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2022年07月21日(木) 20周年

本日、不動産屋へ行き、大森道場の10回目の更新を行いました。ついに大森道場を開設して20周年となりました。あの時に踏み出した1歩が今日と言う日に繋がりました。始めから20年続くと思っていたか?と言われたら、20年続くと思っていたわけではありませんが、この世界で生きて行けなかったら、他に生きて行く道はないと思い、苦しい時も辛い時も、負けてたまるかと歯を食いしばって踏ん張って頑張りました。どんな悩みを抱えても、何とかなるだろうとポジティブに明るく生きて来ました。でもこうしてやって来れたのもたくさんの方々のおかげです。極真空手と言う私の生き甲斐を作って下さった大山倍達総裁、私が極真空手を始めたいと思ったキッカケとなった大会で優勝され、私を支部長に任命してくださった松井章奎館長、私を導いてくださった師範、先生、先輩、私と一緒に稽古してくれた仲間達、極真会館に関わる支部長や指導員や道場生の皆様、私の道場に入門してくれた道場生、道場生のご父兄様、私の家族、私の両親、私の人生に関わってくださった全ての方々に感謝しております。道場の更新が終わり不動産屋を出たあとに自然に涙が出て来ました。本当なら祝杯をあげたいところでしたが、アキレス腱が治るまではお酒を止めると決めたので、祝杯はあげませんでした。ここから15年しっかり頑張って行きたいと思います。今日、長男に「明日、世界が滅亡するとしたら、何をしたい?」と聞いたら、長男は「ギターを弾きたい」と言いました。自分のやりたい道を突き進んで欲しいと思います。


2022年07月20日(水) 出来る事を増やしていく

右足に装具を装着して6日目となりました。だんだん出来る事が分かって来ました。松葉杖歩行は基本的に今まで通りの腕の力だけでの松葉杖歩行をしています。その方が速く歩けるのと、その方が楽なのと、上半身のトレーニングにもなるので、それで行っています。自転車は普通に乗れるようになりました。なので今日からジムでエアロバイクを始めました。家の中や道場の中では松葉杖を使わずに歩行しています。右足だけハイヒールを履いて歩いている感じなので剣道の時の歩き方みたいになるのと骨盤がいつも傾いているので腰と股関節にすごく負担がかかります。足首は伸ばす事は出来るので、正座の練習を始めました。足の浮腫と腫れがいまいち取れないのでなるべく足の指などを動かすようにしています。アキレス腱を再断裂しないよう気を付ける事も大事ですが、私も来年50歳です。怖がって動かなければ、出来る事も出来なくなってしまいます。動かさずにいたら二度と出来なくなってしまうかもしれません。無理せずに常に出来る事を探し、出来る事を増やし、出来る事はどんどん取り入れて行こうと思います。こんな怪我に負けてたまるかと毎日頑張っています。


2022年07月19日(火) 好きな言葉を改めて書きます

何度かこの日記には書いた言葉だと思いますが、改めて私の好きな言葉を2つ書きたいと思います。1つは「たとえ明日、世界が滅亡しようとも今日私はリンゴの木を植える」です。たとえどんな状況に置かれようとも将来の希望を育てる事は素晴らしい、たとえどんな状況に置かれようとも、一歩一歩着実に歩みを進める事は素晴らしい、いま自分にできることを精一杯やっていこうというと言う意味だと私は思っています。もう一つは「カルペ・ディエム(その日を摘め)」です。一日の花を摘め、その瞬間を楽しめ、とも訳されます。その瞬間を謳歌しろ、人生を謳歌しろ、と言う意味だと私は思っています。この言葉を十代に知ることが出来たことは私にとってとても幸運でした。その時、私が2つの言葉を聞いて思ったことは、自分には明日、世界が滅亡しようとも、植えたいと思える木はあるか?明日、世界が終わるとしてもやりたいと思えることはあるか?その瞬間を謳歌させる事が出来るものが自分にはあるか?自分の人生を謳歌されられるものが自分にはあるのか?と言う事でした。それから30年が経ち、今ならはっきりと言えます。私には明日、世界が終わるとしても植えたい木があります。自分の人生を謳歌させてくれるものがあります。と自信を持って言えます。私はたとえ明日、世界が滅亡しようとも空手の稽古をするでしょう。自分がこの世から去る時に空手をやって本当に良かった。空手のおかげで人生を謳歌出来た。そう言えると思っています。私の長男と次男にも明日、世界が終わるとしてもやりたいと思える素晴らしいものを見つけて欲しいと思います。人生を謳歌出来るものを見つけて欲しいと思います。


