久しぶりに歩いた街は少しだけ寒風が渦巻いていた街往く人はなんとなく急ぎ足で先へ先へと進む誰しも余裕を楽しめない季節になったということだろうかそんな人混みを彷徨いながらふと心を奪われたのは儚く輝く月の姿そこにあるとわかっていてもなんとなく掴みきれない存在でもそんな存在だからこそ余計に惹かれるのだ