「結果としては受賞とはなったが、少なくとも私は何の感動も衝撃もかんじなかった」(石原慎太郎)。「受賞作はわたしの元気を奪った。テーマやストーリーが原因ではない。小説として単につまらないからだ」(村上龍)。大物選考委員には辛口の評が多かった「しょっぱいドライブ」が今期の芥川賞。六十男と三十四歳の女性との淡々としたつきあい(セックスつき)が不思議な語り口で語られるヘンな小説。文芸春秋3月号で読める。