2022年07月18日(月) 合宿終える

私が運営する国際空手道連盟極真会館東京城南京浜支部の2022年夏季通い強化合宿でした。道場生と長い時間接する事で、その人の知らなかった、新たな一面を見る事が出来たりして、とても有意義な合宿でした。今回はパンチに課題を絞って稽古をしました。合宿で習って終わりにならずに、また明日からの稽古で試して行って欲しいと思います。合宿に参加した道場生の皆さん、本当にお疲れさまでした。子供達を合宿に参加させて頂きましたご父兄の皆様、本当にありがとうございました。また明日から、頑張って稽古に励みたいと思います。


2022年07月17日(日) 2022年夏季通い強化合宿初日

本日は私が運営する国際空手道連盟極真会館東京城南京浜支部の2022年夏季通い強化合宿初日でした。初めて合宿に参加する人や初心者の人もたくさん参加して、昨年までの参加者とは顔ぶれもだいぶ変わって来ました。上級者から初心者までのみんなが充実した稽古が出来るよう頑張ってメニューを作りました。初日1回目の稽古は、ストレッチを1時間以上かけていろんな種類のストレッチを行い、腹式呼吸、逆腹式呼吸、火の呼吸、息吹で呼吸法を稽古し、呼吸法で全身の筋肉を締めて爆発力を起こし技を強くする稽古を型や基本稽古で行いました。2回目の稽古はステップワークやパンチの稽古を行いました。パンチのフォームを稽古し、ストレート、フック、アッパーを的確にミットに打ち込み、ストレート、フック、アッパーを組み合わせたいろんな種類のコンビネーションを稽古し、最後に動きながらミットを打つ稽古をしました。私もいつもの稽古以上に真剣に一生懸命に燃えて教えたので、自然と言葉も厳しくなったりしてしまいましたが、みんなそれに応えて上達してくれました。みんな大変だったと思います。道場生の皆さん、大変ですがまた明日も頑張りましょう。


2022年07月16日(土) 財産

ある極真会館の師範からメッセージが来ました。その師範は私が極真空手を始めた時には、雑誌やTVやビデオに出ていて全日本チャンピオンになった師範でした。もちろん私はその師範のファンでした。その師範から「復帰に向けて頑張っている事は素晴らしいと思います。でもちょっと飛ばし過ぎではないか?と心配しています」とメッセージを頂きました。私が「ありがとうございます。師範に気にかけて頂きとても嬉しいです。気を付けたいと思います。押忍」とメッセージを返すと師範から「仲間だからな」とメッセージが来ました。ちょっと感動して涙が出そうになりました。本当に極真空手やって良かった!と思いました。自分が憧れていた人に「仲間」だと言って頂ける日が来たのも極真空手をやったからです。もし極真空手をやらなければ一生テレビの中で見た人で終わっていたか、ファンで終わっていただろうし、中途半端なところで辞めていたら、チャンピオンと一道場生の関係で終わっていたのだと思います。本当に頑張って良かったと思います。お金や利益の繋がりは簡単に作ることが出来ます。でも本当の仲間はその道で真剣に一生懸命に生きた人にしか出来ません。やはり何事も一つの事に打ち込んで頑張るべきだと思います。ただ要領良く立ち回ったりしてはいけないと思います。人は意外に人を良く見ているものです。そして気付いていても本人にはそれを言わないものです。だから要領良く立ち回ったりしていると、それだけの仲間しか出来ません。本当の仲間にはなれません。誠実に愚直に真剣に一生懸命頑張るべきだと思います。そこから得る財産はお金では買えない物です。人生は頑張れば良い事がたくさん生まれます。道場生の皆さんも極真空手を頑張って一生続けて見ませんか?そして本当の財産を見つけてみませんか?最後に私の好きな言葉でこの言葉を信じて頑張って来た言葉を書いておきます。「練習は不可能を可能にする」


