「生きていくのに大切なこと」こころの日記
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2018年02月10日(土) 心のファシリテイターとして育つ会2月号

2018年2月号 心のファシリテイターとして育つ会

こんにちは!日本はまだまだ寒いですね。カリフォルニアは、日中は時には真夏のようになりますが、朝晩はまだまだ冷えます。気温が下がってもついつい薄着で過ごしがちですが、季節の変わり目こそ気温の変化に敏感な自分を作って、身体に気をつけて暮らしたいものですね。

さて、今月は、瞑想のすすめ(第二回)です。

瞑想するというと、特別な場所で特別な時間を設けて、他のことを一切横において、というような堅苦しいイメージになりませんか? 他のことを一切横においておくということが、そもそも現代人にとっては難しいところですよね。そして、ここでそんな光景を想像した瞬間に、呼吸が少し浅くなっていたりして? と、最後は冗談ですが、 

私の取り組んでいる瞑想はとても簡単です。

2分間瞑想1日6回

たった2分の瞑想なんて、瞑想と言えるのかしら? 私の友人の中にも、2分と聞いて首を傾げる人が居ます。しかし、実はこれが効果があるのです。

しかも2分間の瞑想はどこでも出来るのですよ。例えば、

朝起きた時のベッドの上でちょっと目を閉じて、呼吸に意識を向けてみませんか?息を吸った時に胸やお腹はどんなふうになっている? ついでに今日の自分も観察してみませんか?(正しい自分に変えようとする必要はありません。ただ観察するのみです^^)

何処かへ出かけた帰り道、(この時期は寒いですが。。。)ちょっとベンチに座って目を閉じて、呼吸に意識を向けてみませんか?

誰かと会ってお別れしたのに、車のエンジンを掛ける前にちょっと目を閉じて、呼吸に意識を向けてみませんか?

ランチの時間、お弁当の蓋を開ける前に、箸をお口に運ぶ前に、ちょっと目を閉じて、呼吸に意識を向けてみませんか?

三時の休憩。お湯を沸かしてコーヒーをコポコポ。おやつは何がいいかしらん。同僚やお友達とおしゃべりを始める前に、ちょっと目を閉じて、呼吸に意識を向けてみませんか?

買い物やお仕事から帰宅。荷物をおろしてテレビを付ける前に、スマホやアイフォンをチェックする前に、ちょっと目を閉じて、呼吸に意識を向けてみませんか?

夕ご飯。家族と食べていますか?それともお一人で?お箸を持つ前に、ちょっと目を閉じて、呼吸に意識を向けてみませんか?

夕食後のひととき。バスタイム。今日も一日お疲れ様。温かいお湯が心地よくてたまりませんよね。身体が温まり肩の力が抜けたところで、ちょっと目を閉じて、呼吸に意識を向けてみませんか?

お休みの時間。布団に入って、ふーっとやさしいため息。目を閉じてそのまま眠りに入る前に、ちょっと意識を呼吸に向けてみませんか?ついでに、今日一日の自分も観察してみませんか?(自分の思う自分に変えようとする必要はありません。ただありのままの自分を観察するのみです^^)  一日の終りを迎える準備ができましたね。そのまま眠りについてもいいですよ

いかがですか?

たった2分間の瞑想は、こんな形でいつでもどこでも始められるのです。私はこの2分間瞑想にずい分助けられています。もちろん、もっと瞑想をもっと長く続けていたければ、そのようにしてあげればいいのです。つまり、私もみなさんも自分の思うような瞑想サイクルを作り出すことが出来るのですよ。便利で簡単でしょう? 

瞑想を続けていると、こころが穏やかになり、それまで気づかなかった様々な自分に気づけるようになってくると思います。真の自分に気付くことほど貴重なものは、他にはそうないですよね。また、呼吸そのものも安定してくるために健康な身体作りへつながります。

みなさんもいかがですか?

心のファシリテイターとして育つ会では、トラウマヒーリングワーク/インナーチャイルドワークを推奨しています。

みんなでマインドフルライフを育てよう
皆さんの心と体のつながりがより深まりますように

ありがとうございました。
まも


2018年01月18日(木) 心のファシリテイターとして育つ会 2018年1月号

心のファシリテイターとして育つ会 2018年1月号

人々は、今年は何をしようと考えますか?私は毎年、その年の目標を立てるんですが、年々考える時間が長くなっていることに気づきました。完璧主義の現れなのかなぁと思ったけど、そういうことでもないみたい。うん、なんというか。そういったことを考える意欲が小さくなってきているのかしら、と思いました。いけませんねぇ。人生は自分で作るものなのだからとりあえずのやりたいことくらいは明確にして持っていた方がいいと反省。そんなわけで今年も、遅ればせながら今年の抱負なるものを。

1. メモの習慣
2. 2分間瞑想1日6回
3. 寝る前ダイアリー
4. 毎日のヨガ
5. 温かいもの消化のいいものを食べる
6. 心の友を作る
7. 子どもがしたいことを手伝える自分であるように、の意識
8. 英語の上達
9. サンスクリット語のヨガポーズ名を覚える

