DiaryINDEX|過去の日記|未来の日記
月曜日〜土曜日までを思いっきり頑張れたからこそ土曜日に飲めるビールが上手いのです。もう私も50歳だから、そんな事を楽しみに生きようと思います。何かを犠牲にしたり無理をしてまで手に入れたい物はもうありませんし、意地を張ったり見栄を張ったりする必要ももうありません。50年も自分で生きて来たのですから、自分と言う人間が何者なのか?は自分が1番良く理解しているつもりです。自分は自分以上ではなく自分以下でもない事もよく理解しています。だから残りの人生は等身大の自分で生きて行きたいと思います。好きな事を思いっきりやろうと思います。その好きな事を思いっきりやるために股関節を人工股関節にすると決めました。そして人との繋がりを大切にして行きたいと思います。親や兄弟、妻や子供達、道場生やご父兄様、友達、先生、先輩、後輩、もう肩肘張らずに衣を脱いで付き合って行きたいと思います。その人達と楽しい時間を過ごせるよう務めて行きたいと思います。
長男も次男も私に似てなかなかヤンチャです。特に長男はヤンチャなんて可愛い言葉では許されない事をする事もあります。これは私に似たのだと思います。妻は本当によくやってくれています。子育てに関して私は何も口出しをする事はありません。妻からの報告を聞いて、妻の決めた対処に協力するだけです。それは妻の判断はいつも正しいと思っているからです。たぶん妻でなくては長男を育てるのは難しいと思います。本当に良く頑張ってるなと感心してしまいます。妻は長男の学校の担任だけでなく校長先生や副校長先生ともよく連絡を取っているので、長男は先生方に本当によく指導して頂いています。先生方にも本当に本当に感謝しています。妻には本当に頭が上がりません。長男も妻の子供で本当に良かったと思います。
今日で3月も10日が過ぎて行きます。本当に時間の経過を早く感じるこの頃です。昨年の6月にアキレス腱を断裂し9月に装具が取れ歩けるようになり、10月に稽古が出来るようになったと思ったら、11月ぐらいから股関節が絶望的に痛くなり、12月には寝てても座ってても立ってても痛いという状態になり、1月に検査をしたら人工股関節にする事が決まりともう自分にいろんな事が起こっています。その時々にその事に対処しつつ、その時々に自分に出来る事を頑張って最善手を打ち続け負けないように頑張って防いでいる状態です。だから時間の経過が早く感じるのかもしれません。私は絶対に負けません。この股関節の手術が終わって、全てを防ぎ切った時には、また攻撃に転じて見せます。たとえこの後にさらに最悪な事が起きようとさらに絶望的な事が起きようと私は負けない自信があります。自分が悪いからなのですが、私は人生の初めの方に最悪な事はほぼ経験しています。挫折し続けた人生です。あの頃を思い出せば今なんて本当に幸せな毎日です。何が起きようと何を失おうと、家族が私の側にいてくれるなら、私は何も怖くありません。私は必ずまた立ちがって闘って見せます。
毎日を大切に生きる事は本当に大切な事だと思います。それは空手の稽古でもそうですし、私が今頑張っているウエイトトレーニングでもそう言えます。1回の稽古や1回のトレーニングで自分の技や自分の身体が大きく変わる事はありません。そう考えると「じゃあ1回の稽古を休んだ所でそんなに変化はないんじゃないか?」と思うかもしれません、でもそれは大きな間違いです。例えば1週間に1回稽古をする人がいるとします。その人の1年間の稽古回数は約48回です。その中の1回を休めばその人の1年間の稽古回数は47回となります。もしその人が月に1回稽古を休んだとしたら?その人の1年間の稽古回数は35回になってしまいます。それは本当に大きな大きな差となって行きます。私は週5回ウエイトトレーニングをしています。メニューは胸、腕、肩、背中、足で週5回です。なので胸のトレーニングは1年間に48回のトレーニングと言う事になります。だからとても大切な1回のトレーニングだと思っています。じゃあ毎日稽古している人は1回休んでも大した事はないんじゃないか?と思うかもしれませんが、それもそうではありません。最初に書いたように人間は1回の稽古で大きな成長はしないのですが、毎日毎日の少しずつの積み重ねが自分の心・技・体を作って行きます。人間の生きる時間は限られています。自分の人生でどれだけの物を積み上げられるか?を考えたら、本当に人間の命は短いです。自分の思う程の物は積み上げられないかもしれません。しかも何かの競技の選手を目指すならば時間は本当に本当に限られています。自分の身体がピークを迎える時にしっかりと心・技・体を作っておかないと結果を出す事は出来ません。だから特に子供達には大切な大切な1回の稽古をしているんだ。大切な大切な積み重ねをしているんだ。限られた時間の大切な1回の稽古なんだと思って稽古に励んで欲しいと思います。
私は子供の頃、子供はいつから大人になるのだろう?と友達と話しました。友達は「それは20歳になったら」と普通の事を言いました。私はその答えには全く納得がいきませんでした。だって20歳になる前の日は子供で、20歳になったその瞬間からいきなり大人に変身なんて、そんな事は納得いきませんでした。そこで私が考えたのは、私が子供の頃の大人はマンガを読んでいなかったので、マンガを読んでも面白くなくなったら大人になるんだろうと言う事でした。大人はマンガも読まずアニメも見ないから、あんなにつまらなくなるんだろうと思いました。そのぐらい私が子供の頃の大人は仕事ばかりして大変そうで、つまらない事ばかり言っているように見えました。私は、だったら大人になんてなりたくない、マンガもアニメも見ない、面白い事も言わないつまらない人間になるぐらいだったら、大人になんてならなくても良いと思いました。そして今の私はマンガもアニメも見ます。面白さだって子供に負けないと思っています。もうこんな感じで50歳まで来たのだから、この先もこのままの自分で行こうと思います。子供達に対してもピシッとシメる時は父親らしくしたいと思いますが、普段はちょっと子供達にイジられるような感じでいたいと思っています。私の葬式では子供達が、生前の私の事を思い出し、大いに泣いて、大いに笑ってくれたら嬉しいです。