2022年07月15日(金) 右足に装具を装着する

アキレス腱を断裂して1ヶ月と2日、ついに右足に装具を装着して歩行が可能になりました。とは言っても松葉杖歩行ですし、自由に動ける訳ではありません。自分が思っていたよりは全然上手く歩けません。まあこんな感じだろうと予測はしていましたし、今この状態でもっと速く歩けと言われても、とても怖くて歩けません。そしてここから1ヶ月がとても大切だそうです。松葉杖を持たずに歩行して右足に極度に加重したり、お風呂に入ったりした時に滑って右足に体重をかけたり、朝起きて装具を装着せずに立ってしまい右足に体重を乗せてしまったりして、アキレス腱を再断裂する人がたくさん入るそうです。横着と油断は絶対にしてはいけない時期です。正直この1ヶ月間、妻にはとても大変な思いをさせてきました。お金の事や私の介護や送り迎え、本当に大変だったと思います。再断裂して、また始めからやり直しなんて絶対に出来ません。ここからさらに慎重に頑張らなくてはいけないと思います。


2022年07月14日(木) 小説より奇なり

私は妻と初めて会った時の事を鮮明に覚ています。何故かと言うと初めて会った時にエレベーターで2人になったからです。私が31歳、妻は21歳でした。初めて会って数十秒で至近距離で2人きりですから、とてつもなく気まずい雰囲気でした。その後話しをすると、ものすごくジェネレーションギャップを感じました。その頃、妻と同じぐらいの年齢の道場生もいたので別に年齢が10歳離れているからと言うギャップだけではなく、お互いの生きて来た道程に、それ以上のギャップを感じました。そして妻は今までに私が出会って来た人の中にはいないような感じの人でしたし、若さと言うパワフルさとバイタリティの強い人に見えましたし、私の事は絶対に好きにならないような人に見えました。まさかその人と結婚する事になんて、その時は夢にも思ってもいませんでした。妻と出会って結婚するまで私の人生は正しく映画やTVドラマのように輝いていました。人生とは本当に分らないものです。人生には時に映画やTVドラマやアニメより驚くような事が起こります。だから人生は面白いです。良くも悪くもドラマがあったほうが人生は面白いと思います。だからアキレス腱断裂も私の人生を面白くする人生のスパイスのような物です。ただそれをハッピーエンドにするか?しないか?は自分次第です。自分の選択や決断や行動で人生は大きく大きく変わって行きます。自分で考えて選択し、勇気を出して決断し、努力をして行動していく事がとても大切です。苦しい時は歯を食いしばって、悲しい時は涙をのんで、踏ん張って行けば必ずその後に素晴らしい事が待っています。だから私は苦しい事が起きた時も悲しい事が起きた時もい今が踏ん張り時だ!これを乗り越えれば、いつか今がドラマになって良い思い出になる、そう信じて頑張るようにしています。


