ローヤルゼリーを売出している山田養蜂場から
しょっちゅう電話がかかってきていた。
多分、売りこみ。
平日の昼間の留守電に
「山田養蜂場のサカタです。また電話します」
と、何日か続けて録音されてた。
メッセージいらないから!
土曜日、またセールスの電話。
ダンナが出た。
『もしもし、山田養蜂場です』
『え? ヤマダ用包丁?』
『はい、山田養蜂場です』
『包丁屋さんがなにか?』
『―――……いや、養蜂場です。蜂です』
『ハチ………ハチミツのハチ?』
『ハチミツのハチです。ローヤルゼリー、ご存知ですか?』
『ロー? ゼリー? え?』
………ねぇ、だんなよ。おかあさんと代わってくれる?とかって
言われなかった?
てか、ヤマダ用包丁と聞き間違うところがスゴイよ。
別の日。
間違い電話がかかってきた
またもダンナが出る
『ちょっとアンタ、何番にかけてるの?
またかけてくると困るから教えてよ』
『あ、ボク、携帯電話なんで、一度切らないとわからないです』
ガチャ ツーツー
RRRRrrrr
『もしもし、あ、●*☆-□▲$# でした』
『…………ああ、その番号ちがうからね』
『はい』
意味ねぇーーー!!!!(ダンナ 心の叫び)