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全日本ウエイト制大会が大阪で行われるため、始発の新幹線に乗り京都で降り近鉄線で橿原神宮前で降り、橿原神宮に参拝しました。この橿原神宮は日本の最初の天皇である神武天皇が即位した場所とされ、日本の始まりの地とも言われています。そのあと法隆寺と中宮寺に行きました。法隆寺は聖徳太子と関わりの深い寺院なので、聖徳太子の絵や聖徳太子の像がたくさんありました。法隆寺も中宮寺も来るのは2度目ですが、今回はゆっくり見れたのでいろんな事を知る事が出来ました。聖徳太子は49歳で亡くなった事、それを橘大郎女は嘆き、今は国宝である天寿国曼荼羅繍帳を作らせたこと、中宮寺の本尊で国宝である如意輪観世音菩薩は聖徳太子の母穴穂部間人がモデルだったこと、などを知りました。雨が降りそうだったので奈良駅まで行き、循環バスで奈良市内をグルっと回って興福寺に行きました。興福寺はもう3回目です。興福寺にある国宝館の金剛力士立像と天燈鬼立像と龍燈鬼立像と千手観音菩薩立像と十二神将像と十大弟子立像と八部衆立像が好きです。なかでも八部衆立像の阿修羅像が好きです。子供の頃からいろんな所で目にした阿修羅像が自分の前にあるだけで心が熱くなります。今回いろいろな像を見ていて思ったのですが、人間の身体は昔から変わっていないと言うことです。今は科学的なウエイトトレーニングが出来ます。どんどん最新のトレーニングが出来ています。でも金剛力士立像は鎌倉時代に作られているのに、今のボディービルダーのような筋肉がある身体をしています。たぶんあの時代にもあれと同じような身体をした人がいたはずです。西洋の古い象や絵を見ても今のボディービルダーのような筋肉がある身体をした物がたくさんあります。という事はある程度はウエイトトレーニングの仕方も確立されていたわけです。西洋のボクシングやレスリングや中国の拳法や日本の空手や柔道などもそうで強くなる方法と言うか身体の使い方はもう千年以上の昔から確立されているのだと思います。私は確信を持ってそう思います。古い物を学び、自分なりのアレンジを加えて新しい物を作って行けば良いのだと思います。だから新しい物に飛びついているようじゃ狂った時計になってしまい、人の前に出る事は出来ないのではと思います。私は今日もジムを見つけてトレーニングをしました。金剛力士立像の体を目指してウエイトトレーニングをしました。
私が小言を言うと長男は鋭い目つきで私を睨んで来たりします。私が何かをしろと言ったりすると面倒くさそうな顔をしたりもします。私も頭に来てコノヤロウと思う事も多々ありますが、我慢して叩いたりはしないようにしています。私は長男を家で叩いた事は1度しかありません。何故そうしているかと言うと私は父に叩かれたからです。だから私は父の事が恐かったです。今は父も穏やかになりましたが、やはり今でも父と2人でいたりすると少しは緊張します。私は子供達と友達のような部分も持っていたいと思っています。私は気難しい所もあるので、小学校や中学校の頃や若い頃の友達ぐらいしかいません。東京に来てから何故か人見知りにもなり、なかなか人と打ち解ける事が出来ません。だから私は家族といる時が1番自分でいられて楽しい時間です。私が家にいて家族にウザがられては困りますし、子供達が成人して私が家にいるなら外に出かけるようになられたら、これも寂しいものです。子供達を力で言う事を聞かせる事は簡単です。でもそうではない方法を今、一生懸命に考えています。
