I think so...
Even if there is tomorrow, and there is nothing, nothing changes now.
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2006年11月21日(火) ♡Love At First Sight♡


「ピアス開けようと思ってるの」
『いいじゃん』
「今まで頑なに開けなかったのに突然だよね!」

『奇数じゃないとダメなんだよ』
「知ってる」
『3個ぐらいあけちゃえば』
「あけるわけないじゃん!ただでさえ」
『先端恐怖症?』
「そうだよ、一個でも無理!針とか無理!」
『知ってる』
「だから片方しか開けないの」
『一個だけ?』
「うん。
 しかももう開けてもないのにピアス買っちゃったんだ」
『そんなに気に入ったのがあったんだ?
 先端恐怖症がピアスあけるぐらい?』

「そうだよ。ピアスあけてたっけ?」
『あけてる。てか、今してないけど』
「ふさがってる?」
『ふさがってない。
 前大きいのしてたから、多分一生ふさがんない』
「ってことはフツーのピアス出来なくない?」
『キャッチによる。結構落として無くすし』
「じゃあ、あげらんないやぁ」

『何を?』
「ピアス、片方しか開けないから、その片方」

『くれんの?』
「欲しい?」

『でも気に入ってるやつでしょ』
「でも無くしちゃうでしょ。落としたりして」
『失くさないよ』
「だってさっき言ってたじゃん、
 今の穴じゃ普通のピアスだめだって」



『新しくあけるよ。そのピアスする為に』


ズルイよ。
そんなこと言われたら、もう後には引けないじゃん。

あの日そんな話をして
あたしがピアスを開けてから
すぐに片方ずつ付け合ったね。
一目惚れしたブラックダイヤはあなたに一番似合うから。
それだけの為に開けたの。
お揃いの口実の為だけに開けたの。


イニシャル入りのライター
交換してから
もうどれくらい経つっけ?
会う度に交換しようねなんて最初は言ってたけど
結局ずっとお互いの持ったままだよね。


どんどん共有するものが増えていって
どんどん一緒にいる時間が増えていって
この先どうなるのかなんて
今は考えられないし、考えたくないけど







あたしはあなたに賭けてみたいの。
あたしのすべてを賭けてでも。

あなたの未来に賭けてみたいの。


一瞬の為の輝きだとしても
儚くたって脆くたって

結局はいつか燃え尽きる炎なら

同じでしょ



それなら今出来ることをしたいの。
あたしの未来なんていらないから、














あなたの未来に全部を賭けたいの。


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