2008年08月13日(水) |
天国はまだ遠く/瀬尾まいこ |
■天国はまだ遠く/瀬尾まいこ
結構前に買っていた本ですが、 久しぶりに読んでみたくなって 読んでました。
あらすじは都会の生活に疲れた主人公が 田舎の生活の中で自分を見つけていく、という感じ。 田舎の生活は清清しくて気持ちいのいいものだけど そこに自分の居場所はないということに気づいてしまい・・・ という流れです。
田舎の生活を清清しく描いているんだけど その裏も知らないから書かないのではなく 流れに必要ではないからあえて書かないというのが この人の書く小説の好きなところです。
2007年02月05日(月) |
ちいさな幸福 All Small Things/角田光代 |
■ちいさな幸福 All Small Things/角田光代
それぞれの主人公が幸福を思い出していく短編集。 それは恋人とのデートだったり 片思いの人だったり色々だけれど 華やかなものよりも ささやかなものが一番覚えているかもしれない、というもの。
久しぶりに読んでて暖かくなりました。
2007年01月08日(月) |
長崎乱楽坂/プラネタリウムのふたご/悪魔が来たりて笛を吹く/海の仙人/八つ墓村 など。 |
■僕と先輩のマジカル・ライフ/はやみねかおる
うん、微妙。
主人公二人のキャラクターだけでも際立ってるのに 他のキャラクターも個性が強くて なにがなにやら、という。
■長崎乱楽坂/吉田修一
極道に引き取られた子供の成長のお話。
極道での生活、というよりは 昔よくあったかな、という生活を気がする。 話は激しいのに、淡々とした書き口の物語でした。
■プラネタリウムのふたご/いしいしんじ
童話。 最後が切ないのも童話らしい。
■指輪をはめたい/伊藤たかみ
元彼女への当て付けで30歳までに結婚するぞ!と 三またを掛けてる男の物語。 なんというか、優柔不断とか未練がましいとか微妙です。
■悪魔が来たりて笛を吹く/横溝正史
トリックとかよりも人間模様に圧倒。
■海の仙人/絲山秋子
仙人らしく生活している主人公と そこにかかわる友人達の物語。
ただ、主人公が地に足をつけていないというよりは 大事なものが決まっているために 他を捨てることができる姿が仙人っぽいんだろうなあ。
■ある愛の詩/新堂冬樹
なんだろうなあ。 主人公が失うものが多すぎで切ない。
■八つ墓村/横溝正史
ただただ圧倒。 昔の村は確かにこんな感じだったかもしれない。 そしてお姉さんは切ない物語だよなあ。
■水の中のふたつの月/乃南アサ
小学校の同級生3人が隠し続ける秘密が 一人の彼氏が出てきたことで崩れ始める・・・。 という物語。
秘密って隠し続けるのは辛いよなあ。
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