★☆★ぶろたんのゲイ日記★☆★

Mental medical treatment by ★ぶろたん★


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2000年06月05日(月)   田舎



昨日、東京から帰り、甲府の駅に降りた俺。



ホームを歩くと、何故か俺、予感がして、振り返った。






↑押せば解る俺の想い
なんか、背の高い奴と一緒に、身延線乗っていった。

たぶん家に戻るところだったのだろう。



俺、しばらく、後ろ振り返ったまま、硬直していた。



で、とぼとぼと、MTBを止めている、駐輪場へ。

そこ、ホームと隣接していて、身延線が見えるんだ。

見てみたら、やっぱりいた。



半年ぶりに見た彼は、全然変わっていなかった。

相変わらず色黒で、ガタイも良くて。

マジで格好良かった。

マジで・・・。



格好良すぎだよ・・・・・・。



彼が俺に気が付いたかは解らない。

ずっと下を向いていたから。



でも、一緒にいた奴は、俺に気が付いて、不思議そうに俺を見ていた。

俺、そっとその場を離れた。



先日書いた、高校生達がいた

ブランコがある線路沿いでMTBを止める。



しばらくして、電車が向かってきた。



彼が向かってきた。

俺に向かってきた。



カタンカタン・・・。



電車は俺をあざ笑うかのように、軽い音を立てて去っていった。

俺のことなんか、気にもしないという様に。

気にしたくないという様に。



まさに、彼の気持ちのようだった。



一緒にいた奴は、俺のことを彼に聞くだろうか?

でも、彼は知らない振りをするだろう。



消し去りたいのだ。

俺との想い出を。

俺の存在を。



彼らは、どんな関係なのだろう。

甲府に何しに来ていたのだろう。

最後に会ってから、彼にどんな出来事があったのだろう。



そんなことを考えながら、家路に向かった。



天気が。

怖いくらい、イイ天気だった。


彼のことは2月17日の徒然でも書いた。



5月の末に出逢って。

7月の誕生日間近に別れた。



期間は短かったけど。

俺にとっては、スゲー、濃縮された時間だった。



人生で唯一、毎日が楽しかった時間。



俺、人を好きになっている!

そして、俺を好いてくれている!



生きてるって。

そう、切に感じた。



生きてて良かったって思った。



俺、ようやく幸せになれるんだって思った。

幸せになってもいいんだって・・・。

そう思った。



そして、別れ。



初めて。

死のうと思った。

生きていてもしょうがないと思った。



親に家追い出されても、親友にいじめくらっても、何ともなかったのに。

生きたくなかった。



また、幸せになれなかった。

また、ダメだった。



辛かった。



死んでも、しょうがないことは解っていた。

時間が解決するかもというのも解っていた。

初恋の彼女は、時間が解決した。



だから。

死にたいという奴の気持ちが、今まで解らなかった。



でも。

その時、やっと解った。



辛いんだ。

辛くて辛くて辛くて辛くて。

辛くて辛くて辛くて辛くて辛くて。

どーしようもなく、辛くて。



耐えられなかった。



でも、死ねなかったのは。

死ぬ勇気がなかったから。



辛くても、彼のこと、忘れたくなかったから。



だから、俺、生きている。



そして、半年後の冬、再会して。



また半年後、会った。

ちょうど1年。



でも、忘れない。

今でも、彼と抱き合った感触は忘れない。

今でも、キスの感触は忘れない。



彼とは、抱き合っても、キスしても。

もう、それが自然なくらい、ぴったり、FITした。



まるで、2つに別れた半身が、また1つになったように。



でも、1つには、なれなかった。



いまだに、彼との想い出がよみがえる。



この1年間、片時も忘れることはなかった。



そして、夏が近づき。

一番に、よみがえってくる。



楽しかった想い出が。

辛い想い出が。



季節って・・・。

酷だ。



なんで、こんなに好きか解らない。

なぜ、こんなに愛しているのか解らない。

理屈じゃないんだ。



なのに・・・。



俺、なにやってるんだろう。



ハッテン場で、知らない奴にチ○ポしゃぶられて。

なにやってんだろう。

馬鹿だ。愚かだ。最低だ。



俺、こんな安い奴だったのか。

こんなに、彼への想いは、安いもんだったのか。



否!



彼への想いは、こんな安いもんじゃない!



俺にとっては、

人生を賭けてもいいくらいの大恋愛だったんだから。



東京に行って。

2丁目を独りで歩いて。

格好いい奴も怖いくらい、たくさんいて。

正直、羨ましかった。



山梨は田舎だ。



出逢いは少ない。

嫌いだった。

嫌いで嫌いで嫌いで。

大嫌いだった。



なのに。

彼と出逢ってしまった。



それだけで。

俺は、山梨から、離れられずにいる。



こんなに辛い想いをしたのに。

いまだに、辛いのに。








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