こわくて、いつか裏切られるのがこわくて。





この間から無性に泣きたかったのは、君を愛し始めていたからだと知った。







この恋に本気になればなるほど、頭のどこかで「危ないよ。逃げ道用意しなきゃ」って声が聞こえる。



少しぐらい冷めてた方がマシだった。
更に好きになって、こんなに苦しい思いをするのなら。





彼はあの人とは違う。頭では分かってるのに、どこかで違う何かが訴えかけてる。


危ないよ、逃げないと。


そう言っていて私は辛くなる。




目の前のこの人を疑いたくない。



彼は何も悪いことをしていないのに、「また裏切られる気がする」と泣いて心配させた。ただこわい。






恐れていた事態。



ごめんね、信じられなくてごめん。