矛盾スルニモ程ガアル
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2005年04月11日(月) 距離と記憶と。

記憶が、ある。





距離が、離れていた時に、浮気された記憶だ。






思い出していたつもりは無かった。






なのに、彼がこの地を離れて以来、急速に私のハゲが進行している。





以前のように頭が痒い。



いつからだろう、と考えて、4月1日からだ、と気付いた。






元彼の実家での浮気。この地におらず、距離も心も離れていた時の浮気。




その浮気を聞いて以来しばらく、(元)彼が、県外に出るのも嫌だった。市内を出るのすら苦痛だった。あの土地に近付いて欲しく無かった。




そばにいたら気付けたんだろうか。彼の変化に。

そばにいたらこんなこと起きなかったんだろうか。

浮気できないくらい毎日一緒にいたら。そうしたら。




そんなことを思って毎日泣いた。


本当は距離が問題じゃない。浮気する人はどんなに近くたって、どんなに会ってたって浮気する。逆に、しない人はどんなに遠くたってしないだろう。




それでも、だけど。




距離が離れることは怖いことだった。


理屈じゃなくて脳にインプットされていた。





怖かった。だけど今の彼氏に出会って、それは段々薄れていった。



だから、自分でも大丈夫だと思っていたんだ。






そんな私をあざ笑うかのように、髪の毛が抜け落ちる。


あれが、どれだけのストレスだったのか、正直計り知れない。







ただ会って、抱きしめてもらうことがこんなに私を安定させていたなんて。


今更ながらに彼の存在の重要さに気付く。








忘れるためには思い出さないことが一番。


だけど、思い出しているつもりはないのに。





気付けばまた、頭が痒い。


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ぼむ [MAIL]