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言の葉
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2004年02月04日(水) 仕事の愚痴をひとついいですか?


あー
もうカレは何を考えているのやら
よくわかりません
順を追って書いてみますけど…

登場人物
カレ=主人公
ボク=日記記録者
上司A
同僚B
同僚C

カレはボクと同じ歳くらいなんです

先日カレと上司Aとボクと3人で話をしていると
カレが忙しくて出張にいけないと泣きついてきました
男気があるというかなんというか
上司Aは
「じゃあ、その仕事はオレと○○(ボクの名前)でやるから
 オマエは出張にいってこい」と胸を叩きました
でその内容はいくつかのデータを処理して名簿を作成することと
印刷物をつくって送ることなんです


その日の夕方
さっそくデータをいじってカシャカシャやってるボクの元へ
くだんのカレがやってきて
「お先に」って声かけます
(はぁぁ?まだ6時だよ。誰も帰ってないじゃん
 仕事が忙しくてできないっていってたくせに
 なんでこんなに早く帰るのよ!)
と思いましたが
とりあえず何もいいませんでした

そして本日
印刷物をつくるのには同僚Bの力を借りて
上司Aがすすめていたんですけど
印刷物の厚さが問題となりました
それはなぜかというと
折るのなら薄目の紙で
折らないのならある程度の厚さの紙のほうが適しているからなんですけど

カレ「○○さん(上司Aの名前)紙はどうします?」
上司A「薄目でいいんじゃないか?」
カレ「でも折らないで送ったほうが…」
上司A「折って会社の封筒で送るんでいいんじゃないか?」
カレ「いや、専用の封筒をつくって送ったほうが見栄えがしますよ」
ここで思わず口を挟んでしまいました
ボク「何で送るの?」
カレ「○○さん(上司Aの名前)何で送るのですか?」
カレは自分の仕事を他人に任せきりにしているという自覚がないようです

上司Aがだんだん怒ってきて錯乱しはじめます
上司A「○○くん(同僚Bの名前)何で送るつもり?」
同僚B「えっ、そこまでボクが考えるんですか?」
(同僚Bは制作担当ではあるけど、その先は発注者が通常考える)
上司A既に顔が真っ赤になってきました
「○○くん(同僚Bの名前)そこまで考えて仕事してくれよ」
同僚B「いやー、それはボクの仕事じゃないんじゃないですか?」

そこでカレが得意気に語りました
「それは○○さん(上司Aの名前)が間違ってます。
 普通発注者がその先を考えるもので
 ○○くん(同僚Bの名前)が考えるものじゃないんですから」
おいおい本末転倒というなんというか
なんでこんな話になってるのか本当に気づいて無い?

やべー爆発する!
ということでボクが割り込みます
料金と見栄えから勝手に仕様を決定し
封筒の発注をしました

それにしても
人に仕事を頼んで出張にいっているはずなのに
なぜか出張にいかずに
自分の仕事をする人様のやりかたにケチをつけるのって…




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この件の一部始終を目撃していた同僚C曰く
「誰よりも何もしていないのに。なんであんなにテンぱってるんでしょうね?」
ボクは言葉もなくうなずきましたが
なんだかなーというなんとも途方にくれた気分になってしまいました

すみません
こんな日もあるってことですよね


ただ一つ
中天に浮かぶ月の輝きだけは
ボクを暖かく包んでくれるような気がして
少しだけ嬉しかった夜でした




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