DiaryINDEX過去の日記未来の日記
2022年04月18日(月) 心に残った言葉

「同志少女よ、敵を撃て」を読んでいます。今はちょうど半分ぐらい読み終えたのですが、心に残った言葉を書きたいと思います。それはイリーナ教官が生徒達に教えた言葉で「相手を侮るな、自分だけが賢いと思うな」でした。戦う時に戦術を考えるうえでとても大切な事だと思います。先ずは戦う上での戦術の定石と言う物をしっかりと勉強して理解した上で、その定石を相手が知っている事を前提に、相手がどうしてくるかを何個か考えて、さらにその裏をかいてくる事までを想定し、しっかりと頭の中で何度もシュミレーションし、さらに想定外の事が起こる事を覚悟して戦いに臨まなくては行けないのだと思います。自分が賢いと思っていたり、自分が強いと思って自信満々な人ほど思わぬ事が起きた時には弱いのかもしれません。自分を弱いとか自分を愚かだと思う必要はないと思いますか、常に相手も強い、相手も賢いと思っていなければいけないのだと思います。私も空手の試合でこの選手と戦うところまでは絶対に勝とう、この選手に勝つのを目標に稽古して試合に臨んだ事があります。その選手の勝っている試合を何試合か見て、接戦だった試合を何試合か見て、負けている試合を何試合か見て、自分の出せる技、自分の良い所、自分の苦手な技、自分の悪い所を抜き出して、相手のその部分も抜き出して、その情報をもとに戦術を組み立てて、それがハマって強い選手に勝てた事がありました。逆に相手を侮ってしまい、自分より格下だと自分が勝手に決め付けて試合に臨み、散々に負けてしまった事もあります。叶わぬ事ですが、今の心と頭があり、25歳の頃の身体があればなと思うばかりです。でもこれだけは経験と体験の中で学ぶ事なので、誰かに教えてもらう物ではないのだと思います。


2022年04月17日(日) 全日本空手道選手権大会

第53回全日本空手道選手権大会・2022全日本女子空手道選手権大会が終了しました。東京城南京浜支部からは2010年に故前橋妙子初段が出場してから12年ぶりに平野珠希が出場しました。一生懸命に戦っている姿に感動しました。私は今年も第一試合の主審をしました。なぜかルール改定されて以来の全日本・世界大会で第一試合の主審をするのが定着してしまいました。大会の良し悪しや選手の勝敗を預かるので本当に緊張します。


2022年04月16日(土) 2022年極真祭

2022年極真祭がおわりました。東京城南京浜支部の選手19名はみんな一生懸命に戦いました。試合に出る上で大切な事は、試合までの日々をどう過ごすか?そして試合場で自分を見失うことの無いよう最後まで諦めないで一生懸命に戦う事、そして出た結果に自分が支配される事なく受け入れ、次の日からの自分の人生に生かして行く事だと思います。私の希望は正しく健全に強くなって欲しいという事です。礼儀や挨拶を守り相手を尊敬する気持ちを忘れず、試合を運営してくれる人に感謝し、試合場を尊重し、弱い自分に打ち克つ心を身に付けて欲しいと思います。試合の中で起きた事に自分で考えて対処出来る知性を身に付けて欲しいと思います。フィジカルやスタミナで誤魔化して試合に勝つ事も私は好ましいとは思いません。試合に勝つ事に心を奪われて、技術や巧さの成長では無く、フィジカルとスタミナの成長で相手に差を付け勝っている選手がたくさんいるように感じました。その勝ち方だと自分の悪い所に気が付けずに強くなってしまい、本当の意味での成長を妨げてしまう可能性があります。焦らずに急がずに一歩一歩着実に、心と身体と思考と技術を成長させて行って欲しいと思います。選手の皆さんは本当にお疲れ様でした。先ずは心と身体のダメージや怪我を回復させて、また稽古に励みましょう。生徒達を試合に出して頂きました。ご父兄様には心から感謝を申し上げます。


