人ごみの中、携帯で話している女の子がいた。
『言ったんだけどね〜。そうそう、そうなんだけどぉー、
アタシもそうだと思うんだけど、やっぱ、奴もそう言うんだけど』
……………けど、何!?<イライラするワタシ
←他人なんだけど。
最近多いです。この口調。
〜〜だけどぉ、……だけど。
振り返れば、ワタシも使ってるかも。
某リゾットのCMのおねぇちゃんも
『食べたいんだけど、めんどくさいんだけど、野菜とりたいんだけど…』と
延々独り言いってますよね。
はやってるのか? ケド。
ケドけどケドけど言いつづけ、結果 っつぅかオチがないんだけど。も、
その特徴なんだけど。
あと、気になる口癖。<ワタシではない。
頻繁に出てくる、聞かされるたびに思う。
『だけどね』
会話の冒頭に必ずつける。
相手を一度否定しないと、気がすまないのか。
『そうなんだけど』『けどさぁ〜』も類。
機嫌が悪いときに聞かされると、いちいちカチンとさせられる。
『要はね』
議論めいた会話になると、頻繁に顔を出してくる。
しかし、全然要点をまとめていないのが特徴。
あまり使わないヒトは、きっちり要点をまとめてくれて大助かり。
『要はなんなんだ!』と逆ギレを狙ってるのか?
『逆にいうと』
これまたまったく逆に言っていないのが多い。
逆に言うとなんなのか、その意図は不明。
相手の立場にたってモノを言う…といった発想の転換から
説得に当たっているつもりなのかもしれないが、相手の立場、
すなわち、議論相手の擁護になってしまうので、逆になっていない。
そもそも逆に言ってどうしようというのか。逆に聞きたい。
『なんかさぁー』
開口一番、これが顔を出す確率は高い。
あのね、の代用っぽい。ワタシ的には、
『なんか、○○に似てない?』『なんかさー、○○みたいだよね』と
言葉が続くような気がしてならないのだが、まったく関係ないことが
その次に続いていく。たいがい、やる気のないセリフが多い。
『まぁ、いいや』
あまり頻繁に使われると、逆ギレして、問い詰めて、白黒つけたくなる
誘惑にかられる。戦闘放棄(ってほどでもないが)し、相手に勝ちを
譲ってるんだよ、というシグナルに取れてしまう。
しゃべっていたワタシは何?とか、心配したワタシって一体…という無力感を
相手に植え付けるのに最高な言葉。
プチ鬱状態のときに、顔を出す気がする。
『別にィ〜』『どっちでも』 も同義。
なぜか、これらを列挙していると、使っていたひとたちの顔がすぐ浮かぶからフシギ。
香水と同じように、あるキーワードを連発していれば、街ですれちがったひとが
その言葉を発したときに、思い出してくれるかもしれないので、自分だけの
クチグセをつくっておくといいのかも <クチグセというのは無意識なのはおいといて(笑)