フジ系列の深夜に放映されてたアニメです。 石森章太郎の隠れた名作を現代のえーとなんだっけ要はリメイクしましたよというアニメ。 話は全26話の20話前後とかでなにやら佳境のようです。 の割にはなんかなんだかなんだかなあ… 絵が暗い。 わざとかもしれませんが登場人物に表情がなくなんか顔がほとんど同じ。 これは予算のせいだと思いますが絵に動きがない。 「電光石火供えガイ」の戦闘シーンを思い出します。 ハワー!ワー!ワー!バタリ やった…わしはついに勝った グッバイ、エレガントシティ… ってほんとそんな感じじゃねーか! なんなんだいったい。 しかも飛び交う意味のわからぬ造語たち。 おまけにそれがなんというかどっかで見たような造語たち。 ツインエックスとかシェルタリングスカイとか。 それこそギルガメッシュとか。 そのどっかで見たような感のおかげでなんとか内容を脳内補填できるんですが、 なんつうか辛気臭いアニメだなあと。 あまりに辛気臭い上に絵がなんかこわいので原作ってどうだったんだろうと思いつい手に取ってしまいました。
で、原作なんですが。 えーと。 何これ。 打ち切り? すげえ唐突なところで終わってるんですけど。
でもって全然ストーリーが違う。 なんだこれ。 キャラの名前とギルガメッシュの存在くらいじゃんか同じなの。 そして
原作のほうが はるかに つまんない……
なんつうかとにかくつまんない。 ムダに壮大なわりに話がシットコムみたいになったりする。 で、破綻しまくったあげくに宙ぶらりんで終わり。 石森の悪いパターンそのまま。
思うに「隠れた名作」ってのは隠れてる時点で名作ではないのですよ。 未発表ならともかく一度は発表されてるんだったら評価されてしかるべきだと思います。 ましてや石森みたいな人なら作品をあさって映像化とかされまくるだろうし。 映像化しにくい短編じゃないんだし。 それで埋もれてるってことはそうだよなー。 そういう意味では無難なきらいはあるけれどいちおう見られる作品に作り直したスタッフはえらいのかもしんまい。 ほとんどオリジナルだもんなあ。 でもだったらなぜオリジナルでやらないんだろうか。 と思いながら公式サイトの掲示板を見たりファンサイトを見たりしていてふと思ったのですが、
オリジナルとしてやるより実質オリジナルでもリメイクって言ったほうが予算とかとれるのかなあ。
考えてみたらそうかもなあ。 海のものとも山のものともつかないオリジナル企画にはスポンサーも予算を出すのをためらうのかもしれません。 私がもしスポンサーだったとしたら同じことを思うかも。 たとえ内容がビミョーであったとしてもリメイクだったらうっかり石森マニアがお金を落としてくれるかもしれないし、 「隠れた名作をリメイク」とかいう言葉にひかれて見てくれる人もいるかもしれないし。 アブラモビッチくらいお金がありあまっているひとではなく企業の宣伝部社員だったらそう思うんじゃないかなあ。 で、まあ、作り手としても隠れた名作だけに好き放題リメイクできますしね。 サイボーグ009の内容を変えたら非難GO!GO!郷ひろみだと思いますがギルガメッシュならだいじょうぶい。 だって原作自体読んでる人少ないし。 石森側もそれまでとくにお金になってなかった作品で版権料が入るならもうけもんだし。 とかいう理屈で生まれたのかもしれませんね。 アニメなんてそれこそガチのコンテンツビジネスなのにそんなんでいいのかなあ、という気もしますが。
ほかにもいろいろ思うことがあるのですがそのへんはまた別のときに書きます。 つうかなんでこんなにいろいろ考えているんだろうか(よっぽど原作がつまらなかったのに腹が立ったらしい(どうやら買ってしまったらしい))
======================================= ギルガメッシュ公式サイト http://www.gilxx.com/
フラッシュ使えばいいっていうものではないよな… ======================================= |
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