2004年12月16日(木) |
ぎゅっと抱きついてそして。 |
願うことはただ一つ、「どうか裏切らないでいて」。
実際にそう言ったら、「そんな悲しいこと言わない」と抱きしめられたけど。
彼に対してもっとこうして欲しい、ああして欲しいと思うとき、ふっと原点に返る。「裏切らない人がいい」。それだけで充分じゃないかとさえ思う。
だから、何がどうなろうと貴方は。貴方だけは。
どうか、裏切らないで。それだけ誓って。
時々、そう思いながらぎゅっと抱きついている。
裏切るくらいなら、明日消えてくれて構わない。
そこまでは思わないけどそうかも知れないと思う。(どっちやねん)
どれだけ信頼というものが重要か、実感する。
そして信頼を壊すということを軽く見ていた元彼に、それを時々教えてやりたくなる。
裏切らなければ、本当に本当に好きだったのに。
今の人も本当に本当に好きだけど、貴方も本当に本当に好きだったのに。
悲しくて情けなくて涙が出てくる。
どれだけ好きだったと思ってるんだ、畜生。
それでも、もうきっと一生「謝ったら許すのがセオリーで、そうされないのがずっと不満だった」と言われた時の傷や絶望は忘れられないと思うから。
一年半、狂うぐらいの気持ちと戦ってきて、それが全て無駄だった、通じていなかった、むしろ逆に不満を持たれていたと知った時、真っ白になるのでもなく真っ黒になるのでもなく、ただぽかーんとした感覚があった。
今まで座っていた床にいきなり大きな丸い穴が開いて、その上にいるような。後は落ちるだけ、みたいな感覚。
確かに私のやり方も悪かったと思う。だけど、まさかそんな根本から分かっていないなんて思わなかったから。
情けなくて、いろんなことに腹立たしくて、今でも引きずっている。
だから今でも、本当に信じられる人に出会ったと思っている今でも、時々怖くなってしまう。裏切らなきゃ何でもいいよ。そう思ってしまう。
そんなことが悲しいことだと分かっている人と、これからも共にいられるように。
裏切らないことを口にするまでもなく当然という意識が、ちゃんと伝わる(ような気がする)から。
「裏切らないよ、当たり前じゃん」と、言っていた人に浮気された過去を忘れて。
どうか、この不安をいつか乗り越えられますように。
|