2022年04月15日(金) 当たり前を当たり前と思わず

本日は審判講習会および全国支部長会議でした。久しぶりに全国の支部長方と顔を会わせる事が出来て、とても新鮮な気持ちになりました。当たり前の事が当たり前では無くなった事で感謝や嬉しさや喜びを感じました。当たり前の事を当たり前では無くなってから感謝や嬉しさや喜びを感じるとという事は人生の中でたくさんあるのだと思います。当たり前の事を当たり前と思わずに毎日を過ごす事っ本当に大切なんだろうと思います。


2022年04月14日(木) 夢は叶わない、でも夢を目指そう

私は、夢は叶わないものだと思っています。でも夢を目指したほうが良いと思っています。この言葉を聞いて、いったい何を言っているの?矛盾してるじゃないか?ふざけているの?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。でも私は本気でそう思っています。夢は絶対に叶わないと言っているわけではありません。でも1000人のうち500人がなれるのなら、それは夢とは言いません。1000人目指して1人しかなれないぐらいのものを夢と言うのだと私は思っています。だから1000人目指しても999人は叶わないと言う事になります。じゃあ何で夢を目指した方が良いか?と言うと人間は夢を目指せば本気になります。人間は本気で何かを頑張ったら自分を変える事が出来ます。自分が進化して行きます。そしてもしその夢が叶わなかったとしても、夢を目指して本気で自分が歩んで来た道を振り返ってみれば、その道は輝いています。そしてその道中で同じ夢に本気に取り組んだ仲間が出来ます。その道中で出来た仲間や経験や体験は大きな財産となります。得る事が出来なかった夢以上の物を手に入れる事が出来たりもします。たった1度の人生ですから、本当にやりたいことを見つけて、夢を目指して本気になって生きて行って欲しいと思います。長男は本気になれる夢を見つけたようです。次男にも本気になれる夢を見つけて欲しい思います。


2022年04月13日(水) 幸せとは?

私は自分の人生の中で、今が1番幸せです。じゃあ昔は幸せじゃ無かったのか?今より幸せな時は無かったのか?と聞かれれば昔も幸せでしたし、幸せな瞬間もたくさんありました。ですが私は頑張って毎日、毎年、今までの幸せな時1位を更新して行っています。今を幸せと思う事で過去を幸せだったと振り返る事が出来ます。27歳から35歳ぐらいの私はとても自分に厳しくなり、頑張ったことの先に幸せがあると思っていました。試合を引退し妻と出会い、頑張らなくても幸せはある事をしりました。もし妻と出会わなければ今でもお酒を飲んでいないと思います。自分にも人にも厳しく気難しい面白みのない人間になっていたと思います。酒を飲んで昼まで寝ていて子供達の喧嘩している声で目をさます日がある事も幸せです。49歳になり、ちょうど良い感じの人間になれたような気がします。


2022年04月12日(火) 最悪の結果がのちに幸せを運ぶ

2005年11月に行われた第37回全日本空手道選手権大会に私は出場しました。私はその3ヶ月前の8月に行われた茨城県大会重量級で優勝していました。しかもその年の4月の千葉県大会の決勝戦で負けた若手のホープと再戦して勝つ事が出来ての優勝でした。そこから3ヶ月間とても良い内容の稽古が出来て試合当日も絶好調でした。実際、1回戦の試合中も身体の動きが良く、試合の序盤から中盤まで私の技が思うように相手に入り、相手の技は全部避けるか、捌くか、受ける事が出来ていました。しかしラスト30秒でラッシュをかけようとして打ち合い始めた時に、相手に右膝の内側を蹴られました。その瞬間に膝の内側からパチッと言う音が聞こえました。そして足に力が入らなくなりました。相手にラッシュをかけられ攻撃されたのに対して、私は右足をかばいながら反撃するのが精一杯で一方的に技を受けてしまいました。結果は5-0の判定負け完敗でした。私は開始戦に戻り挨拶をしたのですが、そこで足が動かなくなり、歩く事が出来なくなりました。主審に肩を貸して頂き試合場を降りると言う恥を晒してしまいました。そのまま医務室に運ばれ、タクシーで病院へ行きMRIを撮ると右膝の内側側副靱帯を断裂していました。診断が終わり、会場の東京体育館に戻るため松葉杖をつきながら病院の外へ出ると、試合を見に来てくれていた私の友達と私の妻がいました。私の妻と書きましたが、その時は私と妻はただの友達でした。しかも10歳も歳が離れた友達なので、その時は将来結婚をすると思うどころか付き合うことになるなんて思っていませんし、妻が私を好きになってくれるなんて夢にも思っていませんでした。友達皆んなが私に慰めや励ましの言葉をかけるなか、妻は後ろの方でずっと黙って立っていました。妻は私と目が合うと何か思いのある感じの目をしましたが、何も言いませんでした。「じゃあまたね!年末に福島で会おうね!」という感じの言葉を交わし、友達皆んなと別れました。これはのちに妻から聞いたことなのですが、妻は私の試合を見て「自分も頑張って生きなくては」と思ってくれたそうです。そして妻はその年の年末に福島で会った時に自分の環境を大きく変えた事を私に話しました。その試合は私にとって本当に最悪の結果でしたが、妻が私の試合を見て何かを感じてくれたのならば、その試合は私にとって人生最高の試合だったのかもしれません。その試合で私の未来が変わったのかもしれません。もしかしたらその試合が無ければ、その2年後に妻と付き合うことは無かったのかもしれません。私はこう思います。何かを頑張ってそれが失敗しようと、頑張った事がマイナスになる事は絶対に無いと思います。一生懸命に頑張って一歩一歩進んで行けば、いつか何かに繋がると思います。どこかで誰かが見ていてくれると思います。それを妻が私に教えてくれました。感謝しています。


