ESSAY
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2007年04月18日(水) ブラッド・ダイヤモンドを観てきたよ

水曜日=レディスディ 映画1000円 っつうことで
久々に映画を観に行って来ました。

地元にも、ついに映画館ができたのですよっ。
梅田とか京都まで行かずに済むのです。
はぁ、楽チーン。


で、時間帯(昼過ぎ〜夕方)で観られるものが少なくて。
同僚が「あたし、これ観るつもりやねん」っつぅ言葉で
『ブラッド・ダイヤモンド』を選択しました
(他はケロロ軍曹とかドラえもんだった……)


まったく予備知識ゼロで観覧。


いやーーーーー。疲れたっ。
これは、ある程度覚悟して入るべきものだったよ。
お気楽フンフーン♪でコーラ片手に入ったワタシは
ダメージくらいました。今日の夕飯、いらないかも(食欲がなくなった…)

中身はざっくり言うと、
アフリカの内戦、ダイヤモンドの密輸、家族の絆……。
そんなものが入り混じった感じでした。

映画の最初から、反政府軍による残酷なシーンから始まって。
命ごいする村人はあっさりパンパン殺される
つかまえられた村人は、楽しみのためのように
ゴロリと腕を斬り落とされる
傍若無人なゲリラ組織は、愉快に笑いながら殺戮する

………ぎゃーー!! なんじゃこりゃーーー!!


のっけの5分で肩に力が入っちゃったよ。 (゚Д゚)アワワワ


そんで、家族と離れ離れになった準主人公 ソロモンは
ダイヤの採掘場である、川に連れていかれて。
そこででっけーピンクダイアモンドをみつけて、こっそり
隠したんですよ。ちなみに、200万ポンド(約5億円)ぐらいします。

これをめぐって、無数の血が流れるのですよ、おくさん!


主人公 レオ様はダイヤを密輸するバイヤー。ヤギの背中の皮膚の
下にダイヤを埋め込んで密輸してましたよ。
密輸してるってわからないシーンだったんで、警備隊長が
ヤギの背中からダイヤをひっつかんで出したときの、血まみれの
ダイヤに、ワタシかなり引きました。。。
なんか、鮮血にまみれた、透明なダイヤにショックを受けたのよ。

これに、真実を追究するっていう、女記者が絡んできます。
んー、あんまりワタシの中にインパクトが残ってません。

背筋にちからが入ったのは、ゲリラ組織が捕らえてきた
少年たちを、兵隊にしていくところ。
将来はお医者さんになるんだっ! と言っていた少年が
ゲリラ兵になっていくのは、すごく心が痛みました。

そんでもって、もっと怖いのは、最初

ひぇー! 殺してる! ギャー!

とドン引きしていたワタシだったのですが、
物語も後半になると

ああ、死んだ………

ってなっちゃってたんですよ!

殺戮にマヒしちゃってることが怖い!
内戦地域の人は、こうなっちゃってるのかしら?


もうね、これを見ちゃうとダイヤモンドが欲しいなんて
言えなくなっちゃいますよ。
………つっても、別に欲しがっちゃいないけどさ、ワタシ。


こないだみたのは『ナイロビの蜂』という映画だったので、
(製薬会社がアフリカで儲けようとする話)
なんかねー、先進国たちのズルさとか、貧困から這い上がれない
ループとか、胸に澱のようにたまっちゃいました。


ちなみに、先進国が利権として狙ってきたのは
象牙・金・石油があるそうです。
……石油。いまもどっかの先進国が石油を狙って
戦争しかけて、内紛になっちゃってるよなぁーー。

しかもその国の大統領、石油が高くなるから
エタノールで代用しよう! トウモロコシから作ろう!なんて
声高に叫んじゃったもんだから、トウモロコシ大暴騰。

トウモロコシが暴騰⇒飼料が暴騰⇒肉が暴騰
他国から輸入だ!⇒金持ちの国は後進国から輸入
⇒食うや食わずの国民が大量にいるのに、ガソリンのために
トウモロコシを買いあさる(あほくさー!)
⇒少ない食料をめぐり内紛勃発⇒武器輸出で金持ちの国は潤う
……なんて、考えてみちゃったりしましたよ。

はぁ。今日は気が重くなりました。はやいとこ風呂に入ろうと思います。


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