前にも言ったことをを何度も繰り返した。
私は何だったの。 私は何の意味もない存在だったの。 彼女だったんだよ。あなたの彼女だったのに。 …好きだったのに。 …すごくすごく好きだったのに…。
浮気はしないよって言ったじゃない。 するわけないじゃんって笑ってたじゃない。 なのにどうして…。
信じたいのに信じられないよ。 もうしないって言ったって、あの時も、 しないよって言ったじゃない。 信じられないよ…。
実家に帰った彼に、どうしても浮気中の映像がダブる。 私と一緒に座ったソファでしたって言ってた。 今すぐ捨ててしまってよ。 そんなのに、座らないでよ…。
たくさん泣いて(これだから彼が実家に帰るのは嫌なのです)、泣き疲れて、それから少しだけ彼と普通に過ごして割と状態は回復した。
そのまま夜が来て、朝になった。 貴方は寝ているのに、自分の頭を拳固で叩く。
とても悪いもののように、ただただ叩く。
ごんごんごん、と。何かを退治するみたいに。責めるみたいに。 いつまで経ってもやめない。私が止めても。
私が辛さを訴えたら、あなたにも影響が出る。 私の苦しさを必死に受けとめてくれていて、しかもそれによって受ける自分の辛さは表に出さないようにしてくれているんだと、知る。
早く回復したい。 あの時みたいに。
あなたも私も楽になるのがいい。 そう、なりたい。
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