みかんのつぶつぶ
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2010年08月12日(木) 最近のこと。




仕事を辞めて、ゆるゆるとした時間を過ごしている。朝から晩まで、大げさではなく本当に、朝は六時半に出社、帰りは七時過ぎに退社という日々だった。帰宅してからなんて二時間覚醒できるかどうかという日々を送った。肩書きと引換えに、人生の質を低下させたと思いはじめたら我慢できなくなった。疲れている自分を引き上げることも馬鹿らしくなってしまったら、ここで終了というわけで。

あ〜〜〜さっぱりしたっっっ!


と、同時期に息子が札幌へ転勤してしまった。やっとやっと私に余裕ができたのに・・・やっとやっと、晩御飯をまともに作ってやれるようになったというのに!!
だが、転勤したと思ったら何やら早い夏休みをとって先月半ば過ぎに戻ってきた。お土産は生キャラメル2種類、いくらの醤油漬け、夕張メロン、夕張メロン熊の磁石・・・。いつも何処か遠くへいくと必ずお土産を買ってきてくれる息子だ。中学の修学旅行のときなんて、家族全員へお土産を買ったら自分の分を買うお金が足りなくなってしまったという土産話があるほど。大学受験で京都へいったときは、試験の前日に八つ橋を数種類箱詰めにして送ってくれた。受験結果を見にいったときは蓬莱の豚まんだった。卒業旅行のイタリアではバルサミコ酢とオリーブオイル、イカ墨パスタなどなど。
でも、いちばん泣けたのは、高校のときの修学旅行で入院中の父親へと買ってきてくれた「泣きうさぎ」の小さい木彫りの置き物。きっと、あれこれ悩んだのだろう、衰弱して起きている時間も少なくなっていたことを知っていたから食べるものを買ってくることもできなかっただろう・・・


空を見上げると、電車好きだった幼い頃の息子が飛行機に乗って行き来する時代になったのだと妙な感傷やら感慨やら訳のわからない想いがこみ上げてきてしまうから困る今日この頃の私。





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