++ diary ++

- 諸行無常 -

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2006年09月29日(金) 病院より

入院先の大学病院から母親が電話をしてきた。

思ったよりも重い病状を聞かされた。

ある程度の想像が付いていた。

それでも親父を励まそうと電話口に呼び

話をした。


気丈に振舞う親父に説教じみた言葉を並べた。

親父はオレが先日送った数十枚の手紙を読み返し

「おまえの言う通りだった」とやけに素直な素振を見せた。


3箇所同時の手術に応じれば手術時間は約20時間に及ぶとの事。

親父の身体がそれほどの体力が無く持つ事を考え辛いと

医師団から聞かされており

「もし同時に手術するのであれば

命の保証は出来ない…覚悟しておいて欲しい」

そう伝えられた。


沙汰の遠かった実兄も

病院に毎日の様に足を運んでいると聞いた。

遠く在るオレには出来る事が精一杯。

不安や気持の動揺も見せずに

来る客来る客に笑顔を絶やさず

目の前に置かれた仕事を黙々と進めるだけ。


同じ様に

病人や家族の面倒を見ている人たちは

オレの周りには沢山居る。

そして同じMIXI内にも。


そんな存在を意識しながらも

オレは日記と言う存在に弱音や本音を書きながら

人前で吐露できない事をここで吐露する。

そんな使い方だって在って良いよね。


心が穏やかになれる時間なんて

そう滅多に在る物じゃない。

年齢的にも

オレの人生の上でも。




toto