ココロモヨウ
dokin



 閉籠もる


素直になって感情を吐き出せば
まだ取り戻せるかもしれない
自分であることを少しだけ横において
もう一人の自分になれば間に合うかもしれない

でも私は素直にももう一人にもなることはできない

自分の殻を破れない私は一人箱の中に閉籠もる
明るい光は頭の上を通り過ぎていく
自分が思ってる以上にそれは大きなものだった



2003年12月28日(日)



 囚われている


私はすぐいじけるしすぐ拗ねる
すぐ怒るしすぐ捨てる
でも全てにおいて自己完結人間なので
他人にはなにもわからない
同じ人間を拾ったり捨てたりもするので忙しい
私の中で勝手に位置づけして必要かどうかも量っている
でも他人はそんなこと知りはしない
人の頭の中なんて誰にも解らないし知りようがない
他人には不可解に思えることでも
当人にはちゃんと理由がある
私のことが解らないように
私も他人の頭の中は解らない
解ろうとする努力を放棄したから
私には何も解らない
でも無意識にその意味を考えている私は
まだしばらくそれに囚われるんだろう



2003年12月27日(土)



 あっちいけ


何事も度が過ぎると
取り返しがつかなくなることがある

その言葉にどういう意図があって
言葉どおりそれが真実で真意なのか
その裏を探ることはめんどくさいのでしない
言葉の駆け引きは私もよくやるが
気を惹きたいが為の突拍子もない言葉はいらない
私がそういうのうざくて嫌いだって
いまだに解らないなんて頭悪すぎ

ガキはガキに相手してもらえ



2003年12月26日(金)



 ばかばかしい


今年限りでもうやめる

自己満足では物足りないし

全然満足できないからもうやらない

それよりもばからしくなってきた

所詮こんなもの

私はこれからも一人で生きていく

誰も当てにしないし

誰も信用しない

私を好きな人も私を必要とする人もいない

あっちの世界でもこっちの世界でも

私は一人だ



2003年12月24日(水)



 刻印


毎年この時季になると思い出す

思い出さなくていいのに

無理やり記憶の断片を手繰り寄せる

軽い自虐行為だ

多分これからもずっとそうだろう

これから先どんなに良いことがあって

すごく幸せになっても

私の記憶はいつまでも甦る

ひょっとしたら死ぬ間際にも思い出すかもしれない

私はその記憶をこれからも手放さない


2003年12月21日(日)



 ちっぽけな世界


自分のいる世界はちっぽけで

自分の周りの世界もちっぽけだ

自分がちっぽけだから別にどってことないんだけど

360℃目を凝らして見ても特に変わり映えはせず

淡々とした彩りが微かに変化を見せるだけだ

とりあえず笑っていよう

笑えるうちはどんどん笑おう

いつ気圧が変わるかわからないからね



2003年12月14日(日)



 包容


おっきなものに包まれ守られている

陰になり日向になり見えたり見えなかったり

でもそれはちゃんとそこに存在している

一人で生きて一人で立ってるよな気になっても

足元にはいくつもの根が張っている

それはとても大きく揺るぎのないもの



2003年12月12日(金)
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