ESSAY
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2003年07月14日(月) 流産・妊娠・子宮ガン

つづきより。

なっちゃんは身重の体になってから、別れをきりだされたようです。
しかも、安定期に入ってから。
その前は『結婚しよう、こどもがほしい』を連呼。なっちゃんもその気はなかったのに
しだいにほだされて。いざ、となったらこの状態。

なんて男だ! ひどい!

安定期に入っちゃったら、堕ろすという選択肢はなくなります。
また、無理して堕胎しようとしても、骨盤が形成されていたら、注射を打って
早産のカタチに持ってくしかないんだって。
産む、という行為をしなくちゃならないんだって。それは辛い。


『その前から、おかしな兆候があった。
前の奥様とのメールのやりとりが頻繁』

え? 前の奥さん?

『そうなの。私が子供を産んだら、その前の奥さんとの子供と
会っちゃだめって言われたんだって』

え?コドモいるの?

『そんで、前の奥さんのことがやっぱり好きで、
子供に会えなくなったら、奥さんとも会えなくなるから、それが嫌で
私と別れたいんだって』
『私は妹みたいな存在なんだって。妹に手をつけちゃったってさー』


な、な、なんじゃそりゃーーー!!!


『前妻との離婚は、前妻から別れを切り出されて、
自分が振ったわけじゃないから、まだ未練があるんでしょうね』

……って、ぉぃぉぃ、なっちゃん優しすぎます。
そんな理解を示してどうするんだ。


『それでさー、産婦人科に


↑click

て言われちゃって』



どひーーーーーーーッッッ!!!


どうすんの? ねぇ、どうすんの?

と、びびりまくったんですけど、子供を産むまでは様子を見ていくそうです。
医者が言うんだから、大丈夫なんでしょう。


なっちゃんは、流産の経験もあるし、年齢のこともあるし、いろいろ考えて
産むことを決意したのだそうです。
大丈夫であってほしい。  

ワタシは、前妻がなんと言おうと、なっちゃんが無事産むまで
その彼氏とつきあえばいいじゃんって思ったんです。


なっちゃんのお父さんは入院していて、お母さんは看病疲れで倒れて。
妹さんも妊婦さんで。

実家でのんびり、ってわけにもいかない状態。

だから、生活費だけでも出してもらって、一緒にすめば?

『いや、それが、彼の前の前の奥さんが、子宮ガンで
子宮を全摘出手術をすることになってね。その子供を
夏休みの間、預かるんだって』


えーーーー!?!?
前の前の奥さんの子供ですか!




------えーと、すみません。
その前は何回つくんでしょうか? (二回で終わりだって。ほっ)

彼の年齢は34歳。いいかげんオトナになろうよ<知らないヒトだけど
仕事ではかなりヤリ手だそうで
その業界ではけっこう上の、名のあるひとなんだとか
仕事ができても、オンナをこんなに泣かせる奴はだめです。クズです。

そんでもって、子宮ガンですか?
なに?子宮ガンってそんなに頻度が高いわけ?(なっちゃんも、だし)
しかも全摘出;;



『DAIも検診受けといた方がいいよ!』

といわれました。
そうなんだ。…怖いなぁ。


前の前の子供はもう中学生。
思春期まっただなかの子供を預かるので、彼はとっても緊張してる。
その緊張をほぐそうとしてあげるなっちゃん。

あんた……えー人やぁ。えぇ人すぎて泣けてくる。



なっちゃんは、確実につよくなってました。
子供の将来などいろいろ考えてます。
『子供ができると、違うよやっぱり』と。
ワタシはそのつよさが、ぽっきり折れないか心配。

ひとりでがんばる。

自分に言い聞かせるようにしゃべっていたなっちゃん。
男って、なんて身勝手なんだろう。

どうか、かかえこみすぎて倒れないように。

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