言の葉
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彼女とは高校三年生で 初めて同じクラスになった 小さい娘が好きなボクは 夏が過ぎてまもなく 彼女に惹かれていったんだ
とはいうものの お互い受験生でもあることだし 学校帰りに駅に向かうのに 一緒に歩いて帰るのが 日課だった
学校から駅へ向かう途中に彼女の家があったから 毎日家まで送り届けていたようなもんだったっけ
学校を出ると 昔軽便が走っていたっていう細い歩行者専用道を 二人で話しながら歩いていたんだ その道はお城を見上げ 動物園の脇を抜けて 市役所へ続く道
車もこないし 歩行者や自転車も 滅多に通らない道で なんとも気楽に歩けたっけ
歩き疲れると 途中の喫茶店でコーヒー飲んだり またお城にのぼって 市街を眺めたりしながら いろんな話をしたんだよね あの頃ってどうしてあんなに一杯話してて 話題がつきなかったんだろう
来るべき受験への不安もあったせいか 妙に離れがたく 帰るのが惜しいっていう毎日だった気がする 3年生の夏までは部活があったから もっと遅くに帰っていたんだけど 部活が終わってしまうと なんとなく気が抜けて 毎日がどんどん灰色に染められていく気がしていたんだ
そんな中で彼女と帰る道は 毎日の楽しみになっていたんだ
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そして春が来て 二人が東京に住み始めて ストーリーは始まったんだ
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