幻想四次の - 2010年12月18日(土) 夜更けの「大月」から下り列車の「小淵沢」ゆきに乗る。殆ど、跳び乗るに近く。上りホームに快速の「東京」ゆきが停車していた。もう、眩いばかりにキラキラ輝いていた、気がした。 ボックスシートに悠々と独りで座れるような列車に乗るのは、いつ以来だろう?「甲府」で忘年会帰りの上機嫌な会社員たちが賑やかに乗り込んできても、決して空いている僕の向いや隣の座席には座ろうとしない、田舎の間合いだよな。 終着の「小淵沢」に到着するときの車内放送が「本日の小海線の運転はすべて終了しております」と流れたのは、胸に響いた。 その小海線発着ホームから、「松本」ゆきに乗り換える。昼間ならば、立場川橋梁とか実家の近所が見えるだろうけれども、ほぼ暗黒。 「上諏訪」の構内放送で「本日下り最終列車です」と流れていた。あぁ、僕は終電に乗っていたのか。さみしいな、何か寂しいよな。終電に乗って、ゆき着く先が終着駅。中原香織の「銀河鉄道の夜」は名曲だよな。 ... モーニングさせて - 2010年12月14日(火) 電車で出勤する。駅に行くまでの乗合バスを含めた、交通機関の運行時刻が実に中途半端で困る。上り線が二駅先で西と東に分岐しているので、夫々の行き先の列車が10分おきに走っているかと思えば、次発まで30分待たないといけなかったりもする。定時に間に合うような乗継で出勤すると、普段よりも45分早く勤務先に着いてしまう。無論、鍵はかかっているし、新入りの僕に開錠する術など無いのである。近所に喫茶店でもあれば暫く暇潰しなぞできようものの、そんな気の利いたものは欠片も見当たらない。いちばん近い24時間営業の店がラーメン屋だというのが、人を馬鹿にしていると思う。 ... 陰鬱 - 2010年12月13日(月) 一体、松本に住まう人間が長野を腐すのは何なのだろう。 山雅とパルセイロの対立へと結ばれているのは余所目に見ていて実に好ましいが。 どっちにしたって、こんな人を寄せ付けぬような寒冷地は碌でも無い。外でひっきりなく寒風が吹き荒んでいて、建具を軋らせたりするのが何とも言えず、疎ましい。 ... 性慾的生活 - 2010年12月11日(土) 下宿に光回線が開通した。無料期間が過ぎれば解約して構わない、とのことで同時加入の割引が適用されるためTVと電話にも併せて加入する。実際、いまの下宿にはTVも電話も無いのである。 とりあえず初日にやったことは、某同人ファイル販売サイトで、梶山弘画伯の触手画集をDLしたこと。当時の僕はプレイした経験すらないのだけれども、購入していたエロゲー雑誌に載っていた『淫獣幻夢』の画像は衝撃だった。どうやら僕には一生忘れられない画のようだ。全体に、氏の描く触手画は、絶望的な状況で犯されてる好に何とも言えぬ瑞々しさが漂っている。異種交配の猟奇性も不思議なほどすんなり見られるというか、破壊的病的禁忌的反社会性嫌悪感の方面とは上手に一線を引いている。描かれている好には、身悶えながらも決して萎れたりすることのない底知れぬ生命感が宿っている気がする。 ...
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past will |