付き合い始めたその夜に。
ちょっとしたきっかけで、今更フラバが起きた。
それは多分、前の彼を好きだから起きたのではなく、今までの辛い記憶を思い出したから。 言わば、フラバのフラバ。
「縁起でもないよ…」と思ったけれど。もう、これで絶対最後だと思った。
泣くのはこれでおしまい。もう泣かない。泣かなくていい。
そう思うと、むしろその涙は安堵の涙のようだった。
「これで解放されるんだ」
と、その時確かに思ったから。
これで最後。あの事で、苦しむのも辛いのも悲しいのも泣くのも全て最後。
もう泣かないよ。
私と貴方のために。
これからの私の未来は、全て君に注ぎます。 そんな気持ちにさせてくれたことを、何より感謝します。
どうか幸せであるように。 貴方と共に。
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