今の時代はスマホで簡単にいろんな情報が手に入ります。SNSやGoogleやYouTubeなどさまざまな物から簡単に情報を手に入れる事が出来ます。とてもとても便利な物です。でも空手の稽古やウエイトトレーニングに関しては情報にいちいち流されてはいけません。自分が信じた稽古やトレーニングを一定期間頑固にやり続ける必要があります。そして同じ事を繰り返す事で向上して行きます。そうすると同じ事を繰り返しているように見えて螺旋階段を登るように自分の身体も心も技術も気も向上して高まって行きます。同じ事を繰り返すからこそ自分の身体や心や技術や気の変化に気が付く事が出来ます。情報にいちいち惑わされて稽古していては強くはなれません。自分のやっている稽古を信じて行う事が自分が強くなり近道です。一見技術的な物がとてもとても向上しているように見えますが、人間が出来る事など限られています。その時代その時代で多少の変化があろうとファッションのようにグルグルと繰り返しているだけです。最新の科学的なトレーニングをしているであろう百メートル走の世界記録も上がっていると言ってもこの百年で1秒ほどしか縮まっていません。基本的な稽古を地道にコツコツ稽古する事で自分の身体の良い所と悪い所を理解し、自分の身体で出来る最高の動きを作って行き、自分の苦手を克服して行く事で心を成長させて行けば良いと思います。SNSもそうで、人の情報に自分がいちいち動かされては行けないと思います。自分というものをしっかり持った上で人の情報を見て、それに惑わされることないようにしなければ行けないと思います。人間の作ったもの全ては人間がより良くなるためにあります。それに振り回されて自分の人生が右往左往させられないよう生きて行きたいと思っています。
自分の身体も心も考えも留まる事なく常に変わって行きます。毎日がはじめましての自分です。当たり前ですが10年前の自分と今の自分はほぼ違う自分になっています。自分というものは常に変化しています。進化もして行くし劣化もして行きます。自分が持っている情報や記憶は自分が生きて行く上で良く働く事もありますが、それが自分を邪魔する事もあります。今までの自分にとらわれず今という瞬間の事だけを考えて生きて行きたいと思います。もともとは自分というものは存在せず、今も自分は自分という形でいるだけです。そしていつか自分というものはこの世から消えて行きます。自分が存在したと言う事を残すためには、自分の事を一生懸命にやって、それが人のためにもなり、人の心のなかに自分が残る事だと思っています。遺伝子を残すだけならそれは動物にも出来ます。同じ生き物としては、人間の驕りになるかもしれませんが、人間だけが人の心に生き続ける事が出来る生物なのではないかと思っています。今という瞬間を大切に一生懸命に生きたいと強く思います。
私が運営する国際空手道連盟極真会館東京城南京浜支部の2024年夏季極真ルール組手競技支部内交流試合でした。全出場者27名でした。今回は私が道場を運営するようになって21年目で始めて高校生の部の試合を開催する事が出来ました。岸之上巧と三尾理音と岩崎瑛太郎が出場しました。3人とも一生懸命頑張っていました。とても感動しました。結果、岩崎瑛太郎が優勝しました。瑛太郎は幼稚園生から入門した生徒なので私も感動で涙が出そうになりました。本当に今までよく頑張って来たと思います。瑛太郎の年代もたくさん生徒が入門したのですが、今残っているのは瑛太郎1人です。瑛太郎より強い子はたくさんいましたが、結果ここまで空手を続けて始めての高校生の部で優勝したのは瑛太郎でした。たぶんこの極真ルールの試合では初優勝だと思います。続ける事の素晴らしさを瑛太郎に改めて教えられました。1人でも多くの道場生が空手を続けてくれるよう私も頑張って指導して行きたいと思います。
指導が終わり自転車で帰宅する途中、釘のような物を踏んでしまい、自転車がパンクしてしまいました。明日は審査会があるので、自転車が使えないと不便なので、急いで自転車屋に行きパンクを直してもらいました。パンクを直してもらってる間に家に帰り、お風呂に入って、自転車を取りに行ってから買物に行き、いつもと同じ時間には食事をする事が出来ました。アクシデントが起きても、素早く対応してテキパキ行動して行けば良い事を改めて感じました。テキパキ行動したおかげでゆっくりとビールを飲みながら夕食を摂ることが出来ました。