それぞれの項目について興味があれば、下へお進み下さい。飽きちゃった方は閉じて下さい。読んで下さってありがとうございました。

今年成長させたい部分:
自分を知る➡︎先日どこかのサイトで、欧米の街中でいろいろな人が「私は○○が怖い」と書いたダンボールを持って立っているVideoを見ました。弱い部分も表てに出せるオープンさを街に広めようという取り組みなのかなと思いましたが、私は何が怖いのだ?と自分に問いました。怖いのは大地震と放射能、自分より大きな物体や力の強いもの。それ以外では、怖いものがあまり思いつかない。けれど一つだけ、恐れていることがある。誰にも言えないけれど確かに私の中にあるのです!(念のために、それはお金や物や名誉ではありません)それで私は、それらをなくさないように自分を正しく導いているのです。つまり、そう。私は、自分には失いたくないものがあるということを知っている私なのです。だけどですね、私は自分の全てを知っているのではないと思うのです。他に、私の知らない私の気持ちがあるかもしれない。うん、あるのですよ。そしてそれらは、私の気づかないところでするりと顔を出してある瞬間の私の行動を起こさせるのだと思います。無意識って意識がないっていうことですから、すごいことですよねぇ。気づかないうちに行動を起こしていて、それは良くても悪くても100%自分の起こした行動で、言い訳なんてできないんですよ。無意識に起こす行動がいつも自分にも人にもやさしくあるには、よほど自分をプラスに育てる必要がありますよね。そんなわけで、私は今年も、自分の気づいていない自分にもっと気づけるようになる意志を持っています。 『パーフェクトヘルス』という本を書いたディーパック.チョプラというアーユルヴェーダの博士が居るんですが、彼はその著書の中で「無限大の自分の身体を知るには、よほど真剣に自分の感覚に向き合う必要がある」と言うようなことを述べていますが、意識に関しても同じことが言えるなぁと、無意識に行動していること多々の自分を見て感じます。

自分への誠実さ➡︎もっと自分の感覚に敏感になろう。その技術を学べる環境や方法が学べる場所探しに精を出しましょう。よい環境に身を置けば置くほど、より自分を発見しやすい自分になれると信じて止みません。 そのためのアンテナを張り機会があれば探検していくことに迷いはありません。

健康管理➡︎こんなことをわざわざ宣言することかしらと思いますが、ここ数年、年齢による体の変化が激しくて、心がその変化に追いつけなくなることがあるのです。さらに、昨年は私の夫の家族や仲良くしているお友達のご家族の不幸などあったこともあり、さらにさらに年の差婚で結ばれた夫の体の変化も目の当たりにするものですから、健康というもの命というものについて、さらに深く考えさせられるのです。またまたチョプラ博士の言葉になりますが、彼は「私たちの誰もが、自分の住処である体の創造者なのです。」と語っているんです。これを読んだ時、私の意識を開花させてくれるなんと素敵な言葉かしらと思いました。病気や死の場所や時間は自分の意思では選べないのだから、なおさら健康管理を意識し続けていかなくちゃ。健康管理とは運動や食事だけではないですよね。私の心をいつも良い状態に維持してあげるということなのです。

安定➡︎いいと思ったものにすぐに飛びつく自分を卒業しよう。実は熱し易く冷め易いのです。50年以上もこんな浮ついた私で過ごしてしまったと深く反省。欲しい情報だけが耳に届くような環境を作ろうではないですか。周りの情報に流されない、羽根を広げすぎない自分を育てましょう。

継続させたい部分: 子どもがしたいことを手伝えるよう自分を生きよう➡︎
私は親としてはものすごく未熟。親と呼んでもらうには申し訳ないくらい。それは私自身が人としてまだまだ未熟であるということ。しかし、50年生きてきた中の後半15年は私の心の枝は上に向かって伸びている。そして今は、一つのこと以外を除いては、まあまあいいのではないかと思っている。これからも、自分がそうしてきたことの理由と結果とこれからを語れる自分でいて、最後の一つがどこかで現実化されるように願いつつ、その方向へ私の枝がその方向へ伸びていくように、こころ育てをしよう。

こころ育てというと、何か特別なことのように思われるかもしれないけれど、こころが育つということは、草木が太陽に向かって伸びていくのと同じくらいに自然なことだと思う。草木に水を注ぐように、自分にあったやさしい言葉とありのままの自分を受け入れる温かい愛を、これからもたっぷり注いで、こころの枝を育てよう。

以上が私の、2018年度の抱負です。これらを土台にして私はこの2018年も、ぶつぶつと時には意味不明なことを長々と呟いていると思いますが、こんな私を今年も応援してもらえるならうれしいです。


2017年12月29日(金) 心のファシリテイターとして育つ会2017年最後のニュースレター

心のファシリテイターとして育つ会12月号 ニュースレター

みなさんこんにちは。心のファシリテイターとして育つ会のMamoです。
2017年最後のニュースレターは、Affirmation/アファメーションについて語り合いませんか?

皆さんは目標やゴール、なりたい自分を持って生きていますか?
この夏からの半年間の私の目標は、誰にでもオープンな自分に育ち交友関係を広げようということでした。この考えに達した理由は、カリフォルニアライフ5年目になる自分を振り返ったことにあります。語学スクールやカレッジなどで勉強を注いだ5年間、ふと周りを見るとさっと気軽にお茶に誘えるような友人が1人もいないことに気づいたのです。砂漠のようでした(カリフォルニアは水が少ないのでこれはユーモア笑笑)。もともと自然と戯れているのが大好きでしたし誘われればついていくタイプでしたので、本気で社交の技術を磨こうと思ったことがこれまでなかったのです。