2022年04月11日(月) 身体の状態

腰部脊柱管狭窄症になってから、だいぶ時間が経ちましたが、暖かくなってきたおかげもあるのか?少し痺れが残るものの、ここに来て大分状態が良くなって来ました。なので先週からウエイトトレーニングを再開しました。もう半年前に扱えた重さは扱えず、半分以下の重さでトレーニングしています。せっかく良くなって来たので、また悪化させて、元の木阿弥になりたくないので、しっかり自分の体と相談しながらトレーニングして行きたいと思います。目標はたくさんあるので無理はしないように、でも1つ1つ堅実に頑張って行きたいと思います。


2022年04月10日(日) 同時読み

中村文則の「自由思考」と逢坂冬馬の「同志少女よ、敵を撃て」を読んでいます。私は好きな作家の作品を徹底的に読みまくるタイプなのですが、「同志少女よ、敵を撃て」はテレビで話題になっていたのと、帯に書いてあった言葉を見て、これを読みたいと思いました。その言葉は「独ソ戦、女性だけの狙撃小隊がたどる生と死」「戦争は女の顔はもちろんのこと、男を含めたあらゆる性別の顔もしておらず、つまり人間の顔をしていないのだという事実を物語ろうとする、その志の高さに感服した」と言うものでした。読み出してもういきなりその物語の世界観に引き込まれてしまいました。中村文則の「自由思考」は中村文則さんのエッセイで、中村文則さんの作品は大好きなので、即買いでした。私は2つの本を同時に読む事ができます。例えば電車の中では「自由思考」をお風呂の中では「同志少女よ、敵を撃て」を読むという感じで読み進めて行きます。2つ同時に読んで内容がグチャグチャにならないの?と思う方もいるかもしれませんが、私はそれは全然ありません。これが才能なのか?分かりませんが、この才能はなかなか便利です。読みたい作品を同時に読めるなんて本当に幸せです。


2022年04月09日(土) 妻の誕生日会、もはやサプライズではないが、

今日は妻の誕生日会を五反田のフライデーズで行いました。なんで毎回フライデーずなの?と思うかもしれませんが、私が妻と初めて知り合った時に食事をしたお店が六本木のフライデーズだったからです。その時からもう17年経つのですから本当に早いものです。その時にお店で他のお客さんが誕生日のサプライズケーキで祝ってもらっているのを見て、妻が「こんなことしてもらえたら嬉しいだろうね」と言っていました。その時はまさか自分がそれをやってあげる役になろうとは思いもしませんでしたが、もう毎回なのでサプライズでもないのですが、いつまでも妻を大切に思う気持ちが変わらないという思いと、いつまでも一緒にいたいと言う思いを込める気持ちで、それを続けています。


kanno

My追加