あることないこと
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2005年07月29日(金) 思い出してしまうこと-遠慮-

今度の日曜の約束について友人に確認しようと電話をとったものの、
もう0時直前だったので
「電話していいですか」
とメールをして返事を待った。

これは変なのだろうか?

今どきの0時なら若者は起きている。
一人暮らしだ。
友だちなんだから、
「ごめんなさいね」と前置きして手短に話してしまえばいいかもしれない。

でもたぶん私は夜10時くらいでも、先に確認してしまう。
(人によるけど)

遠慮して回りくどいことをしているかも…と思うと、
思い出してしまうことがある。

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小学生のとき。
業間休みに一人ほとほとと廊下を歩いていると、
誰もいないのに蛍光灯がすべて点いている教室がある。

クラスは次にプールかグラウンドで体育。
しばらくこのまま。

とてもすなおだった小学生の私は電気のムダ使いは止めるべきだと思ってスイッチに手を伸ばす。
しかし
ここで必ず、ある思いが頭をよぎる。

「誰かが日光写真を撮ってる最中だったらどうしよう」


1分くらいは迷ったか。
99.99%そんなことはないだろう。
当時の自分だってそんな風に思った。
でも万が一
戻ってきて蛍光灯が消えていたら、がっかりしてしまう人がいる、かもしれない。
私自身、
何かの付録の日光写真を試して、
はっきりしない薄い映り方にがっかりしたことがあるじゃないか。
それは自宅の庭だったけど。

そんなこんなでムダ電気使いを見逃したことが10回くらいある。

「教室の電気で日光写真をやるそいつが悪い」と
スイッチを切ってしまったこともある、気がする。
それとも
結局、切る勇気が出なかったか?

よく憶えていない。
罪の意識から憶えることまで制限してしまっているのか?

それくらい悩んだ。

1分くらい。

思い出してしまう。


2005年07月27日(水) 写真-でも普通そうなアパート-

杉並区A福町

見ていただいて分かる通り、アパートの表札なのだけど

だけど


字体がバラバラ

貼り位置がバラバラ

それ以前に、
アパートの表札って、こんな前面に住民を押し出すものか?


塀の隙間から見えるアパートは、ごく普通そうでした。


2005年07月22日(金) 写真-首ロールシャッハ-

場所はどこだったかしら
たぶん杉並区だか中野区だか世田谷区。

普通の民家の玄関先。

たまに、彫刻をやっているらしいお家の庭先に色んな像が無造作にたたずんでる姿を見かけることがあるけれど、

今回のお家はこれだけ。玄関の脇に。


恋愛とかではなく、

プラタナスの向こうから、少年のことを心配し、大事に想う少女と

幼さもあって、素直になれずそっぽを向いてしまう少年

という感じか…、まぁただ、首なのだけど。


2005年07月16日(土) 写真-東京は迷惑と貼り紙の嵐-

杉並区だか中野区だか世田谷区で撮影

まったくの住宅地で、商店街はおろか自動販売機だって近くにはないアパートの壁にあった貼り紙

「此の場所に 商売用のうどんの残りを 捨てる事を禁ず」

こんなところに業務用のうどんを…?
注意しなければならない程たくさん…?




ペットの糞の置き去りも多いらしく、その手の貼り紙もたくさん見たけれど、印象に残っているのは

「飼主様 お願いします 私には掴めません」

「ペットの糞は 飼い主の食卓へ」


2005年07月15日(金) 写真-東京にはいろんな仕事がある-

中野区白鷺で発見。

公民館みたいな入り口。中は見えない。

どういう業務内容なのか気になる。

計算の結果を誰が使うのかも気になる。

面積限定なのか…気になる。


2005年07月12日(火) 発見-うちに泡立て器が2つあった-

洗いカゴに入れっぱなしだった食器を食器棚に片付けていた。
そして
同様に泡立て器をシンク下に収納しようと思ったら、
まったく同じ赤い柄の泡立て器が、もう既にぶら下がっていた。

わー

忘れて2本買ったのだ。
しかしそれだって3年以上前のはずだ。
なんで今まで気がつかないんだ。

思い出せば確かに
シンク下の扉裏にぶら下げてた記憶もあるし、
電子レンジの上にハシと一緒に立ててた記憶もある。
ずっと2本あったのだ。


岩手に住んでいる妹が、
例えばメールをよこして、
「番号、アドレス変わったので登録して下さい」って言うから
アドレス帳書き換えようと思ったら、似た名前で2つ登録されてて

あ、俺、いもうと1人じゃなくて2人いたんだと気付く、
岩手でも会うけど、青森にも遊びに行くもんなと気付く、
そんな感覚かもしれない。

ここまで書いて気付いたけど、
そう言えば僕には妹は1人もいなかった。

僕の記憶は本当にテキトーだ。


2005年06月28日(火) 発見-印鑑登録をする-

実家の近所はただ今、大掛かりな道路工事が進んでいて、
荒れ地がバンバカ切り開かれている。

うちも予定地にちょこちょこと亡父名義の土地があるらしく、
その土地を売るお金だか、土地に生えてる木を売るお金だか絡みで、
微々たるものだが、何か書類を書かないといけないらしい。

それでその何かの書類に自分の印鑑証明書なるものを付けないといけないらしいので、印鑑登録なるものをしてきた。

印鑑は母に作ってもらった立派なやつ。
母が彫ったわけではない。

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練馬区役所、石神井支所にて。
登録用書類にいろいろ書いて、枠の中にきれいにはんこを捺す。
提出。

すると係の小太りのおじさんが印鑑も出してくれと言う。
登録用にきれいにきれいにはんこを捺し直してくれるらしい。

朱肉が違う。
赤い固まり状で、キャンディーか何かの缶にゴロンと入っていて、既製品じゃないんですよ感がある。
この温和そうなおじさんが時間を見つけて真剣に練り上げたんだ、中国産の粘土っぽい何かと絵の具っぽい何かを練り上げたんだ、という餅のようなペタペタ感がある。
レバーのパテみたいなイカしたやつだ。

おじさんは、その朱肉パテにペッタペッタと印鑑を着けると、
小さい真白い紙にはんこを捺した。
3度はんこを捺した。
一回一回真剣だ。
3度目の印影を見ると少しうなずいて、
「こんな印影になりましたが、よろしいでしょうか?」
と言った。そのひたいにうすく汗が浮かんでいたので
「ははっ」
と僕は言いたくなった。
けれど「はい」とだけ言った。


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