余談、というよりは真髄になりますが、私たちがどのように人間関係の築き方を学ぶか、誰でも一度は考えたことがあるでしょう?私達人間が周囲の人との関係を築く基盤となるのは、幼い時に関わってきた両親、特に母親との関係にあると米国心理療法家ジョンブラッドショーは彼の著書の中で語っています。母親の赤ちゃんへの関わり方が、赤ちゃんのそののちに出会う人々との関係を築く上で大きな影響を与えることはよく知られている事実ですね。例えば、お母さんが自分を信頼できず不安を抱えて過ごしていると、こどもも不安になりお母さんから離れることができないでしょうし、逆に、大人が多くの人と関わりを持って生きている姿を子どもに見せているならば、子どもは自然に人間関係の築き方を学ぶでしょう。ここでは、全ての親子関係がこのようであると言ってはいません。しかし、世界はプラスで、人々は私に常に好意的であると乳幼児の頃に母親から教わっているならば、私達は人を信頼することを基準にして交友関係を築いていくことができるでしょうし、母親が自分と赤ちゃんとの間に境界線を持って生きていたならば、私たちは健全な境界線を持った人との関わり方を学ぶチャンスを得るでしょう。(インナーチャイルド本当のあなたを取り戻す方法 ジョンブラッドショー著)
私は育つ過程ではその経験を逃しましたから、少し前まで人前に出るのは苦手でしたし自分から人に声をかけることは苦手でした。よく知っている者同士人が集まる小さな世界を楽しんでいる方が楽だったのです。ちょっと言い訳。笑(兄弟姉妹がいなくて家の中でsocial skillsを学べなくても、学校へ行けばみんな追いつくことは証明されていますものね)

しかし、コンフォートゾーンに留まりすぎている状況に気づいたならラッキー。一般に、大人になると友達を作るのは難しいと言いますから、この気づきは私にとって大人になってからの友達作りは本当に難しいのか実験する良いチャンスでした。
はなしがながくなりましたが、ここで利用したのがアファメーション。アファメーションという言葉をご存知の方は多いでしょう。アファメーションとは、自分の目標や誓い、または自己肯定的なことを言葉にし自分に対して宣言することです。例えば、「自分はハンサム」と言ってもいいでしょう。そうすると、あなたはいつのまにかハンサムになります。マジックでしょうか?信じる者は救われる?いいえ、心理学の世界です。この女の子のビデオを見てください。https://www.youtube.com/watch?v=qR3rK0kZFkg

ね、アファメーションは楽しそうでしょう?ビデオの中の少女のように天真爛漫に自分を信頼できたら毎日が楽しくて仕方がないと思います^^

それにしても、私たちの思考回路が育ってきた家庭や社会の環境の中で潜在意識として私達の中にあるのだとしたら、今の自分はその潜在意識の中で作られた自分だと言えるでしょう?そして、その今の自分より少し良い、なりたい自分があるのなら、そうなるように別の形で潜在意識を変えていくといいのだと私は思います。


私は毎晩日記を書くついでに、その日達成できたことや気づき、プラスにつながったことをアファメーションリストに追加します。翌朝起きた時に目覚ましのタイマーと同時にそれが目に入るように携帯電話にセットしてあり、アファメーションリストを朝一番に視界に入れる習慣を持っています。そしてコップ一杯の水を飲み、言葉を浸透させ、体にエネルギーを与えるのです。そのアファメーションリストの中に今回は、より多くの、交流関係を楽しんだ自分を書き添えました。これまでのニュースレターで度々お伝えしている<能力のリスト/出来たことリスト>と同じです。さらに私は、単に新しい友達を作るだけでなく、その友人と私がお互いの成長を手伝い会える関係にあるように望みました。不思議なことに、そう思い始めて間もなく、私は以前よりも多くの人と自然に出会うようになり、現在、半年前に比べると新しい友人が増えているのです。半年前に、こんな自分になりたいな、と思い行動し始めた自分は、なりたい自分に少し近づきましたし、そのように望んでいれば、これからも広がる可能性があると思っています。あ、雨の音が聞こえる。

※基本的にそうであるように、1人で時間を過ごすのが好きな人も居ますし、人と一緒に居るのが好きな人もいますし、それは人それぞれ。今回のレターは、友達がいないといけないということではなく、自分が友達を作りたいと思って、私がどうアファメーションを使い少し違う世界を楽しんでいるかということのお知らせでした。

私の利用しているアファメーションアプリは以下My Affirmations: Live Positiveです。英語のアプリで英文が入っていますが、それらを削除して日本語で自分の好きな言葉を加えていくことができます。https://play.google.com/store/apps/details?id=com.ascent.affirmations.myaffirmations

アファメーションについて詳しく知りたい方は、以下のリンクをクリックして下さい。
幸せと成功を引き寄せる言葉の力
https://matome.naver.jp/odai/2137790644331529801

失敗しないアファメーション
http://achieve-dream.net/%E3%82%A2%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3-%E5%8A%B9%E6%9E%9C-%E4%BE%8B/

**最後までお読みいただきありがとうございました。
2018年も、みなさんの心と体のつながりがより一層深まることのお手伝いができるよう、たくさん勉強し、新しいことを経験し、また、内側から輝く自分を育てていきます。ありがとうございました。
Mamo




2017年12月10日(日) こころのファシリテイターとして育つ会11月号のお知らせ

心のファシリテイターとして育つ会11月号ニュースレター

女性として、または男性としての自分を愛するためのおはなし

こんにちは。心のファシリテイターとして育つ会のMamoです。12月も10日を過ぎましたが、11月分のニュースレターとしてのテーマは自分の性を愛する、という話をしましょう。

あなたは女性としての自分、男性としての自分が好きですか?生まれて一度も女性としてまたは男性としてのご自身を否定されたことのない方は居ないと思っています。あなたはどのように思いますか?

