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2019年10月29日(火) 稽古とは?

稽古とは自分を俯瞰して見つめ直し、自分の今の状態や良し悪しに気付き、良い所は伸ばし、悪い所は改善し、常に前進する事だと思います。そしてその稽古の中で気付いた事から普段の生活習慣や、自分の生きた方や、心構えなども見直して改善して行く事も大切ですし、それも含めて稽古だと思います。そして稽古の中での学びを社会生活の中で生かして行く事も稽古だと思います。何かに挑戦し目標を持って一生懸命に稽古する人には必ずそこに求めていた物以上のプラスαとも言える物を得る事が出来ます。それは目に見える価値のものではありません。簡単に言うと徳というものなのかも知れません。自分に取って得なものだけを上手く得ようとする人は、得はしても徳を得る事は出来ません。結局長いスパンでものを見た時には徳のない人は得はしないと思います。稽古とはそのような事も学べる場です。


2019年10月28日(月) 稽古とは?

稽古と練習と訓練とトレーニング、全ては何かを上手に出来るようにやる事なのですが、稽古と練習と訓練とトレーニングという言葉ではニュアンスやイメージが違うように感じます。稽古とは何か?日本の武道や茶道や書道など道の付くものは稽古と言います。稽古とは「古を稽う(いにしえをかんがう)」「昔のことを考えて調べる」「古(いにしえ)の事柄に照らしわせながら、物の道理を学ぶ」ことなのだそうです。千利休によれば「稽古」には、「一から十まで学んだ後、再び一に戻る」 という意味があるそうです。その事を踏まえて私は、稽古とは、「学んでいるものや学んでいるものを前進させてくれた先人達、またその先人達の知恵や技術に尊敬と感謝の念を持ち学びを行うこと、その先人達が守ってきた礼儀作法や形式などにも敬意を持ち遵守し学びを行うこと、そして常に初心に帰る謙虚な気持ちを持って学びを行うこと、そしてその学びから物の道理や人の道を知ること」という事だと思っています。その気持ちを常に意識して稽古に励まなければならないと思います。またそう自分がして行かなければ、この素晴らしい伝統や文化や格式は失伝し、この日本から消えてしまう事になってしまいます。私は自分の命を懸けても、私が素晴らしいと思う極真空手を私達が居なくなった遠い未来に残したいと思っています。


2019年10月27日(日) 全関東大会

茨城県水戸市の茨城県武道館で全関東大会が開催されました。私の運営する支部からは安西愛琉、安西昊晴、今野譲が出場しました。結果は1回戦敗退でみんなが得たいと思っていた結果ではなかったかも知れませんが良く頑張ったと思います。ご父兄様も本当にご苦労様でした。そして子供達に試合に出るチャンスを与えて頂き本当に感謝しています。子供を水戸で行われる試合に出場させる為には、ご父兄様は、いろいろな面で負担がかかる事と思います。その中で1回戦敗退だったりするとガッカリしてしまうかも知れません。もしかしたら、遠くまで電車賃と宿泊費をかけて試合に出してもどうせ1回戦敗退なのだろうからと思ってしまうかもしれません。ですが私は子供達を遠隔地の試合に出させて欲しいと思います。試合で行くのですから観光も出来ませんし、緊張もありご当地の美味しい物も食べる事も出来ないかもしれません。でも私は遠隔地で行われる試合に子供達を出させてあげる事は子供達に取っても家族にとっても絶対に良い事だと思います。家族みんなで同じ目標の為に協力し合う事も凄く良い思い出になると思いますし、子供達もいつか大人になった時や自分が親になった時に、自分の人生を振り返り、その事を思い出したら必ず両親を尊敬し感謝すると思います。またそこまで両親に愛情や期待を形で見せて貰えば、その両親の期待に応えたいと思い頑張ってくれると思います。


2019年10月26日(土) 空手バカ一代

「空手バカ一代」のコミックを全巻買い揃えました。この「空手バカ一代」はたぶん3〜4回は買い揃えては、誰かに貸したり、なくしたり、あげてしまったりしました。今回、何故買い揃えたかというと長男もそろそろマンガが読めるようになって来たと思うので、空手バカ一代を読んでもらって、私が何に憧れて稽古したのかを知ってもらいたいと思ったからです。長男も極真空手や大山総裁に興味があるようなので頑張って読破して欲しいと思います。


2019年10月25日(金) 城南イズム

「ファイト&ライフ」という格闘技雑誌で「極真カラテ・日の丸を背負い覚悟を持って戦った男たち」という記事で私の先輩である八巻健志先輩と数見肇先輩の記事が載っていました。八巻先輩のインタビューで「城南イズムとは?」という問いに、八巻先輩は「城南イズムとは、空手の追求だと思います。廣重師範の下で空手を学んだ者はみなそんな気持ちなのではないかと思います。」と答えていました。とても感動しました。城南支部と言うものはもう形としてはありません。皆、各派にバラバラになってしまいました。ですが私が知る限り、城南の先輩、同輩、後輩は本当に空手が好きで現役選手を退いた今も皆、空手道の追求に邁進しています。今でも皆の中に城南イズムが生きているのだと思います。数見先輩のインタビューでは「極真時代の朝練の習慣が身に付いているんですかね、自分はどんなに暑いときでもエアコンなしの方が好きだし、落ち着くんです。」とありました。そのインタビューをした日も道場は蒸し風呂のように暑かったと書いてありました。城南支部の本部道場の蒲田道場にはエアコン自体が無かったので、本当に暑かったです。しかも全日本や世界大会の稽古が本格的に始まるのが8月なので暑い時から稽古が激しくなります。もうみんな汗だくで稽古していました。ですが全日本や世界大会は11月で涼しくなっていますので、その頃にはスタミナが付き身体も心も強くなり試合に臨めました。とても懐かしく思います。私は世界大会に出る事は出来ませんでしたが、第6回と第7回世界大会は、世界大会に出た先輩方と世界大会前に激しい稽古をさせて頂き、試合でもセコンドに着かせて頂いたので、先輩方のドラマを間近で見る事が出来ました。それは私にとって大きな財産となっています。私は今もその頃の先輩方の背中を追いかけています。これからもずっと追いかけて行きたいと思います。


