カミサマへの手紙
死ぬのは決して怖くない。
カミサマがそこで待っててくれるから。
カミサマ、まだ会いに行っちゃいけないの?
いつまで待てば会いに行っていいの?

2008年10月30日(木) この日記は俺の愚痴以外の何ものでもない。俺が自分の記録として書いてるから。

あまりにも暗いので、なるべく見ないで下さい。
俺の記録用にと書いてるだけなので。
これは俺の日記だから。
今まで手書きの日記は書いたけど、全て破り捨てて捨てたから。
だから、俺が先生と相談した結果、HPで書くことにした。
だから、これ以下は全て自己満足なんだ、俺の。



なるべく、最近は部屋でノースリーブを着てる。
袖がないやつ。
約束をしてるから、俺が身体を自分で傷つけちゃいけない。
指輪に誓った約束。
だから、傷つけないように、腕は全部見えるようにしてる。
そうすれば、もしも俺が身体を傷つけた時に、周りには解りやすいだろうから。
俺はふといつも手首をみてしまう。
いっそ病的と言っていいほど白くなった腕を。

黒は血の色やいろんな色を隠してくれる色だ。
だから、俺は黒が好きな色なんだ。
隠してくれる色だから。
でも、白は違う。
他の色が少しでも混ざれば、それをひきたててしまう色が白なんだ。
だから白色が怖い。

部屋が真っ白な病院なんて一番嫌いなんだ。
その白を、全部黒か赤に染めたくなるから。
だから、白は嫌い。

今の俺じゃ、家にいるとき、いつ自傷してもおかしくないんだ。
ゆみの身体なのにね。俺の身体じゃないんだ。
なのに、俺が傷つけようとしちゃうんだよ。
俺、借りてるだけなのに。
ゆみに返さないといけないんだ。

だからかな、周りに、俺がゆみだと知らない人には、イロイロ言われる。
俺はゆみじゃないって言っても、証拠がないからね。信じてくれないんだ。
俺が自分で自分を誤魔化しているだけだろうって。
誤魔化しているのはあってはるけど、誤魔化している対象が違うんだよ。
俺はゆみじゃない。俺が今使ってる身体の持ち主がゆみなんだ。
言葉だけじゃ信じてもらえないんだ。
だから、もう言うのはやめた。
言っても信じてくれないなら、無駄でしょ。

俺が生まれてから、14年はもう経ってるんだ。
俺の行動はゆみにしか見えないんだって。
そりゃ当然だよ。6年前まで、ゆみだと周りに偽って見せたんだから。
ゆみだと思われるように、行動してたんだから。

5年前には、ゆみはもうほとんど意識がなかったんだよ。

ゆみは俺にこの身体をくれるって言ってたけど、俺は身体なんて欲しくなかったよ。
ゆみがいなくなるなら、俺も一緒にいなくなりたかった。

でも、ゆみに俺は生きてなんて言われたら、その言葉を守ろうとしか思えないじゃん。

せめて、公的にはゆみを生かそうと自分を誤魔化して何が悪いんだよ。
俺の戸籍はないから、俺が死ねばゆみが死んだことになる。
そんなの嫌だったんだ。

それにゆみが帰ってくるって思ってるんだ。
俺は身体を預かってるだけなんだよ。
だから、ゆみが帰ってくるまで待ってる。ずっと待ってる。

でも、俺が耐えられないかもしれないから。
なるべく自傷しないように頑張るよ。
俺が待ってるうちに帰ってきてね。

早い方がうれしい。
会ったら、あんなこと2度と言わないよう、俺がゆみを怒るよ。
どうせなら俺もつれてけって。
俺が、愛情をしらない俺が、俺を生んでくれたゆみに感謝と愛情を持ってるのは当然だろ。
それを置いて行かれたんだ。
ゆみの息子の俺としては、ゆみに正面を切って怒鳴りつけてやる(苦笑)。
それくらいは当然の権利って思っていいでしょ?
ゆみお母さん。




だから、お願いだよ。早く戻ってきて。帰ってきてよ。
俺のところに、帰ってくれよ、カミサマ。


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