特に日本やアジアの国では、また古くはアメリカでも、男性上位の習慣が度合は小さくなってきているとはいえ蔓延しているのですから、当たり前と思っていることが実は性差別である可能性も免れません。そうして知らず知らずのうちに、自分が男だったら、女だったらよかったのに、という自己否定が生まれることもあるでしょう。社会に出る前の過程においても、「女の子なんだから。。。。」「男の子は。。。」という言葉を聞いたことがある方は多いでしょう。男の子がピンク色を好きになっちゃいけないの? 女なのに料理が好きじゃないっていけないこと?そうではありませんよね。自分が何が好きかを決めるのはいつも自分自身。男とか女とかは関係ないのです。

幼少時に、性を理由にありのままの自分を認められない経験を持ち、そのまま成人すると、私たちは、本来の女性であるまたは男性である自分に対して恥を持った大人になります。様々な場所で、自分の性を無意識のうちに恥じるのです。この、潜在意識に埋もれている中毒的な恥が行動化すると、女性では、男性に愛されることによって自分の価値を見出す大人になったり、男性では、母性本能の強い女性を探し求めたりします。(男の子は、赤ちゃん時代の母親とのてん綿状態から成長するために、行動する、ということを見せてくれるたくましい父親の存在が必要なのです)

誰かから認められることで自分の価値を見出す悪循環から抜け出すためには、心の傷を癒やす必要があります。

その方法の一つとして、女性である、または男性である自分を好きになること。

簡単なようですが、自分を愛する方法がわからないうちは難しいことです。まずは自分の経験や価値観を無防備にシェアできる、心から信頼できる同性のお友達を一人以上探すところから始めましょう。楽しいテレビの話や美味しいスィーツの話もいいけれど、それとは別に、心を語り合える友達を探すのです。

注意しなければならないのは、共依存にならないようにすることです。女性の場合は群れを作る習性がありますから、特に気をつけて、自分自身と友人との間に境界線を保ちつつ、お互いの心が成長しあうような会話を意識してとりましょう。

男性は、どちらかというと、一匹狼で狩りをする傾向があり、感情的な表現は無意識のうちに避け、代わりに仕事がどうとかスポーツがどうとかという一般的な会話で終わりがちになります。意識して、心のうちを表す形容詞を選び、一単語ずつでもいいので、会話の中に取り入れるようにしてましょう。

女性でも男性でも、人は、他者の経験談を耳にするとき安心します。なぜなら、多くの人が自分の悩みや一般常識にそぐわないことについて、こんな風に思っているのは自分だけだろうと思い込んでいるからです。

他者とのシェア体験を重ねているうちに、女性として、男性としての自分を以前より楽に受け入れられるようになります。既にすっかり受け入れている方は、もっと女性としてまたは男性としての特技を生かしたいといろいろなアイデアが湧いてワクワクするようにさえなります。

このような変化の理由は、ネガティブの原因は自分ではなく社会や親の間違った価値観だと心の底から気づくからです。あなたが今抱えている女性、男性としての恥はあなた自身が原因ではないと、しっかりと気づき、心の底から納得するからです。「多分そうだろう」とか「あの人が私のせいではないと言ってくれるから」とかいうことではなく、一つの確たるものがあなた自身の中にしっくりとおさまるのです。頭でわかっているだけではなく、あなたの心にしっくり収まり、揺るぎないものとしてそこに落ち着くのです。そのことに対して、揺るぎない確信を持っているあなた自身になるからなのです。

あなたの中に確信が高まるにつれ、それまで女性としてまたは男性として習慣のように行っていたことの中に、あなたにとっての間違いがあることを発見する機会が増えるでしょう。こんな時こそ、あなたの感情や感覚に更に注意深く耳を傾けましょう。迷った時には、信頼できる友人に話してみたり、ネットで同じような経験をしている人がいないかどうか探してみましょう。同じようなことを考えている人は想像以上に多いことを実感するでしょう。もし誰もいないなら、あなた自身から発信する絶好のチャンスです。

あなたにとっての間違いを発見することは、今までの方法を全て変えなければならないということではありません。なぜなら、無意識から始まった習慣の中でも、趣味の一部になっていたり、心から好きになっていることもあるからです。私たちはただ、いらないものを捨てたり変えたり、新しいものを取り入れたりするチャンスが増やそうとしているだけのことなのです。女性としてのまたは男性としての自分を愛する練習をすることで、私たちは、人生においての選択肢を増やしてあげているのです。

あなたがもしまだ結婚前の女性で将来パートナーを持ちたいと思っているのでしたら、良いお知らせがあります。

持って生まれた性を心から愛し内側から輝いているあなたはやがて人生のどこかで、そんなあなたにふさわしいパートナーを見つけ出すでしょう。あなたとまだ見知らぬ誰か二人の関係は、男女関係においてありがちな共依存とは程遠く、お互いが、女性としてのあなたや男性としてのあなたの能力を発揮し、お互いの成長を手伝い会える素敵なパートナーになるのです。

Links:

心に関するいろいろなことを語り合いませんか?

Life With KOKORO:心のファシリテイターとして育つ会
https://www.facebook.com/LifeWithKOKORO/

プライベートでのヨガレッスンを受けたい方を応援しています。
呼吸法を習いたい方を応援しています。
英語でヨガのレッスンを受けたい方を応援しています。

<こころヨガ in サンノゼ
https://mamokokoroyoga.com/
(英語サイトですが、ヘッダー部分から日本語ブログへ入ることができます)

参考文献:

