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言の葉
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2003年05月02日(金) 違和感


コミカルに表現という新聞の見出しに惹かれて
ボウリング・フォー・コロンバインという映画を見に行った

恵比寿で映画を見たのは初めてだけど
最近はこぢんまりと綺麗な映画館が増えたみたい
椅子はちょっとやわらかめだったけど
快適な空間だった

いつの間にか知らなかったけど
映画の日で入場料1000円っていうのは
すごく得した気分

数々の映画賞を受賞したとの触れ込みの映画だったし
内容は興味深いものであったけど
でも「面白い」とか「コミカル」って表現は
ボクには使えない
米国における銃犯罪を扱ったものだけど
インタビューに登場して真顔で答える米国人の
それも銃社会を肯定する人々の精神に
正直吐き気すら憶えた

平和はそこにただあるものではなく
勝ち取るものだっていうのは
もちろん承知はしているけど
他者を疑い怯えるのが常態っていう社会は
どうみても病んでいるとしか思えない
アメリカの対岸にありながら
家に鍵をかけないっていうカナダの人々の
木訥とした笑顔のほうが何倍も人間らしい

人が人の命を奪う目的のみでつくられた銃
その存在に依存するがゆえの米国の病的社会
その問題点はするどく語られている

「こんなアメリカに誰がした」っていう
キャッチコピーがつけられていたけど
「こんな日本にオマエがした」っていう称号を
この映画を「コミカル」と堂々と表現している
勘違い大手新聞に差し上げたい


そんな感性だから
あるがままの真実を歪めて報道することを
なんとも思わなくなってしまうんだよ
いや報道という言葉は間違いだった
単なる情報操作だよね
60年前にもずっとお得意にしていたさ

なんか話が変なほうにいっちゃった

映画に話を戻すと
唯一の救いは銃乱射の元凶とされたロックスターが
インタビューで語っていた内容

どうみても彼がマトモで
彼を指弾していた人々の方が病んでいる



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