先住猫ヤマトは幼い頃から実に毛並みが美しく、しかも体のすべてが黒一色のノーエンジェル。魔女狩り時代に生まれていたら真っ先に始末されていたに違いないほどの漆黒猫。
尾はバランス良くまっすぐに伸びた、これまた均整のとれた美しさ。餌を与えてもがっつくタイプではなく、大食いでもないためスタイル良し。声はメスの子猫かなってなくらいのトーンでニャ……ン♡とか、ニャハ♡くらいしか言わない。
性格は非常に臆病かつ神経質。人間の膝に乗るとかありえない。他人の気配がしたらまず逃げる隠れる息を潜めるタイプ。あと、ストレスですぐ吐く。←毛玉じゃなくて胃液。
さて一方の新参者ナナチ。 保護された日から約4日目にうちに来たわけだが、まあまあ毛並みはボロボロだったうえに数日後にはかたまっていた毛がとれていくつものハゲが発生。病院ではアレルギー皮膚炎でしょうと言われて薬をもらい、毎日毎日塗るうちに皮膚炎はなんとか治ったもののハゲはそのままで、医者からもずっとこのまま「かもね」とか言われていたのが、先月後半あたりになってようやく白い毛が生えだしハゲは免れた状態。 毛並みは艶のない薄めのまま。
尾はこれまたびっくりするくらいに見事な「乚」の形のカギ尾っぽ。 昔実家で飼ってた猫たちにもカギ尾は居なかったので、私的にはこの子が初のカギっ子となる。
餌はとにかくがっつくタイプ。子猫用ウエットを毎回もう何日もたべてないみたいな勢いでガツガツ食べる。たらふく食べたあとに、ヤマトが残したカリカリまでガツガツ食べる。なんならオトボケ様が食べている食事にまで顔をつっこみだす。食べ方もガツガツ食べだから汚い。パウチから出した餌の塊をがっついては引きずり出して必死に食べる。誰もとらないってのに未だにこんな感じで食べる。
鳴き声はギョェ゙ェ゙ェ゙。またはビョェ゙ェ゙ェ゙ェ゙。子猫でこれなんだから成猫になったらどんな声になるんだろうと今からビビる。
性格は傍若無人。人に対しても猫に対しても。 だがオトボケ様の膝には自ら乗るし、一緒に寝る。甘え上手。 先住猫を見つけるなり追いかけ回しては相変わらずモモンガのように飛びつき、こっちくんな猫パンチをさんざん食らっても平気な顔というよりむしろ遊んでもらっていると勘違いしてまた追いかけ回す。怖いもの知らず。
まあ子猫時代はヤマトもよくイタズラしてまわってたし、そんなもんですが。
とはいえ被害総額はナナチのほうがヤバい。←壺とか置物とかめちゃ壊された。根性で落としにかかる執拗さはヤマト以上。なので割れ物系は全部片付けました。 でも、爪とぎを今のところ爪とぎポールでしかしないのはとても偉いですナナチさん。そこは褒めます。いつまでもそのままでいてね。
底なし胃袋かってな大食らいなので、将来マグロみたいな猫にならないよう気をつけて育てたいと思います。 そして彼は今月玉取りです。アデュー2個玉。
そのうち彼らが2匹並んで寝たり座ったりできるようになったあかつきには、かわいいツーショット写真をアップしたいと思っていますがなんかえらい遠い先の話のように……というか永遠に無理なんじゃね?とか感じている心許ない飼い主。←いやほんと、仲良く暮らしてね?頼むから。
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