インナーチャイルド 本当のあなたを取り戻す方法
瞑想の勧め

心のファシリテイターとして育つ会は、成長したい人々を応援し、共に育つ環境作りを目指しています。

Mamo^^


2017年11月10日(金) 心のファシリテイターとして育つ会 2017年10月号 ゆとりの話

Life with KOKORO /心のファシリテイターとして育つ会10月号
みなさんこんにちは。今年も残すところあと1ヶ月半となり、アメリカではハロゥインに続き、サンクスギビング、クリスマスと多くの人が心躍らせられる時期です。
行事や仕事に時間を費やしていると、ついつい失いがちなのが心のゆとりですが、皆さんは毎日、心のゆとりを実感しつつ生活していますか?
心のゆとり
心のゆとりを持とうという言葉をよく聞きますよね。私はこの言葉に違和感を持つのです。なぜなら、心のゆとりというものは、本当はみんなの心に同じようにあるものではないかと思うからです。
身体の機能的に見ると、心臓はみんな一つ持ってるでしょう?
精神の機能的に見ると、心も、たいていの人は一つは持ってるでしょう?
そんな私たちの心や体の中の空間は、みんな大差はないと思うんです。空間というのは、実際にスペースでもあるし、スペースを感じる能力=感覚でもあります。
自分の内側にスペースをどれだけ感じられるかは、その人がどれだけ自分に意識を向けているかによると思います。マインドフルネスという言葉が流行っていますが、毎日、自分に与えられた24時間を、どれだけ自分の気持ちを感じることに使っているかによって、自分の中のスペース、特に心のスペースを感じられるものだと、私は思っています。
以下のサイトで、外山滋比古さんいう方が同じような意見を述べておられたのでよかったら覗いてみてください。「無事なとき、ひまな人には心のゆとりの生じようがない」[1]
揚げ足を取るようですが、本来私たちにはゆとりというものは備わっているものだとすると、心のゆとりを持とうという言葉は必要なくなってくると思いませんか? 
心のゆとりを持とうという言葉がどこから発生したのか定かではないですが、(興味のある方はお調べになって、ぜひ教えてください^^)森で暮らす大きな木を見ても、この木はゆとりを持って生きているという言葉が浮かばないのと同じです。大きくどっしりと構えているのが当たり前なのですから。さらに、心のスペースに、大きいとか小さいとかは関係ないのですから、地面に咲く雑草を見ても同じことが言えます。
ゆとりのある自分を取り戻そう
私たちは、最近なんとなく余裕がないなと気付いた時に、この内なる空間をどのあたりで失ったのかを探すことができます。
昨日?一昨日?一週間前? 少し前の自分を振り返ってみましょう。欠かせないのは、思い出したことを書き出し自分の目で観察するという大切な作業です。
そんなことをしてどうするの?と思うかもしれませんが、私は、原因あっての結果 という言葉を信頼し原因を探すことで、これまでにさまざまな問題を解決してきました。まだまだ成長途中ですが、皆さんがもし少しでも私の考えに納得されるのでしたら、是非取り組んでみてください。ゆとりのある本来の自分を取り戻して寝床に入ったら翌朝には明るい明日が待っているでしょう。
意外にも、心のゆとりは、私たちの幼少期に奪われていることが多いのです。なぜなら、私たちは多くの場面で、集団に適応するように指導を受けるからです。幼少期、学童期の保育園や小学校に入る段階で、私たちは社会のルールに従うことを優先させられることが多かったのを多くの方が思い出すのではないでしょうか。[2] (社会のルールに沿わなくても良いということではありません)
原因がわかったら、その原因を取り除くべく、または少しでも原因になる環境が小さくなるように行動することです。(明らかに過去のこころの傷からゆとりをなくしていると認識されている場合であっても、注意深く自分を観察して丁寧に原因と向き合っていくならば大丈夫です。詳しくお知りになりたい方はメールをください)
心のゆとりを維持する方法
心のスペースを維持して、楽しく緩やかに生活するための方法の一つが、もっと自分を知ることです。どんな風に? 
うまくいかなかった自分を思い出して落ち込んだり、もっと頑張れと叱咤激励する方法ではありません。
自己認識/Self Aware
自尊心/Self Esteem
自己概念/Self Concept
自分の価値/Self Worth
自分は何が好きで何が苦手で、自分とはこんな人間であるという自己像を持っていて、そんな自分を好きで、そんな自分を尊重していて、自分はもちろん生きるに値する、他者からも大切に扱われるに値する存在
このような言葉を、私たちは普段意識したり聞いたりする機会はなかなかないのではないでしょうか?
繰り返しになりますが、今の自分にできること、できていることをいくつでも書き出して、自分の価値をもっともっと見出して、この4つの言葉を心に沁み込ませましょう。日本語で読むと、なんだか堅苦しさがあるかもしれません。そんな時は英語で呟いてみると、ちょっと違った感覚になります。私は実際の生活の中で、感情や気持ちを誰かに伝える時は、英語のほうがいいやすいなと思ったことが多々あります。
その他の、つぶやきたい単語:
Self Love- 自分への愛
Self protection-自分を守る
Self conscious- じぶんへの意識
Self discipline-じぶん育て
などなど
心のゆとりを取り戻す方法として、自然に触れたり、好きな音楽を聴いたり、暖かい湯船にのんびり使ったりと、いろいろなことがあります。今回私のお薦めした方法は、その中でも最も効果があり永続的であると、私自身は感じていますが、みなさんそれぞれ好きな方法を利用して、自身の中にさらなる心のスペースが発見されますように。
[1] 日本人として覚えておきたい、力のある言葉『無事なとき、暇なときには心のゆとりは生じようがない』
[2]『インナーチャイルド 本当のあなたを取り戻す方法』 ジョンブラッドショー著
[3] Wellness To Go (日本時ヨガインストラクター、Arisaさんによる日本語のサイトです)
問い合わせ:
心のファシリテイターとして育つ会
50歳からのなんまるライフ
Mamokokoroyoga (English)
いつもありがとうございます。
Mamo


2017年10月07日(土) 心のファシリテイターとして育つ会 2017年9月号

心のファシリテイターとして育つ会リンクを貼り付けました。

心の勉強を続けることは、世間に流されず、自分の未来にプラスを思い浮かべて毎日暮らす手助けとなります。よかったら、心のことを語り合いませんか?

