今日は近所の大病院で親不知を抜いた。先週からの感染症の痛みは未だあった。熱は下がっていた。結局、上下を一緒に抜く事になった。麻酔の後、ペンチのようなもので下の歯を力任せに抜かれた。その後、縫合していると。ところが、上はあっという間に抜けて衝撃もあまり無かった。上は縫合はしないと。終わってからも麻酔が効いているので痛くはない。痛かったのは、財布。結局600ドル(72000円)も払った。保険が効かないからだ。薬代も高い。また目の調子も悪かったので、ついでに眼科にも行った。結膜炎だと。これも数百ドル取られるはず。トータル10万円コース。費用が高いのが一番痛い。抜歯後は痛み止めの薬の為、痛くはないが、やはり発熱してきた。夕方病院から帰り、即寝た。何も食べないで。でもペニシリンが効いたようで、朝には熱もひいていた。抜いた所もあまり痛くない。
10年程前、日本で親不知を抜いた後、死にそうなぐらい痛んだ事を思い出した。当時も大学病院で抜いたのだが。しかし、今回はぜんぜん痛くないし、あまり腫れてもいない。きっと歯の生え方とかが違うのだろう。痛かったのは財布だけだ。
今日行った病院は全米でも有数の大病院なのだが、巨大すぎてとても不便だ。 先ずパーキング代が高い。3時間ぐらい経つともう8ドル。路駐車できないのでパーキングに停めるしかない。全く足元を見ている。 受付後も手続きが面倒。先週の費用を先ず払ってくれと。 「先週は先生が無料にしてくれると言ったよ」と交渉。するとレントゲン代は取りますとか。好きなだけ持っていけとカードを出す。
歯を抜いた後も私は外人なので、international office に来てくれと遠く離れたビルまで、歯が痛むのに行かされる。ただ、これはどうも外人割引の為ゆえ仕方ない。
薬を貰う(買う)場所も混んでいて30分待ち。高い金を払わされてこの不愉快な連続だ。たいした病気でなければ、巨大病院など行くものではない。
ただ、この病院には優秀な先生がたくさん居るらしくて、USAでもここでしかできない大手術とか結構あるみたい。中東の産油国の金持ち王様がチャーター機で検診とかもにも来らしい。
親不知の痛みが少し緩和してきて、熱も下がった。 今日は朝7時に起きて、ワールドカップ、決勝を見た。ブラジル対ドイツ。 USAでは時差の都合で放送時間が深夜、早朝などとなり、なかなかワールドカップの試合を見るのは大変だが、決勝戦は見なければ。審判もベテランの「はげ頭」の彼だ。安心して観れる。現在の地球上で最高の試合が見れるはずだ。
前半はドイツがボールをキープ。ブラジルも個人技、ドリブルで攻め入るが点は入らない。お互い素晴らしいプレー。パスもそれを奪い取るタックルも反則にはならない程度でフェア−である。審判は非常に厳しく見ている。「え、これで反則?」と思うぐらいのプレーも反則に取る。
ドイツの組織のサッカーが前半を押し気味に進める。お互いのチームのプレーにミスが少ないので見ていて、非常に心地よい。正にワールドカップの試合。 ドイツのフリーキックがポールに当たりわづかに外れる。日本の下手なフリーキックとは天と地に差がある。ドイツのキーパー カーン。正に壁。ことごとく止める。すごいキーパーだ。ロナウドが正面からクイックターンでワンバンドシュート。普通なら間違いなく得点のシュート。カーンは、かろうじて防いだ。感動的なプレーだ。結局無得点のまま後半へ。
1点取った方が勝ちだなと思った。 後半、リバウドからシュートされたボールをカーンがこぼしてしまった。ロナルドが、ちゃんと走り込んでいる。シュート。ついにブラジルに1点が入った。 ここで私は、「ドイツ、頑張れ。」と応援。なんとかして追いついて欲しい。少しでも長くこのすごい試合を観ていたいから。 ドイツも頑張って攻めるが、ブラジルのキーパーもよく止める。そして、ブラジルは、センタリングされたボールを、リバウドがわざと、受けずにロナルドへスルー。ロナルドはフリーで、そのままシュート。これにはカーンもどうしようもない。完璧な得点。これで決まったなと思った。
1点目は、もしカーンがボールをこぼさなければ悔やまれるが、2点目は、文句無しのブラジルの完璧な得点。ドイツも負けを認めざるを得ない。
本当に素晴らしい試合に感動した。ドイツも後わずかだった。これぞ、ワールドカップ決勝と言う試合を観る事ができた。
こんなすごい試合を観ると残念ながら日本は、まだまだ駄目だなと思う。世界トップとは差がありすぎ。今日の試合も雨が降っていたようだが、TVで観る限りパス回しとかに影響が感じられない。きっと、雨天ゆえパスの強弱とか調整していたのだろう。日本の前の試合とはえらい違いだ。
ワールドカップが終わってしまい寂しい気分。4年に一回しかないからな。2006年ドイツ大会。日本は今回以上の成績を残したいものだ。元気な韓国には負けないで欲しい。
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