ESSAY
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2001年12月06日(木) オペラ座の怪人に酔いしれる

劇団四季の 『オペラ座の怪人』 を見てきました。

………しかも 静岡で (現在千葉在住;;)

劇団四季の本拠地のほうが近いのに、というツッコミは
ナシにしてください。


さて、『オペラ座の怪人』。
名作と謳われるミュージカルです。

内容は、簡単にいってしまえば、コーラスガールだった
クリスティーヌと、幼なじみで恋人のラウルと、
劇場に住む謎の怪人との三角関係(汗) でしょうか。
いやいや、オペラ座の地下深くに棲む“オペラ座の怪人”と
歌姫クリスティーヌの悲恋
でございます。

詳しくは、ココにあります。
これから観に行かれる方は、一読していかれると
劇を納得して観られると思います。
ほら、ミュージカルって、セリフが歌だし。
『愛』一言だけでも
 ぅああああああ〜〜〜〜〜〜〜いいいぃぃぃぃぃぃ〜〜〜♪
となりますので(笑)

さて、私が感激したトコ。

まず、舞台装飾がすばらしい!
ただの市民文化会館が、ブロードウェイかパリの劇場に
変わっていました!
キーとなるシャンデリアも、荘厳!
地下の湖も、本当に舞台に水があるかのように
錯覚するほど、すごかった(上手かった、かな)

そして場面転換
もたつかないんですよ。 スムーズ。
最初は、旧オペラ座の商品をオークションにかけてる場面だけど
例のシャンデリアのベールを取った瞬間、荘厳なパイプオルガンの音と
ともに、半世紀を遡り、瞬く間に豪華絢爛なオペラ座の舞台に!
のめりこんでしまいます。

役者さんたちの、声量。
ナマ声(笑)には、ホント圧倒です。
すごいです。
綺麗です。
そして衣装も絢爛です。S席は高いんだけど、こりゃS席でみたヒトは
酔いしれるだろうなぁ〜…と思う。
観たかった…。

ストーリーも、切なくなる悲恋。
ファントム(怪人)の愛と憎しみがソクソクと伝わってきました。


私が眉をひそめたこと。

最後列の一角を、小学生が占めてました。
課外授業なのかな。
始まる前は、先生の怒った声と、キャウキャウとはしゃぐ声で
頭がクラリとしましたが、オープニングのオークションの
カーンッ という槌の音とともに、シーーンとなりました。
おりこうさんです。

許せなかったのは、私の隣にいたおばちゃん二人組み。
私の席は、二階席前方だったんだけど、怪人が『わはは、ここだ』
みたいな声を、後方(私たちからみたら左)スピーカーから
流すんだけど 
『どこにいるの?』『横じゃない、横!』って…
スピーカーです! 怪人が二階席に来るわけないです!
うろたえて探さないでください

プリマドンナが出てきたら、
   『やだ、ちょっと服がすごいわよ』
   『オペラグラス貸して! やだ、ホント』

マスカレード(仮面舞踏会)がバン!と出てきたら
   『ちょっと、さっきより人数増えてるわよ』
   『いやいや、端ッコは人形よ、上手くできてるわねぇ』
------------他、多数。

…………いちいち、うるさいんじゃ、ババァ!
小学生でも黙ってみてるじゃねぇか、コラァ(怒)


感動のフィナーレ、余韻を愉しむラストもぶち壊しやがった、ババァ。

劇中の世界に浸って酔いしれてる女を、一瞬に現実世界に戻してるって事
わからないんでしょうか。
パンフレットに私語禁止、と書かないとダメなのかな。


あと、静岡だなぁ、って思ったのは、
終わってから、ぞろぞろ出てくる人々が
『楽しかったっ
『楽しかったっけやぁ
『あんたっち、よかったっけね
『おもしろかったっけやぁ
『来てよかったっ

けけけけけけけけけ のオンパーレードだったコト(笑)。
静岡弁、凄し。
昼の開演だったから、おばさんが多かったからかな。



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