モヤモヤするとき行くのは図書館に限る。
子供の頃から本好きで、家にある活字という活字は全て読み倒し、もはや残りは電話帳しかなくなっていた私にとって、子供の足でも行ける公立図書館の存在はまことにありがたく天国のような場所でした。
(とはいえ家の職業別電話帳もお気に入りでしたよ。当時は広告とか電話の語呂合わせがすごく面白かったんです)
てなわけでいざゆかん図書館へ。私のオアシス。 ザッピング方式で気になるものを大量に読みまくったのち10冊借りて帰宅。チョイスしたのはもちろん認知症、脳、睡眠に関する本。介護に関してはそこらの人より私のほうが父、旦那と看てきてるんで経験値高いし達観してるし対応も完璧だし寄り添えてるし偉いので読みません。
ただ「認知症」となるとちょっと障害者介護とか単なる老人相手と違ってヤバめというかクソ面倒なんだなってのはひしひしひしひしと感じてます。なまじ動けるからよけいひどい。大人の体型で幼児以下のことどころか幼児もやらないような不潔なことや異常なことやらかすうえに、反省もなければ矯正や躾が全くもって不可能なんでこちとら「無」になるしか感情のもっていきようがないのがなおさらキツい。
いやあ、でも図書館行ってびっくりしたのは「認知症でも一人暮らしができる」とかって内容の本がわりとあったこと。ちょっとビビりました。 認知症のレベルにもよりけりでしょうが、うちの母みたいに歩いたり自分で食事できたりと動作には問題がなく、しかも本人が惚けてる認識全くないんで短い時間だけなら他人と関わってもケロケロ会話するためか、人様からは「しっかりしてらっしゃるわねぇ〜」とか思われても、実際は季節も日にちもわかっていない、ゴミ出しの曜日もわからないし冷蔵庫の中も同じモノが大量に入ってたり賞味期限切れの腐ったものばかり、掃除も行き届かないし不要品はため込むし裏庭も草ボーボー。あげく鍋焦がしたり、タバコで畳焦がしたりしてたんです。
認知症関連の本読んでて、この「認知症一人暮らし推奨本」みたいのだけはマジでどうかと思いました。ご近所様の不安や迷惑考えなさすぎでゾッとします。だからといって対策考えずに後先考えずに引き取るのもやめたほうがいいんですけどね。この私「ですら」ストレスなんだからメンタル弱い人だとあっちゅーまに自滅するし、ボケてる相手に対して怒ったり叱りつけたりする人だとオトボケ様のほうがメンタル傷ついて可哀想だし。
でも認知症親を「本人が言うこと聞かないから」といって一人暮らし放置は無責任かなとも思われ。
そこで必要になってくる公的支援=要介護認定ってやつ。 大量に認知症本を読みまくってようやく結論出しました。 私は、うちの母に頑なに残っているお嬢様気質のプライドをせめてもの尊厳としてこれを先延ばし先延ばししてきましたが、さすがにここ最近の異常行動にはストレスマックスなのでヘルプを出します。
父の場合は脳内出血後の左半身麻痺だったので認定もスムーズだったし、リハビリに必要なサービスをたくさん利用させてもらいましたが、認知症での介護認定やサービスは全く経験がなく私としては未知の領域。さて今後どうなることやらという感じですが、まずは一歩踏み込まずして先は無し。4月からが楽しみであります。
デイサービスとか行ってもらえたら図書館にも入り浸れるかな〜。←デイ嫌とか絶対ゴネられそうwww
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