青いくもと白いそら 想い出 † きのう † あした
ある人が私に言った「あなたは愛されてなんかいないのよ。」って綺麗な笑顔でそう言ったその、"あの人に愛されているのはお前じゃなくて私"と主張するかのような浅ましい欲望に塗れた笑顔が穢らわしい憎悪から殺意が生まれてくすくすと耳障りな声を発する咽喉を思いっ切り締め付けてやった絶命の恐怖に歪む顔がとても醜い誰もが褒めそやすだろう先刻の美貌は何処にもなくただただ見るのもおぞましい生命体がそこには在った