ESSAY
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2003年10月14日(火) ガス警報に踊らされた日

つったかたー つったかたー と、テニスを終えて帰宅した平日の昼。

隣の部屋からビーービーービーービーーッ!! と激しい警告音が。
『なんじゃ?』と、隣の玄関を見たら、みたことない老人がひとり。

隣人は、引っ越してきたときにチョロっと挨拶に来たぐらいで、知らない。
でも、若夫婦だったような。


DAI 『え…と。おたく、は……?』
老人 『なんだかよー、ビービー鳴ってんだよなぁ〜。どうなってんの、これ?』

……だから、誰?

老人 『おら、この娘の父親だけんさー、来てみたら鳴り出したんだよ〜』
あー、お父さんね。
DAI 『ガス警報が鳴ってるんですよ。インターホンのところで止められますよ』
老人 『は? ちょっとよくわかんないだで、あんた来てよ』
DAI 『は!?』

テニスラケットを背中にしょったまま、隣の家に。

ガス警報機を止めたら、今度は天井から『ガスがもれてます ガスがもれてます』と
女の人の声が!

DAI 『マンション管理会社に電話した方がよさそうですね』
老人 『あ?あ? 今日補聴器忘れちゃってよー、わかんねーんだわ〜』

ワタシの声は一切聞こえないようです。
隣の家には電話もないようで。若夫婦は携帯のみで生活してるとのこと。

しかしあれです。隣人がまさか家に入ってこようとは思ってもなかったでしょう。
布団しきっぱなし。 服ぬぎっぱなし。 うちもそうなのでどっこいどっこいですが
かなり恥ずかしいに違いない。ごめんね〜。

でも、うちと間取りが違うってことを発見。<どうでもいいことだけどさ

共稼ぎで深夜帰宅なので、平日たまに奥さん方の親が来て掃除してるようだ。
うらやましい。

結局、管理会社に電話したら、天井の器具を一度外してまたつければ大丈夫といわれ、
よくよくみたら、隣家には椅子もなく、

うちから椅子を持ち出して天井の器具を外してはめて(ワタシが)

それでも鳴り止まなかったので、今度はガス会社に連絡して(うちから)

ガスは使ってないから故障だと思うけど、ガス栓はしめようよと言ったら、
ジェスチャーでわかったのか、じいさんはガス栓をしめたけど、
どうみても水道元栓で(使えねぇ)

ガス会社からの連絡はうちの電話番号で、責任者はワタシになっていて。
(電話のやりとりがまたややこしかった!)

事態の説明と今後のやりとりがじいさんでは聞けないのでワタシが再度立会い、
(メシ食いてぇのに!)

バルサン焚いた? の質問に、焚いてませんと適当に言い
(食器がそのまま&布団が敷きっぱなしだから、違うだろうきっと)
ガス使った? の質問に 多分使ってません とおじいさんが言ってました と適当に。
(ガス会社もさー、隣家の人間にそんなこと聞くなよ、アホだなおまえ)

警報機の故障ということで、サービスマンを呼ぶので窓口になってほしいといわれ、
(昼ドラ始まっちゃうよ!)

じいさんからは『家に電話してばぁさんにきてもらいたい』といわれたので電話をし、
(電話してくれやぁ、と言ってうちにズカズカ入ってこられても困ります。子機!子機があるから!)

駆けつけたばぁさんからマンションの苦情と娘たちの共稼ぎの愚痴と今日のお礼を
5回ぐらい繰り返し聞かされ、
(そんなに言うなら同居すればいいじゃん)

やっと落ち着いて昼ご飯を食べ始めたときに、ばぁさんがお礼だと
近所のスーパーから買った果物を持ってきた。
(歯にノリがついてるかも!いやーん!!)

サービスマンがやってきて、狂想曲に終止符が打たれました。

なんだかもう、散々な日でした。

でも、知らない人が家の中に入ってくることがあるんだなぁ、と学んだ一日。
掃除はきちんとしなくちゃ、かなぁ。

 


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