https://www.meetup.com/%E3%83%A8%E3%82%AC%E3%81%BE%E3%82%8B%E3%81%A8-%E5%BF%83%E3%81%AE%E5%82%B7%E3%82%92%E7%99%92%E3%82%84%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%BF%E3%82%8B%E3%81%AE%E4%BC%9A-Yoga-healing-your-wounded-Inner-Child/events/ktzktnywnbzb/


2017年09月10日(日) セカンドブログのお知らせ

お知らせです。

少し前に新しくブログを始めました。それに伴い、こちらへの投稿回数が(すでに減ってはいますが)さらに減ることが予測されます。ご了承ください。

ブログのリンク先は以下です。気が向いたら覗いてやってください。
http://mamowellness50.blog.fc2.com/

Mamo


2017年08月31日(木) 心のファシリテイターとして育つ会 2017年8月号

心のファシリテイターとして育つ会8月号

こんにちは。心のファシリテイターとして育つ会のMamoです。いかがお過ごしですか?私は先月末から10日間ほど日本に帰っていましたが、お天気は短期滞在の私の味方をしてくれたようで、本来の蒸し暑い日本の夏は何処へやら。ただただラッキーでした^^

そんな中、今回もまた、人々、特に自分に最も近い我が子や親姉弟との関わりを通して今の自分とこれからも育っていく自分に頼もしさを感じるのです。人との関わりはいつも私たちを一つ上の段階に成長させてくれますね。例えば、こんなことがあったのです。

今回の旅で、私は友人宅に3日間、家族たちの家にそれぞれ数泊ずつ滞在させてもらったのです。省略していますが、ワクワクの中で時を過ごしたことは紛れもありません^^。滞在させてくれたみなさん、ありがとう。そして、その中で私は何を考えたでしょうか?

友人のお宅にて。私は初日から二日目にかけては招待してくださった友人とそのご家族に受け入れられるよう、相手を敬う言葉をたくさん使い自分の行動を彼らに合わせようとする私でした。そして後半に差し掛かる頃、私は私でいればいいと悟るのです。私は私でいればいいというのは、相手に構わず自分の好きにしていいということではなく、いつも自分と相談して自分のしたいこと自分で出来ることを自分でするという基本姿勢を持っている、ということ。相手の好意に素直に甘える場面や丁寧にお断りする場面を、自分の気持ちに沿い裏付けと責任を持ってそうしているということです。

その後私は、娘の家に一泊滞在しました。娘はその友人よりも私に近い存在ですから、楽といえば楽ですが、逆に境界線を超えてしまいやすいですね。そこで私の意識したことはやはり、自分をするということです。娘相手なのに堅苦しいと思いますか?しかし、自分がそこにいる理由と自分なりの計画をクリアにしておくことは、自分に最も近い娘と自分との境界線を良い距離で保つのに有効だと、私は思うのです。それは、自分は娘(または息子/夫/親)と時間を共有する時にも自分自身を主体にしているという意識に繋がります。私たちはよく、何か決めるときの理由として「誰それがなになにだから」とか「誰それのために」と言いがちだけれど、その表現は特に、子どもに対して使ってはいけないと私は思っています。

さらにその後、私は姉の家に2泊滞在しました。姉もまた、娘と同じように私に近い存在です。幼少期を共に過ごしたという意味では、時には娘よりも近い存在に成り得えますが、ここで最初の二つの滞在時と違ったのは、私は娘と一緒に泊まっていたということです。娘と姉の関係は、私とそれぞれ娘や姉とほどの心理的な近さはありませんから、私は彼女たちの真ん中で二人をつなぐ役割もしていたとも思っています。

一般的に三角関係という言葉がありますが、三人の集まりというのは時々ややこしくなると思いませんか?三人の中の誰か一人が気を使い始めるとその関係がギクシャクしたものになりがちでしょう?そのギクシャクを避けるために、周囲に敏感な人ほどより気を使って揉め事が起こらないようにするものでは?ともすれば、三人が三人とも気を使って疲れることになりかねないですよね。疲れはトラウマになることがあり、そうすると「もう○○には行きたくない/会いたくない/○○したくない」いう否定の気持ちがが現れるでしょう。

そこで私のしたことは。。。ここでも、自分をする、ということでした。自分の大切にしていること、優先順位は何かをいつでも思い出せる自分をする。それはもちろん、相手構わず自分の優先順位でしたいことをすればいいということではなく、自分の行動に裏付けがあり、仮に問題が発生した時にはそれに対処できる自分を作っておくということなのでした。

と、こうして書いてみると堅苦しいですが、みなさんに協力してもらって楽しく時を過ごせた事は間違いなしですよ。

話は少し変わりますが、今回の旅で私は、20年以上も前の親になりたての頃に、あることでとても悩んでいた自分にも気づいたのです。当時の私にとってそれはとても大きな問題でした。しかし自分がそのことで悩んでいるということに気づけずに、何か変だとうすうす感じていたけれど、それが何かを言葉にするには程遠い精神状態でした。まるで、この問題は私と元夫の結婚生活がうまくいかない原因のひとつとなっていたと半ば確信することすらできるほどの、とっても大きな気づきだったのですよ。

さて、人がこんなことに気づいたら、まず出てくるのが後悔ですよねぇ。気づいた瞬間、あの時気付けていれば離婚せずに済んだし子ども達に悲しい思いもさせなくても済んだかもしれないのにと、本当に心の底から悔やまれました。しかし、後悔しても何の役にも立ちませんからねぇ。今気づけたのはそれなりの成長あってのことなんですから、素晴らしいことではないですか! 

