言の葉
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5時過ぎに求められた時間 電話が入った
内容はもちろん仕事の電話 企画の下打ち合わせ 慣れない彼女はよく相談にあらわれる
眠い 話をしている途中に異様に眠くなってしまった 今の部署にきてから仕事中に眠くなるなんて まずなかったのに なぜこんなに眠いのか? なんて考えながら 彼女の考えの足りない部分を指摘する 顔が歪む 誰だって他人から自分の足りない部分を指摘されることは 不快に違いない
それはもちろん 知らないふり わからないふりをして 見過ごすことなんて簡単なんだけど 誠意をもって相手にすればするほど それはズルいって自分を思ってしまう
そんな眠気の中で フト思いついた目の前に積み上げられた どうにもできない企画の解決策を提示してみる 発想の逆転 数字合わせじゃなくて 数字を作る これは今の部署になってから気づいた発想
それまでは なんとか数字があうように 中をやりくりしてきた 今の発想は前提の数字をまず高めに設定して それだけ売るためには どうすればいいのかを考える
学校で会計学を専攻した身としては それまでの考え方も充分理解できるんだけど こういう発想のほうが自分向きだと悟る 遅すぎる知覚 鈍すぎる感性 自分のそんな部分に気づいた時って 本当にイヤになる
目の前の彼女よりも 10年長いキャリアを持つ自分がやっと気づいたことを さも当然のように並べる あーイヤなヤツ
でもなんとなく大きく前進したのを お互いに確認して 席をたった 部屋に戻るとすでに2時間近くが経過していた
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なんてつらつら考えていたら 素敵な言葉が舞い込んで ちょっと幸せになってしまった(笑)
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