あることないこと
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2005年01月14日(金) 六本木で肩を踏まれる

依然、新しい仕事の研修中なのですが…

芝居仲間で、仕事を紹介してくれて研修につきあってくれている松本氏が、整体の実験体になるというので物見高くついて行く。
(実験体というかカットモデルみたいなものだ)

場所は六本木、にぎやかな通りのど真ん中。
営業中の店の「院長室」に通される。が、中は布団と竹ざおがあるだけのガランとした研修室。

整体といってもいろいろ流派はあるのだろうが、静岡の先生が考案なされたというその「足技」は、足で長いことあちこちをマッサージしてほぐし、仕上げに少しパキパキッという整体をするもののようでして、

足で、というと中国式の天井にぶら下がって両足で踏み踏みするお姉さんを思い出すが、あそこまで全体重をかけない。片足でちゃんと立って、もう片足でゆするように揉む。
横着なアニキが、ぐったりと眠るオトウトを足で揺り起こすような絵だろうか。うん、ちょっと違うけどめんどくさいからそうしておく。で、さらにそれだけだとバランスが悪いから、2mくらいの竹ざおを両手に持って体を支えつつ踏み踏みユスリユスリする。
その様子を安座して見ている自分も含め、整体というのは必然、へんな絵面になるなと思う。

創始者である静岡の先生は、自転車に竹ざおをくくりつけ、あちこち営業していたのだそうだ。格好いい。

僕も少し肩をやってもらった。また今度全身をやってもらう予定だ。


2004年12月30日(木) 肉。おでこに

奈津子さん、あだちさん、智恵ちゃん、あきさんと忘年会みたいに。

キレイな居酒屋でおいしそうな料理たちを注文したが、なかなか1品目がこない。
その間に
あだちさんが先日食べたという、うまい肉、うまいうまいうまい肉の話をする。肉が、口の中で、溶ける、のだそうだ。それでまた如何にうまかったかを上手に話すのだ。
肉以外にも高級食材を食べ散らかした話までするので、料理が来る前に胃が胃酸でいっぱいになってしまった。

おかげで1皿くるたびに、瞬間、食べ尽くして次の皿を待つ、かわいそうな人たちになってしまった。大人なのにだ。


2004年12月29日(水) 雪の反省会

カレー反省会と違って、ちゃんと反省をしようと思って集まった劇団の反省会。
大雪だけどやるのだ。
まぁ本当は中止にしようか…誰か中止にしようって言わないかなと思ってるうちに時間が来てしまったからやった気もするのだけど。

結局、やはり、
半分は忘年会で、すべてを反省しきれはしなかったが、とても有意義。

とても。
とてもすごい女優、菊田さんが入ってくれたのですごく、すごくいいことになる。
今回は動員も記録を更新した。
続けて来た甲斐があったというものだ。頑張ったのは僕ではないが。

すごい雪だったが、なっちゃんはやはり自転車で登場。
自転車で帰っていった。


2004年12月28日(火) 「革命の林檎」

仙台への帰りがけ、新宿でお芝居を観る。
以前お世話になった方の演出で、あまり親しくしておかなかったけど先輩も出演している。

大戦下の日本、若い画家たちの集まっているアパートを舞台にした群像劇。
芸術への弾圧と、自分の才能と、etc…
たくさんのたくさんのことに悩みながら、みな自分の道を戦っていく。そんな話。

終盤、メッセージが分かりやすく提示されてしまい、少し素に戻ってしまったけど、中盤まででも十分たくさんのことを感じれたので悪い感じがしなかった。
しなかったどころか、観終わってパンフ買ってしまった。あと数人にオススメのメールをしてた。
というか中盤のいいシーンの直前で、いいシーンが始まる匂いを感じてもう泣いてしまってた。「セザンヌは林檎で革命を起こしたんだ。」とかいうセリフを聞いて、具体的なエピソードが語られる前に涙が溢れ始めた。
なんなんだ俺?なんなんだチョコボール!?
映画の予告編で泣くよりタチの悪い。涙の価値大暴落。

内容が、金にならずに芝居を続けている今の自分にかぶるところが多く、舞台上の画家と一緒にたくさん考えてしまう。ギュウギュウと締められた。


2004年12月27日(月) そんな大それたことではない

昔いた事務所の仲間と忘年会。
一緒に芝居をしてた時みたく頻繁には会わなくなったけど、不思議に仲良しだ。

3次会は男だけ4人。
芝居からは退いたが小説を書き始めたK氏曰く、
「自分の常識(理想)から世の常識があまりにも離れているので、自分側に少し引き寄せたい。おそらく自分はそのために表現活動をしている。
そしてお前らもそうなのだ。」と。

ありがたく否定しておいたが、なかなか納得してくれないK氏。
自分の偏見かもと前置きしておきながら、僕の否定をなかなか認めない、柔らかな頑固者K氏。

とても楽しい。


2004年12月26日(日) 少し振り返りますね

8ヶ月ぶりに日記を書きます。

もう思い出せない何かの忙しさにかまけて日記を書くのをやめて、そしてそのまま日記ページのレンタル使用料不払いによる書き込み不能の状態をほったらかしていたための8ヶ月ぶりです。
たまにここを見に来てくれる奇特な方にはご迷惑をおかけしました。

空白の8ヶ月を関わった芝居中心に振り返ると。

5月に当時所属していた事務所制作の公演の手伝いをして、自分の仕事のできなさ具合に苦笑い。

そして同5月、友人の伝手で、早稲田の学生劇団の照明オペをやり、大学生たちの津波のような若さにただただ圧倒される。

6月は高校時代の友人たちの東京での旗揚げ公演を見て、面白すぎてがっくり。

7,8月は上杉祥三氏のワークショップに参加して一へこみ。善戦したつもりだったけどダメ。下を向いたり、上を向いたりする(涙がこぼれないように)。

9月からつい先日までは、ここ無国籍の公演を頑張りました。役者の皆様、スタッフの皆様の力があって劇団として何か見えた気がした公演でした。役者としてはどーにもこーにもなりませんが。

僕は自分との約束が守れない人間のようです。勝手に思い出して、自分だけ分かる反省をして申し訳ないですが。
ルール、モラルは守りますが、日記は続きません。自由業ができません。
コッキコッキ。


2004年04月19日(月) 日記について思うこと

東京でお世話になっている戯曲作家で演出家の高橋いさをさんのインターネット上のコラム、全然更新されないななどと思っていたら移転していた上に、新しいものが大分アップされていました。僕がブックマークするとこ間違えてただけなのですね。
で、
久しぶりにまとめて読んだら、やはりなかなか面白かったのでした。

いさをさんのコラムは観た舞台、読んだ本について考えたことが大半なのですが、これがいいのですね。
考えてみると自分の日記は、たくさんの人とさして変わらない生活の中でさして変わらない何かに触れた時に思い付いたことを、自分にとっては多少目からウロコなものであるため書いただけのものです。
毎日似たような息を吸っては、似たような息を吐いているのですよ。
映画も読書も好きなんですけど、とっかかりで億劫がってなかなか新しいものに触れないのを改めて反省しました。
あ、でも知り合いのひたすら日常の日記、読むのは好きなんですよ。その人たちのキャラがとてもいいしとても好きだから。だから僕もキャラを磨くか、新しい息をどんどん吸うか…両方やりゃあいいんですけどね。

そんなわけで僕にピッタリであろう映画、本、音楽などご紹介下さい。という話です。


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