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人間が崩れる時は、意外に緩やかに崩れて行きます。少しずつルーズになり、少しぐらいならイイか?と緩やかに緩やかに降って行ってしまいます。そして下降線が緩やかなだけに自分でも大きな崩れを自覚出来なくなってしまいます。私もそんな時があります。数日前に妻から指摘され、自分の崩れに気がつく事が出来ました。先延ばしにすると忘れてしまうので、私は直ぐにその事の改善に取り組みました。その改善した事は直ぐに結果に結び付きました。今年の終わりにそれに気付けた事で来年を良い形で始められると思います。
武道だけではなく芸事の世界では見取り稽古と言うのが大切です。先生や先輩の動きを見て学び技を盗むのです。先生から習った事は意外に習って完結して自分の物にせずに終わってしまいます。でも自分で見て学んだ事は自分で考えて稽古し、自分の中でしっかりと消化して自分の物にして行くものです。そして囲碁や将棋の世界では先人の今までの対局で行われた棋譜を研究し定石を学ぶ事は必須です。空手においてもそれは当然とても大切な事です。空手の試合のビデオを見漁って学ばなばなければチャンピオンにはなれません。定石を知り、自分の発想が正しいか間違っているかを確かめ新手が生まれるのです。そして会場で試合を見る事も大切です。自分が上りたいと思っている舞台を見た事もない人が、その舞台に将来上がれる訳がありません。夢や目標はだんだん近づいて行くものです。実際に会場で間近に選手達の試合を見る事で感動し自分の中に革命が起きるのです。その証拠にこの前、世界大会を会場に観に来た10人の少年部の子、全員が将来世界大会に出場するのが夢になりました。まるで19歳の頃の私を見ているようでした。
今日は大亮からとても嬉しい報告をもらいました。高校受験のため休会している大亮が受験する高校が決まり、受験が終わったら道場に復帰すると言う報告でした。気が早いかもしれませんが、私もヨシッ!生徒達と世界を目指す準備をしなければと思い気合が入りました。今、頑張って稽古に来ている中高生を鍛えて行けば四年後の世界大会を十分目指せると思います。私も時間を惜しんで空手道に邁進したいと思います。
私が運営する国際空手道連盟極真会館東京城南京浜支部の2019年冬季昇級審査会と組手競技支部内交流試合が無事終了しました。手伝いをしてくれた道場生のスタッフの皆さんには本当に感謝しています。審査や試合に挑戦した道場生の皆さん、本当によく頑張りました。今年の最後を良い形で締めくくれたのではないかと思います。子供達を審査や試合に出る機会を与えてくれたご父兄様にも感謝をも申し上げます。今年1年の大きな行事を全て無事終了出来た事を本当に感謝しております。
私は武道家らしい人間でいたいです。私は空手家らしい人間でいたいです。私は武道家くさい人間でいたいです。私は空手家くさい人間でいたいです。自分の心や身体や生き方に武道が空手が染み付いているような人間になりたいと思っています。
私の子供の頃からの夢は「強くなりたい」という事でした。「この世で1番強くなりたい」それが明確な夢になったのが「極真空手の世界チャンピオンになりたい」と思った瞬間でした。年齢の規制もあり私は極真空手の選手としては引退しましたが、今でも夢を諦めてはいません。だから今でも一生懸命稽古しているのです。自分の夢を生徒達や自分の子供に託すと言う気持もありません。あくまで自分が1番強くなりたいから一生懸命に稽古するのです。だってこの夢は自分の夢だから、生徒達や自分の子供が叶えたから私がどうなるものでもありませんし、報われるなどとは思わないのです。自分が一生懸命に稽古した事を生徒達に一生懸命に指導し、生徒達の中から世界チャンピオンになりたいと言う人がいたら、それは一生懸命導いてあげたいと思います。私は死ぬまでこの夢を諦めるつもりはありません。死ぬ瞬間までこの夢を追いかけていたら、次この世に生まれてきた時にもその夢を追いかけるのではないかと思っています。私が「世界で1番強くなりたい」という夢を諦めてはいない事を知って頂きたくて、この日記を書きました。
今年の漢字は「令」でした。確かに今年の日本の世の中を考えると、しみじみと「令」だったなと思います。私の今年の漢字を考えるてみたところ、パッと出て来た漢字は「挙」でした。事を起こす。手を挙げる。成果を挙げる。と言う意味で「挙」を選びました。常に自分で事を起こして来た事が成果を挙げ、自分で手を挙げて立候補した事で成果を挙げる事が出来た年でした。来年はさらにさらに精進してこの勢いをさらにさらに加速させて行きたいと思います。
長男は、本当によく笑う子です。本を読んでいても笑ったりします。テレビを見ていてもゲラゲラ笑っています。学校で国語の教科書を読んでいる時に笑いが止まらなくなってしまい、先生に注意をされたそうです。よく言えば長男は想像力が豊かなのだと思います。想像力が豊かな事は良い事なので、その部分は伸ばして欲しいと思います。授業中は集中してしっかり授業を受けて欲しいと思いますが、笑ってはいけない状況の中でこそ笑いが止まらなくなる気持はとても良く分かります。
12月が10日過ぎました。2019年令和元年もあと20日たらずで終わりとなります。私はもう来年の半ばぐらいまで、やらなければならない事や、やりたい事でいっぱいとなっています。だから正直年末気分もあまりありません。考えてみると道場を開設してからはずっとそんな感じです。ここ数年、私にとって勝負の年が続いています。そして来年は本当に自分の未来がどうなるのか?大きく左右する勝負の年になると思います。私の道場の事で言えば、来年の秋季審査会からついに新たな審査基準での審査が開始します。その技術体系や審査体系を完成させなければなりません。今年は世界大会が終わりましたので来年から4年また新たな気持ちで指導に励み4年後には何らかの形を残したいと思います。そして8年後の世界大会には必ず選手を出場させて見せます。そのためにも今年はさらに入門者が増えるよう道場生の獲得に力を入れたいと思います。道場生が増えれば底辺が広がりピラミッド的に頂点も高くなって行きます。これは私1人では出来ないことなので、いろいろな方に力を貸して頂き進めて行きたいと思います。国際空手道連盟極真会館の組織活動では私は極真会館の技術委員になりましたので、極真空手の未来は自分の肩にかかっているという気持ちで、その責任と義務を果たしたいと思います。家族のことで言えば次男も来年は小学生になります。長男も次男もいつまでも子供ではありません。体の成長とともに力も付き、知識も増え自尊心も増し自己主張もするようになり、物事への分別も付き、自分の意見と親の意見の違いや親の考えや意見の矛盾点に反抗する心も大きくなって来るようになると思います。いつまでも子供だと思って舐めていたら大間違いで、私も人間としても親としても成長して子供達に接して行かなければならないと思います。来年は妻と結婚式をしてから10年の節目の年となります。自分が結婚式で誓った妻を思う気持ちが変わっていない事を表すような事をしたいなと思います。
私は、空手を始めて31年になります。稽古をしていると毎日、自分の悪い所や苦手な所や弱い所が見えて来ます。31年もやって今だに新たな気付きがあります。こんなにやってやっと気付くなんて、どれだけ自分は才能がないのか?と思います。でも気付かないで終わる人や、気付いたけど出来るようにしなかった人よりは、私は数段上だと思っています。特に最近、思う事は私の師匠である廣重師範は凄い事を言っていたのだなと今になり実感しています。また技術委員会になり松井館長と空手の技術や稽古に付いて話す機会が増えたのですが、その時間が私にとって凄く勉強になっています。
kanno
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