2019年10月24日(木) 痛める

この時期は必ず腰を痛めるのですが、今年もやはり腰を痛めてしまいました。ですが事前に痛めそうだなと予防をしていた事と、痛めた後に素早くケアしたおかげで、ごくごく軽傷で済ませる事が出来ました。これ以上痛めないようにしっかり様子を見て身体を動かして行きたいと思います。


2019年10月23日(水) 世界大会

朝の空気が澄んで冷たくなり、金木犀の匂いがすると全日本、世界大会の時期だなと感じます。第4回世界大会を見て空手を始め、第5回世界大会を会場で観て、第25回全日本大会は黒澤先生のセコンドに着かせて頂き、第6回世界大会では数見先輩のセコンドに着かせて頂き、28回全日本大会に初出場し1回戦敗退、32回全日本大会ではベスト16、第33回全日本大会は2回戦敗退、第34回全日本大会は1回戦敗退、第36回全日本大会は1回戦敗退、第37回全日本大会は1回戦敗退、第38回全日本大会はベスト32でした。ですからこの時期に緊張して過ごす事がなくなってから、早13年が経つという事になります。時が経つのは本当に早いなと思います。世界大会に出場するという夢が叶わず引退する時は、もうこの人生で、この夢を追いかける事は出来ないのかと絶望しました。でも自分が限界だと思う所まで頑張ったので、出た結果に対しては納得する事が出来ました。第8回世界大会で木山選手が優勝してから、世界大会で日本選手が優勝する姿を見ていません。9回世界大会はエウェルトン・ティシェイラ、10回世界大会はタリエル・ニコラシビリ、11回世界大会はザハリ・ダミヤノフでした。11回世界大会の閉会式で、私は自分が支部長でいる間に日本選手が優勝する姿を見る事は出来ないのでは?と思ったぐらいでした。48回全日本大会でルール改定をしてから日本選手に追い風が吹き、全日本大会も三年連続日本選手が優勝しています。今回は日本選手が優勝する姿を見る事が出来ると思います。その姿を息子達にも見てもらいたいと思います。私が第4回世界大会を見て空手を始めたように、私が第5回世界大会を見て空手の選手になる事を決めて東京に来たように、息子達もきっと何かを感じてくれると思います。世界大会の最終日11月24日まで、残り1ヶ月です。


2019年10月22日(火) ダラーッと

即位礼正殿の儀をテレビで見ました。首と腰に痛みがあったので一日中家でゆっくりとしていました。ただダラーッとテレビを見て過ごす日もたまには良いなと思いました。


2019年10月21日(月) 長男の作品が展示される

長男の工作が池上会館に展示されました。日曜日にそれを家族で見に行きました。作品は、ペットボトルと紙粘土を使った工作でした。長男はクワペットという作品を作っていました。他の人の作品はペットボトルをコップのようにして作った作品でしたが、長男はペットボトルを横に使って作品を作っていました。人を真似る事なく、自分で考えて、自分の作りたい物を作ったのだと思います。長男の作品は、他の人の作品に比べたら決して上手いと言う作品ではありませんが、独創的な所が良かったと思います。またそれが出来た事はとても素晴らしい事だと思います。長男を誇りに思います。私は子供の頃、悪い意味で人と違う子だったので、人と違うという事を思春期に凄く気にするようになってしまいました。長男もなかなかな個性を持っていると思います。どんな生き方をしても良いから、その個性を失う事なく生きて行って欲しいと思います。


2019年10月20日(日) 試合

私の運営する道場の第12回型競技支部内交流試合と第3回I.K.Oセミコンタクトルール支部内交流試合でした。私の長男はセミコンタクトルールの試合に、次男は型競技とセミコンタクトルールの試合に出場しました。型競技では次男は本当に頑張りました。前回試合に出た時は太極その一をなんとか出来たぐらいでしたが、今回は平安その二と言う難しい型をしっかり覚えてやっていました。セミコンタクトルールの試合でも出合頭に回し蹴りを出すと言う今まで出来なかった事が出来るようになっていました。長男はセミコンタクトルールの試合でセミコンタクトルールの特性を活かした技術を使って上手に戦っていたので良かったと思いますが、稽古の時に注意した相打ちの後に必ず次の技に繋げるという事が出来ていなかったのが残念でした。そして型競技に自信が無いと出場したかった事が残念でした。長男は次男が型競技で頑張っている姿を見て、試合に出なかった事を後悔しているようでした。兄弟同士でお互いを高めあって行ってくれたら良いなと思います。


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