三文役者
やす



 岐阜撮影日誌 5

引き続きターレー走行シーン撮影。
途中、山本さんが落下するも大事には至らず。
しかし落ちたのが道路で良かった。
反対側は急な斜面になっていて下には川が流れてた。
あっちに落ちてたら洒落にならない。
撮影合間の待ち時間に友香さんが小道具のジャガイモを使ってジャグリングを披露。
アコーディオン演奏といい多才な人だと感心。

夜は割石とは別の温泉に連れて行ってもらう。
流れる温泉というのがあったのでトライするがあまりの急流に溺れそうになる。

2003年07月22日(火)



 岐阜撮影日誌 6

またも雨にて撮影中止。
衣装の橋本さんが今日で撮影終了。
お疲れ様でした。
途中で人数が減っていってしまうのは寂しいけど、
長期ロケの為いたしかたなし。

腕の日焼けが目立ち始めた。
日焼け止め塗ってはいるんだけど。
山本さんと職場が同じビルと知り驚く。
世間は狭い。

2003年07月23日(水)



 岐阜撮影日誌 7

音楽隊個々の主なシーンを撮影。
夜は皆で宿舎の側でやっていた祭りに行く。
昼間の撮影と神社の異様に長い階段をあがった影響か寝る頃にはヘロヘロになる。
体力無さすぎだ、情けない。

2003年07月24日(木)



 岐阜撮影日誌 8

昨日の撮影の続き。
天候には恵まれないものの一応順調に進んでいる様子。
しかし毎日が賑やかな食卓、何年ぶりだろう。

2003年07月25日(金)



 岐阜撮影日誌 9

多数のエキストラを招いての撮影。
地元の人達が大勢集まってくれて壮観。
新聞の取材も来ていた程。
スクリプターの増田さんは昔バイオリンをやっていたらしく、
弓の握り方などを細かく教わる。

夜は撮影助手の多田さんの運転で毎度お馴染みの割石温泉へ。
足ツボ自動マッサージ機なるものがあり、
多田さんとメイクの吉田さんが試して悲鳴をあげていた。
相当痛かったらしい。
自分も前に試したのだがその時は然程痛くなかった。
足がマッサージ機の中に入りきらなかったからかもしれない。

2003年07月26日(土)



 岐阜撮影日誌 10

昨日に続きエキストラの人達が参加しての撮影。
増田さんが今日で撮影終了。
お疲れ様でした。

吉木さんと待ち時間の間、松田優作とショーケンについて話す。
難問愚問は承知の上で探偵物語と傷だらけの天使、どっちが好きかと聞いてみる。
やはり答えは出なかった。


2003年07月27日(日)



 岐阜撮影日誌 11

撮影オフ。
夜は地元の人達が懇親会を開いてくれた。
キャスト、スタッフ、西谷さんの両親や地元の人達が集まりかなりの人数。
時間が経つにつれ当然のごとく皆壊れ始める。
特に金子さんの酔いっぷりは凄かった。
あれを撮影して作品にしたいぐらいだった。
民家のおばちゃん役の山下さんの「本当にいい思い出になった」という言葉が印象的だった。
その後の「いつ死んでもいい」という言葉には返答に困った。
山下さんのご主人の八十八(やそはち)さんから、
30分以上も筋肉についてのレクチャーを受けた時もどうしようかと思ったが、楽しかった。
いい現場、いい人達に恵まれて幸せだ。

2003年07月28日(月)
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