満開になった家の近くの櫻並木あぁまた春が訪れてしまったんだなって独り夜櫻を眺めながら歩くどこかで見た櫻は枝にちらほらとほどよく咲いていたんだけど今日気づくと花が咲くそれぞれの場所に密集してまるで白い大きなぼた雪が枝にからんだよういずれすっと散りゆくものとはわかっていてもなんとはなしに目を奪われてしまうそんな季節が恨めしくもまたはにかむ