私は週に6回ウエイトトレーニングをしています。月曜日は胸、火曜日は腕、指導の合間に首と腹筋と背筋、水曜日は肩、木曜日は足、金曜日は背中、土曜日は腹筋と背筋、と言う感じです。トレーニングの種目とトレーニングをする順番とインターバルの時間はあまり変えないようにしています。でもトレーニングのフォームや重さや回数は常に進化して行けるように変化を加えています。トレーニングを始める時間も同じ時間にするようにしています。同じ時間にトレーニングをする事はとても大切だと思います。同じ時間にトレーニングをしていると1日のサイクルも1週間のサイクルもしっかり出来て行きます。何時に起きて何時に家を出て、仕事を何時までに終わらせ、何時にトレーニングを始め、何時に食事をし、としっかりと1日のサイクルが出来て、心も身体もそれをやる時間にはそれをやる心と身体になります。そして同じ事を同じサイクルでしっかりやっていると自分の心と身体の状態をしっかりと把握出来るようになります。自分の変化や進化にもしっかりと気付けるようになります。自分のダメなところにも気付く事が出来ます。人間は緩やかに自分に甘えて行き、緩やかにルーズになり、緩やかに下って行きます。気付いた時には時すでに遅し、というぐらい自分がダメになっていたりします。そうならないよう気を付けて生きて行きたいと思っています。
次男は裁縫とか料理とかが好きなようです。この前も近所のおじさんと釣りに行き、釣って来た魚を自分で捌いて料理して食べさせてくれました。今日も自分の水泳パンツに名札を自分で縫い付けていました。学校の家庭科でも女子より早く裁縫などをやってしまうと言っていました。次男の作ってくれたお寿司も凄く美味しいです。
私が思うカッコイイ試合は、自分より身体が大きくて実績も実力も上の相手に一歩も引かずに必死に打ち合い、最終的に気持で相手に勝ち、勝ったあとも謙虚な気持ちを忘れず、表情も変えず、礼をして試合場を降りて行く、そんな試合です。アンディ・フグ対ブランコ・ シカティック、数見肇対グラウベ・フェイトーザ、数見肇対フランシスコ・フィリョ、黒澤浩樹対ピーター・スミット、とかは良く観て興奮していました。いつか自分もそんな試合がしたいと思い稽古に励みました。そのせいもあって私はけっこう身長の高い選手と戦って勝つ事が沢山ありました。やっぱり思った事は実現するのだと思います。そして自分がイメージした通りの試合を2試合経験する事が出来ました。私の宝物です。
ビッグミットを2分2回、出来るようになりました。空手をやっていない人はよく分からないと思いますが、なかなか苦しい稽古です。ビッグミットと言う大きいミットをパートナーに担いでもらい、そのミットに試合のような感じで突き蹴りを全力で出す稽古です。これはやってみなければ分かりません。とても苦しい稽古です。普通の人は30秒ぐらいで失速して行き、1分を過ぎた当たりで動きがスローになり息がゼーゼーしてしまいます。私はまた2分2回、全力で止まらず行けるところまでは行っていませんが、自分のペースで最後まで強い突き蹴りを最後まで出せるぐらいにはなりました。かなり息があがって苦しかったので、たぶん心拍数は160は行っていると思います。そのビッグミットを現役時代は3分2分2分、間のインターバル15秒、一瞬も諦める事なく最後まで強い突き蹴りを出す事が出来ました。終わったあとは死にそうなくらい苦しかったです。それを週5日やっていたのだから凄いことです。まあそれも稽古の1部でそれから補強やミットやスパーリングやガンダムがあったのですが、久しぶりにビッグミットをやってみて、本当に自分は凄い事をやっていたんだなと思います。もうあんな事は絶対に出来ません。でもまた生まれ来る事が出来るなら、またあんな熱い青春をしてみたいと思っています。
kanno
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