次男はとても可愛いところがあります。その性格もあるのですが、次男だからと言う事だけではなく、とても厳しい状況で生まれた事や、3歳で手術をした事なども重なり、私も何故か次男には甘くしてしまいます。そして次男は本当に甘え上手です。昨日も私に「マシロが本気になったら、パパなんて論破出来るんだからね!前にも2回、パパのこと論破してるんだからね!」とムキになって言って来ました。私が少しでも妻に小言を言うと次男は怖い顔で睨んで来て「それって、パパが悪いんじゃないの?!」と言って来ます。次男と私はとても気が合います。銭湯にも良く一緒に行きます。好きな物もけっこう似ています。この前の日曜日は2人でびっくりドンキーに行きました。次男は300グラムのチーズバーグディッシュを食べていました。「楽勝だね!」と言っていました。少しダイエットさせなきゃとも思うのですが、次男が豪快に食べている姿が好きで、ついつい食べさせてしまいます。次男は水泳週2回、空手週3回、やっていて友達ともよく遊びに行くのでかなり身体は動かしているのですが、それ以上にカロリーを取っているからなのか?もう体重は53キロあります。背もけっこう大きいので、このまま身体が成長して、少し痩せて逞しい身体になってくれれば良いなと思います。そう言えば昨日に「マシロは中学生ぐらいには、パパより強くなっちゃうと思うよ!」と言って来たので、期待して待ってあげたいと思います。
昨日は長男のギターのLIVEでした。長男は友達とTIGER&DRAGONと言うバンドを組んでいて、そのバンドでバウンディの怪獣の花唄を演奏して歌いました。ステージの上にいる長男は何処となくいつもより大人似見えました。自分の子供なんだけど、自分が介入出来ない場所にいる感じがして少し長男の存在を遠く感じながら、長男の歌と演奏を聴いていました。長男の歌っている姿を見て、私は涙が止まりませんでした。こんなに感動する瞬間を作ってくれて本当にありがとうと思います。長男に人生は素晴らしいと思わせてもらいました。長男が何処まで行くのか?分かりませんが、出来る限り応援してあげたいと思います。
今日は長男のギターのLIVEでした。この日記はいつかこの日記を見た長男のために書かせて頂きます。その目線でこの菅野日記を読んで頂きたいと思います。琥白、君が馬鹿な事をして僕と弥生ちゃんが学校に呼び出されていた事、僕は正直な気持ちで、学校の先生から君の話を聞かされるたびに笑いをこらえるのが大変でした。そのぐらいに君と君の友達の発想力は豊かでした。たぶん学校の先生も、そして僕達も親として、君達を叱るしか手立てはありませんでした。これは君達が大人になり親になった時に僕達の気持が分かるのではないかと思います。この日記を目にする時に君が何歳なのか分からないけど、君が悪い事をしてもたくさんの大人が君を守ってくれた事を思い出して欲しいと思います。そしていつか自分の中で良い事と悪い事を判断出来る人になって欲しいと思います。カッコ良い良い事、カッコ良い悪い事、カッコ悪い良い事、カッコ悪い悪い事、それをちゃんと分かる大人になって欲しいと思います。なにはともあれ僕の子供に生まれてくれてありがとう!これまでの君の馬鹿な行動に僕は大笑いさせてもらいました。君と君の友達の発想力豊かな行動は僕の想像のさらに上を行っていたよ。もし僕が君の親じゃなく、君の友達だったら、僕は君と仲良くなっていただろうね。でもね僕は君の親だから君を叱りました。それは弥生ちゃんも同じです。弥生ちゃんから君の話を聞いた時に、僕と弥生ちゃんは、困りながら怒りながら2人で大笑いしたよ!大爆笑だったよ!君に自分の子供が出来た時もこの事を思い出して子育てを頑張って欲しいと思います。
3月になり、だいぶ暖かくなって来て春を感じるようになりました。もう少ししたら桜も咲きます。3月は別れの季節です。卒業式があったり、転勤があったり、引越があったりもします。そして何かに区切りを付けたり、新しい事を始めたりするために自分の環境を変える季節です。だから3月は別れの多い季節です。でもそれは悲しい事ではありません。人が新しい場所や新しいステージへ向けて旅立つのですから、それは喜ばしい事です。そうは分かっていてもやはり別れは寂しいものです。でも別れの先には出会いもあるのですから、笑顔で振り向かずに前へ進めば良いと思います。私もたくさんの別れと出会いを繰り返して今の自分がいます。出会えた人には感謝しています。なので別れる時には笑顔でいたいと思います。
自分が親になってみて、本当に親の気持が分かります。両親には心配と迷惑をたくさんかけたと思います。私の両親は、私を見捨てずに私が立ち直ろうとする時に、いつも私に立ち直る手助けをしてくれました。そのおかげで私は今こうして生活出来ています。本当に感謝しています。子供達の将来について心配になる事もありますが、基本的には子供達の好きな道に行かせてあげようと思います。今のところ長男はギターリスト、次男はお寿司屋かラーメン屋になりたいと言っています。夢なんて何度変わっても良いです。でも夢が叶うには期限が決まっています。期限が長い物もあれば、短い物もあります。その期限に間に合うように頑張って欲しいと思います。腹を据えて、人より辛抱して頑張れば必ず夢は形になります。私はそれを見守って、時には手を貸してあげたいと思います。
kanno
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