ここでこの切り替えを手伝ってくれたのが離婚という選択肢で新しいものを築こうとした当時の私の<裏付け>です。裏付けとは、単に統計として出された科学的なデータや過去の経験のみではないのです。自分は今(当時)よりも成長して良い大人になるんだ、親として人として成長するために今ここで人生を変えるんだ、という確固たる裏付けを元に新しい一歩をふみだした自分への裏付け。自分の中にある確たる思いやそれに対する満足感を裏付けに行動した自分は、それがたとえ間違いであったとしても自分を責めるに値しません。(裏付けがあれば子ども達にマイナスの影響がない、ということではありません)裏付けを持つことは世の中の動きや他者の言葉に左右されない自分になり、私たちを芯のある大人に育てるのです。

裏付けを持って行動できる大人への要素は本来、幼少期に育てられます。
エリックエリクソンは、人はそれぞれの発達段階の中でさまざまな心理的社会的危機を乗り越えてその人の内面的な強さや自我が育ってくると言っています。[1]
ここでいう危機とは、必ずしも破壊的な出来事ではありません。それはそれぞれの発達段階に沿って与えられる課題で、例えばヨチヨチ歩きの赤ちゃんが自分の足で一つずつ階段を登るその困難を乗り越えていくことです。誰も皆、自分なりの危機/サバイバル状態を持つことができるでしょう。この場合、英語ではSurvival(危機)よりも、Gumption(積極性)の方が似合っているかなー。

以上、育つ会より2017年8月号のニュースレターでした。みなさんは毎日何を考えて/感じてお過ごしですか?ご意見ご感想など、お寄せくださいませ^^ 

Facebookへの投稿は以下(内容は同じですが、写真を一枚見ることができます^^)

Mamo

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2017年08月15日(火) 感情豊かになるために

今朝、瞑想のあとで、私はどのようにしてありのままの自分を封印させられたのだろうという疑問が浮かんできました。

私の古い記憶の多くの場面で当時の大人たちは大きな声を上げ、手を振りかざし大げさなジェスチャーで事の重大さを訴え、その手は時に他者の方へ向かいました。

自然の中で時を過ごしていたり、自然の生き物を観察する機会が多い環境にいるとよくわかると思うのですが、自然は基本的に、私たちの目では気づかないくらいに緩やかな速度で変化しています。岩を丸く削ることができる川の水流さえ長い時間をかけてそうするのであるように、私たちは緩やかに変化するように生まれているのです。つまり、私たちは急な変化や激しい物音が苦手なのです。

赤ちゃんや子どもの時代は特に、できるだけ自然に触れて、その緩やかな変化の中で成長することが大切です。しかし、その大切な時期に、激しい声や物音や極端な環境の変化で身の安全を脅かされることが繰り返されると、彼らは自分を怖がらせる激動を感じないでいられるように、感覚を鈍麻にするのです。人は感じる心を持って生まれているので、感覚をなくした私たちは、私たち自身ではありません。

こんなことを考えて、私の過去には本当にひどい時代があったな、と思いました。でも大丈夫。気づきは素晴らしいです。変えていけるはじめの一歩。ここで自分を否定しさせえしなければ何も怖いことはないんです。とうことで、今朝も嬉しい気づき。トラウマや傷ついた経験を一つも持っていない人はいませんが、心のトラウマは癒やされる必要があります。トラウマを癒やす方法は今やネットを検索すれば間もなく見つけることができます。自分にあった方法を選んでトラウマを癒やし、感情豊かな毎日を過ごしましょう。




2017年07月31日(月) 心のファシリテイターとして育つ会 2017年7月号

心のファシリテイターとして育つ会7月号

みなさんこんにちは。心のファシリテイターとして育つ会のMamoです。いかがお過ごしですか? いつものように毎日の暮らしの中におもしろいことを発見しつつ暮らしている私。今月は二つの話題を書きます。


<失敗を恐れる時の自分>
何か新しいことをする時に失敗したらどうしようと思うことはありませんか?もしあなたが今頷いているのなら、私も例に漏れないうちの一人です。

私は7月からヨガインストラクターとしてフィトネスジムで働き始めたのですが、初日の日にちが遠いうちはなんでもないと思えていたのに、初日の日が近づくにつれ緊張が増してきたんです。このような経験、きっとどなたにもありますよね。初対面の人が集まって自分の自己紹介の順番を待っている間、クラスでプレゼンテーションの順番を待っている間、不思議なことに待ち時間が長ければ長いほど、心臓の鼓動が高まるんです。

だけど、私たちがこんな状況の時いつも不安になるのは何故なんでしょうね。待っている時間にこそ、ああしようこうしようと本番をイメージして楽しむことができたらいいのに。

私にとってその原因は明らかでした。それは、第一に私の中の自発性が育っていないから。第二に、頭の中でマイナスの想像が大活躍するから。

自発性はわたしが1歳を過ぎた頃から育ってくる予定でしたが、わたしは大人の考えに沿って動くことを強いられたために、自分のしたいことが分からない大人になりました。40歳前まで、わたしは誰かの意見に沿って動くには上手ですが、自分からアイデアを発掘したり、自分で何かしなさいと言われるとどうしていいかわかりませんでした。ですから “その時” を待っている間じゅう、相手は何を望んでいるだろうか、私のアイデアは相手の意に沿っているだろうかと不安で仕方がなくなるのです。

二番目に挙げた、マイナスの想像は、多かれ少なかれ未解決のトラウマを持ったまま生きている私には得意な分野です。なぜなら私たちは物事を、過去の経験を基準にして捉えますが、多くの場合私たちの意識は、苦くて悲しい経験の方に向きがちで、新しい経験をする時にもついつい、<前にもこういうことがあったし、あの時はこんな風に失敗した>と思ったようにいかなかった自分を思い出して、また今回も前と同じようになったらどうしようと考えるんです。

