2003年06月07日(土) |
今日、部屋のカーテンを |
あの日以来、初めて開けました。
あの日、浮気したと初めて告げられた日からずっと。 私は部屋のカーテンを開けることが出来ませんでした。
朝も昼も夕方も、ずっと電気をつけて生活していました。
最初は、カーテンを開けていないことにすら気付いていませんでした。
カーテンが開いてないことに気付いても、カーテンをただ開ける気にならないだけだと思っていました。
そして、「カーテン開けようかな」と思っても、ついに開けられない自分に気付いたとき、初めて「あれ、これっておかしいんじゃない?」と思ったのです。
多分、浮気したことが関連しているのだろうな、と思いました。
どんな風にそうなったのかは分かりませんが、とにかく開ける気にならない、開ける気になっても開けられないのです。
私は困りましたが、これが浮気が原因だということはわかっていたので思いました。
きっと私がこれを克服したら、部屋のカーテンを開けることができる。 いつかきっと、カーテンを開けて日の光をあびてみせる。
と。
そうしたら、この日記上で「カーテン開きました!」と報告しよう、と決めていました。←世界で一番いらない報告。
克服したのではなくて、こんな形で開けることになるとは思ってもいませんでしたが、開けてみると何のことはない風景が広がっていて「ああ、ずっとこの何気ない景色はここにあったのに」と思いました。
それでも、開いたということはきっとどこかで自分が何かを乗り越えたか、諦めたんじゃないかと思います。
きちんと乗り越えたかったけど、まあ、いいや。
とりあえず電気代が浮くのです。←違。
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