2022年07月13日(水) アキレス腱断裂から1ヶ月

アキレス腱断裂から1ヶ月が経ちました。この1ヶ月間ポジティブに頑張って来ましたが、正直なところとても不安な毎日でした。特に夜寝る時に不安になってしまい、アキレス腱断裂からどのくらいの時期でどのぐらい回復するのか?やリハビリの方法やアキレス腱断裂から競技に復帰した方の情報をタブレットで調べて見ていました。情報を見ると、年齢から考えて元の状態に戻るのはなかなか難しく、時間もかなりかかるようです。そして無理をすれば断裂したアキレス腱の再断裂のおそれ、またアキレス腱を断裂した足をかばうため逆の足のアキレス腱断裂の可能性も高いそうです。と言う感じで自分にとって都合の良い明るい情報はなかなかありませんでした。それを見てポジティブバカの私もさすがに不安な毎日を過ごしていました。でも私の今までの人生を考えれば、もっと大きな怪我を経験した事もありますし、肉体的な事ではないけれど、もっと大きな挫折も経験して来ましたし、もっともっと大きな不安を抱えた経験もあります。そしてそれを乗り越えて今の私があります。だから私は自分を信じています。この災難を必ず乗り越えて、さらに強い人間に必ずなると信じています。なにはともあれアキレス腱断裂から1ヶ月が経ちました。マシーンなどで座って行うウエイトトレーニングはかなり出来るようになりました。昨日からは足のトレーニングも行えるようになりました。型を忘れないように本を読んだり頭の中で型を行ったりもしています。上半身の基本稽古は毎日行っています。お風呂の中でアキレス腱を断裂した右足の足首や指などを動かすようにしています。明後日からアキレス腱を保護して歩行出来る装具を装着します。もっともっと出来る事も増えて来ると思います。もう少し歩けるようになったらプールに泳ぎに行きたいと思っています。今年の終わりにはもう普通に歩けるようになっているはずです。来年の私の誕生日にはランニングも出来るようになっていると思います。たぶん私は、こうしてこの日記を書いてることで自分と対話しているのだと思います。こうしてこの日記を書いていることで自分を励ましているのだと思います。こうしてこの日記を書いてることで弱い自分と戦っているのだと思います。でももう私はやると決めたのだから必ずやります。試合に出ることを目指して行けば、元の自分に戻ることなんて通過点となるはずです。決めたことは人がどうだろうがやる、決めたことは人に何を言われようがやる、決めたことは不可能なことだろうがやる、それが菅野秀行と言う人間の自分らしさだと私は思っています。前橋初段が余命を宣告された時に、前橋初段から「先生なら残っている最後の時間をどう過ごしますか?」と質問されました。私は「私なら残っている最後の時間を最後だからこそ、自分らしく過ごしたい」と渾身で答えました。それが私の中から渾身で出てきた言葉でした。だから私もどんな困難があっても最後まで自分らしく生きていかなければいけない責任があります。それは自分のためにそうしたいのです。自分のために頑張るのだけれど、私の頑張っている姿を家族もきっと見ていてくれると思います。私の頑張っている姿を道場生もきっと見ていてくれると思います。


2022年07月12日(火) たくさんのありがとう

今日から下半身のトレーニングを始めました。トレーニングの内容は、先ずは火の呼吸と言う呼吸法で頭や体を覚醒させ、ストレッチで良く身体を解し、レッグエクステンションとレッグカールとヒップアブダクションとヒップアダクションをマシーンで行い、腹筋と背筋と首筋を補強で行いました。トレーニングがとても楽しく感じます。やはり怪我をしたことで私の心の有り様が変わったから感じ方が変わったのだと思います。昨日とても嬉しい事が2つありました。一つは閉まりかけたエレベーターのドアを、私がエレベーターに乗ろうとしているのに気づいてくれた方が、わざわざドアを開けて待っていてくれました。私が「ありがとうございます」と言うとその方は「暑いなか大変ですね」と私を励ましてくれました。もう一つは私が電車の改札を出る時に、財布をポケットから出してスイカをタッチしようとした時に、ポケットから1円が落ちました。私は1円を拾うのが億劫なぐらい疲れていましたし、松葉杖歩行なので地面に落ちている1円を拾うのはとても大変です。私は1円を拾わずに改札を通り抜けました。そしたらそれに気づいた方が、私に1円を拾って渡してくれました。とても嬉しかったし、いくら疲れているからと言ってお金を粗末にし拾わなかった事を後悔しました。本当にありがとうございますの毎日です。怪我をしたことで今まで見えなかった物がたくさん見えるようになりましたし、今まで見えていた物も見え方が変わりました。たくさんのありがとうと思う出来事に囲まれて毎日を過ごさせて頂いています。頂いたありがとうを誰かに渡さなくてはいけないと思います。


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