マイナスの想像を促進させる原因として、<読心術>というものもあります。
読心術とは、現代用語でいうと<空気を読む>ということでしょう。相手の顔の表情や体の動きから相手の心理を読もうというものです。

もちろん、ホワイトライ(善意の嘘)のように空気を察して相手に心使いをしたい場面が私たちの日常には多々あります。読心術をプラスに利用できるならば、私たちは周囲の人と良い関係を築き社会生活をより楽しむことができるでしょう。例えば日常で、思いついたことをすぐに言葉にせず、その場の雰囲気を読み、今ここで語るには相応しいかどうか吟味した後に伝えることができたら、私たちは本当に言葉を介して人々との関係をより暖かいものにすることができますよね。

しかし逆に、この読心術をマイナスの方法で利用してしまうなら、私たちは常に周囲の視線を気にして身動きの取れない毎日を過ごすことになりますね。例えば目の前で眉間にしわを寄せている彼や彼女、もしかしたら、目の前の彼/彼女はその人自身の問題で苦しんでいて笑顔を忘れているだけかもしれないのに、私たちは自分に何の落ち度があったんだろうと一生懸命考えてしまうのです。

このマイナスの読心術は私たちが子どもの頃に育てられるのです。例えば、わたしは子どもの頃「そんなことすると、○○に笑われるよ」、「○○すると、○○に怒られるよ」という言葉を度々聞かされました。何かに失敗したり、誰かの意にそぐわないことをすると自分は笑われたらバツを受けるのだと長い年月をかけて学び、他者の表情や動きによって自分を評価するという間違った方法を、まるでそれが自分の考えのように取り込んでいたのです。

ちょっと話が逸れましたが、そんなわけで、ヨガクラスの初日本番を迎える前の私はそんな自分に気づくまで、これまで一度も会ったことのない人々の意に沿わなかったらどうしようかとドキドキしていたのでありました。大変なエネルギーの消費量ですよ。このエネルギーのマイナス消費のおかげで数日間便秘になりました。


そこで私のしたことは、二つ。
一つ目は、スキルリスト(これまでに達成できたことや長く進めてきたこと)を自分に浸透させること。二つ目に、自分に安全な人々を探して彼らに多くの質問をする、ということです。「私はうまくいくと思う?」「このポーズはどう?」「私の英語はどう?」。不安の材料になっていることを次から次へと、自分にとって安全な人々に尋ねて歩くんです。実際には二つか三つも説明すれば、自分の周りには新しいことをしようとしている自分を脅かす人はいないんだと気付くのですが。笑。そして、「あー私ってお馬鹿ちゃんだったなー」と自分を笑ってそれから、今の自分に必要な言葉をかけてあげるのです。

<恥中毒症>

人間に失敗はつきもの。この、人として当たり前のことを、誰が笑ったり非難したりするのでしょう。確かに世の中には完璧主義に囚われた心ない人がいるのも確かですが、そのような人がいつも自分の周りにいるとは限らないですよね。しかしわたし達は本当にこの苦しい魔術の世界にとらわれてしまうのです。

このような状態が長く続いていることを、心の専門家たちは恥中毒症と読んでいます。「自分は自らの行動のせいでよく恥ずかしい目にあう」という固定観念を持っていて、例えば実際にたまたまなにかミスをして恥ずかしい思いをした時に、ほらやっぱり。。と思うのです。正確には、個の時の恥ずかしい思いも自分自身の中から湧いている場合が多いでしょう。米国心理療法家でインナーチャイルドワークの一人者と言われている John Bradshow は彼の著書 Home Coming の中でこれを中毒性の恥と呼んでいます。

恥中毒症の固定観念はいろいろな場面で自分の行動力を狭め自分に限界を設定し、一度しかない人生をつまらないものにしてしまうんです。もったいないですよね。それに、そんなヘンテコな恥を感じなければ、いつだって新しいことを試すのが楽しいはずなのに。この恥中毒症の固定観念がどこからやってきたのかは、前述したように私たちの子ども時代の経験を思い返すことで答えを見つけられるでしょう。もしあなたに何か思い当たることがあるならば、その糸口をたどってみるのも楽しいかも知れません。

自身のマイナスの面にきつくことは悲しいことではありません。わたし達は変わろうと意識することでいつでも自分を変えていくとが出来るからです。例えば、いつもマイナスの想像の中で生きてるなと思ったら、朝起きた時に「今日1日マイナスの想像をしない自分でいる!」と意識することで、それだけでも違うでしょう?言い方を変えて ("ない" を使わない表現にして)「今日1日、プラスの想像をする自分でいる」と決めると、もっと効果的な気がします。だって、そう言葉にした時点ですでに私たちは、昨日までのマイナス発想の自分とは違う自分になっているんです。そうした、プラスの自分が、新しいことに取り組む自分を応援するのです。素敵なことだと思いませんか?


ご意見ご感想をお待ちしています。

この会の名前になっている、"心のファシリテーターとして育つ会" には、人々が心の育ちを促進し合うという意味が含まれています。(ファシリテーター=促進する。日本でNPO Gobamcan を立ち上げ不登校の子どもと親ごさんを対象にしカウンセラーをされていた Haydo の立ち上げたものの、名前をお借りして継続させてもらっています) とかく経済主流の社会に巻き込まれがちな現代社会ではありますが、感じていることを少しでも言葉にし、さらに人々と語り合うことで心の勉強がより深いものになると信じています。

(生きてくる中でトラウマがひとつもない人はいません。私が実際に取り組んだ/取り組んでいるインナーチャイルドワークについて知りたい方はPMにてお尋ねください)

なーんて、最後はスーパーまじめな締めとなりましたが、来月も乞うご期待。。。して頂けたなら幸いです❤

まも


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