2012年09月22日(土) |
不法移民取締法に関するセミナーの開催@コロンビア市 |
在アトランタ総領事館より案内があったので、こちらにも 転載しておきます。メールによると、米国南部の州にお いて移民法が強化されており、動向に注意をする必要 があるとのこと。そこでジョージア州弁護士の大蔵昌枝氏 を講師に迎え,移民法(その他,米国滞在のための査証など) についてのセミナーを行ってくれるようです。
日時:10月13日(土)午後2時半から5時半
場所:サウスカロライナ大学の音楽学部の建物、Room232 (手っ取り早く言うと、Koger Centerと同じ敷地内、隣の 建物。住所は813 Assembly Street,Columbia, SC 29201)
#駐車場は書いてないけど、Kogerの敷地には駐車できない ので、裏のDiscovery Garage(もしかしたら有料、1時間1ドル) に停めるのが無難か。
開催内容: 1. 在アトランタ総領事館総領事代理挨拶 2. 領事館からのお知らせ〜邦人安全対策連絡協議会〜 3. 大蔵弁護士による移民法・米国滞在のための査証に関するセミナー a: 移民法の最新動向,留意事項 b: 査証について(査証発給の現状、留意事項) c: 移民法の現状
またセミナー終了後には同日に行われるサウスカロライナ交響楽団 の定期公演会に併せて、音楽監督の中原さんが演目の説明, クラシック音楽鑑賞のポイントを講義してくれるおまけつきだそうです。 10月3日までの鑑賞申し込みなら総領事館で取りまとめ、団体割引 適用を試みてくださるようなので、要早めの検討です。その後は各自 予約が必要(しかも割引なし)になりますよ。
4. 下記必要事項をemailにてconsulate@aa.mofa.go.jp宛に連絡 して下さい。
(1) 氏名(ふりがな) (2) 住所(所属) (3) 連絡先(携帯) (4) セミナー出席者人数 (5) コンサート出席者人数 (6) ホテル利用の有無(割引の可能性あり)
詳細は以下のアトランタ総領事館のサイトでご確認を。
http://www.atlanta.us.emb-japan.go.jp/nihongo/fuhouimin.pdf
2012年09月20日(木) |
ビールで筋肉老化防止って本当? |
友人のフェイスブックへの投稿で知らされた記事。
ビールで筋肉老化防止=ホップ成分が作用―徳島大
面白そうだし、専門分野なので原文を読みました。 PLOSONEはフリーアクセスのjournalなので、誰でも 無料で原文をpdfでダウンロードできます。
Prevention of Disuse Muscle Atrophy by Dietary Ingestion of 8-Prenylnaringenin in Denervated Mice
軽く目を通しましたが、ちょっと疑問が。実験に使われ たマウスはdenervated mice(筋肉に繋がる神経を切る ことにより筋萎縮を起こしたねずみ)。これは交通事故 などで神経に傷つき筋肉が萎縮した場合を想定したもの。 ディスカッションで書いてある既報の論文で使用したモデル は下肢懸垂による筋萎縮で、これはベッドで寝たきりだった り、宇宙での無重力下によって起こる筋萎縮を想定したもの。 どちらも老化のモデルではなく、「ビールで筋肉老化防止」 というタイトルはちょっと飛躍があり、記事の2段落目も あたかもすでに老化のねずみで実証済み、という誤解を 与えかねないかな。
そもそも年齢による筋萎縮とdisuseによる筋萎縮は全く 同じじゃないんだよね。(例:disuseによる筋萎縮はtype I fiber (遅筋)が特異的に萎縮するけど、老化によるそれはtype II fiber (速筋)が萎縮する。)この実験で使用した腓腹筋は両方の 線維が混在するけど、どの部分を実験に使ったんだろう? それでも老化に効用がというより、ギブスで寝たきりになったとき 筋量維持のために「ビール飲んどけ!」という方が適切のような。 (本当はもっと腫れるから、だめですよ)
まともにビールが筋肉老化防止に役立つのを実験するのなら、 ある期間ビールを徹底的に飲ませる群と飲まないコントロール群 に分け、若いときと年取ったときの筋量の変化をDEXAでも 使って調べていくのがいいのかなぁ。年取っても飲んでた 群は筋萎縮に関するたんぱく質の発現が少ないと「おぉ ビールの効果あり」っていえる気がするけど。
ってこんな実験成立しませんから、まず(笑)。そもそも ホップの成分だけを特異的に取り出して与えればいいし、 同量をビールで与えようとすれば記事の通りものすごい 量のビールをねずみに与えるわけで、アル中ねずみを 産み出すだけでしょ?
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